環境心理学

2001年度の講義要項

2001年度の講義内容

( 1)4月 5日  環境デザインの発想1 環境心理学とはなにか

( 2)4月12日 環境デザインの発想2 アレキザンダーとパタンランゲージ

( 3)4月19日 プロクセミクスと領域性1 プロクセミクス

( 4)4月26日 プロクセミクスと領域性2 プロクセミクス・空間と人間関係

( 5)5月10日 プロクセミクスと領域性3 空間と人間関係

( 6)5月17日 休講

( 7)5月24日 プロクセミクスと領域性4 領域性

( 8)5月31日 プロクセミクスと領域性5 領域性・ソフトな防犯

( 9)6月 7日 プロクセミクスと領域性6 ソフトな防犯

(10)6月14日 照明と採光

(11)6月21日 照明と採光・色彩デザイン 

(12)6月28日 色彩デザイン・認知地図

(13)7月 5日 ユニバーサルデザイン1

(14)7月12日 ユニバーサルデザイン2



環境心理学22の重要事項

1.環境心理学とは:(1)環境心理学の歴史と関連分野、(2)環境心理学の古典(書名とおよその内容)

2.アレグザンダーのパタン・ランゲージについて:(3)都市はツリーではない、(4)パタン・ランゲージ

3.プロクセミクス:(5)四種類の対人距離(密接距離・個人距離・社会距離・公衆距離)、(6)4階建ての制限、(7)個体空間(パーソナルスペース)、(8)天井高の変化

4.領域性:(9)個人と家族・職場間の個別性と共同性のバランス、(10)家族と共同体間の個別性と共同性のバランス、(11)個別性追求の悪循環、(12)ソフトな防犯の二側面

5.照明と色彩:(13)色温度、(14)色の三属性(色相、明度、彩度)とトーン、(15)色彩の印象のWARM-COOL軸とSOFT-HARD軸

6.みて移動する空間のデザイン:(16)正の屋外空間、(17)リンチによる都市のイメージ、(18)認知地図の発達、(19)認知地図のゆがみ

7.ユニバーサルデザイン:(20)バリアフリー・共用品・ユニバーサルデザイン、(21)ユニバーサルデザインの7原則、(22)人工物の利用形態とユニバーサル・デザインの方法



試験問題

 重要事項から何題か(8題から10題程度を予定しています)、特定のトピックにかたよらずに、出題します。そのなかから指定された数だけ選択して(6題程度を予定しています)、わかりやすく解説してください。図解や表による説明は歓迎です。試験は参照不許可です。論述形式で論じたいテーマのあるひとは、レポートのほうで展開してください。



成績評価

 期末試験の得点に出席点をくわえて成績とします。出席点は、100点満点中の10点程度の予定です。レポートの提出は任意です。レポートの出来がよい場合にのみ、成績評価に加点します。そうでないレポートの場合はレポート未提出の場合とおなじあつかいで、成績には影響しません。レポートは、A4横書きで枚数は自由です。テーマは講義に関係したことなら、なんでもOKです。具体的な事例について、講義をふまえて検討されているものを、たかく評価します。本や資料などを参考にする場合には、かならず出典を明記してください。レポートの提出は、前期試験のときまでとします。直接、担当者に提出してください。(4年生については、前期試験のときまでにまにあわなかった場合には、事務室に7月31日までに提出すればうけつけます。)



2000年度の環境心理学の講義のレポートをもとにした論文です。改善案の提示は9月末頃までにまとめる予定です。改善案のまとめでは、学舎改善のブレーンストーミングをしたいとおもいます。興味のあるひとは、雨宮までメール(ame@ipcku.kansai-u.ac.jp)でおしらせください。

雨宮俊彦・内藤健一「パタン・ランゲージをもちいた大学キャンパスの探索 的環境調査(1) --指摘された問題点--」(PDFファイル1.4MB)