授業科目 心理学概論  後期集中  担当者 雨宮俊彦


講義概要  科学としての心理学は120年ほど前に成立した。現代心理学の内容は、生物学や工学に関連した分野から、社会や文化に関連した分野まで、おそろしく多岐にわたっている。本講義の目的は、多様化し発展をとげた現代心理学の見取り図を提供することである。1.では、現代心理学の内容と方法のル−ツを、心理学の主要な学派の歴史を紹介しながら検討する。2.では、現代心理学が提供しつつある心の描像を、身体的基盤と文化とのかかわりという観点から概観をこころみ、最後に心理学がどんな領域でもちいられているのか解説する。


講義計画

1.心理学の歴史

(1)心理学とは何か

(2)民間心理学と心の諸思想

(3)人間の誤りやすさと科学の方法

(4)心理学の成立

(5)ゲシュタルト心理学

(6)精神分析

(7)行動主義

(8)認知革命

(9)認知革命の展開

2.現代心理学の展望

(1)動物の心とロボットの心

(2)身体に根ざした心の科学

(3)感情と自己

(4)心の文化歴史理論

(5)言葉・道具・メディア

(6)集団と文化

(7)心理学の効用1:心の測定

(8)心理学の効用2:心のトラブルへの対応

(9)心理学の効用3:心理学と社会


成績評価の方法  定期試験の結果を成績とする。

教科書  講義担当者が作成した資料をもちいる。

参考書 @梅本・大山編著「心理学史への招待 : 現代心理学の背景」サイエンス社 1994

Aゼックミスタ・ジョンソン「クリティカルシンキング:入門編」北大路書房 1996

B菊池他編著「不思議現象なぜ信じるのか : こころの科学入門」北大路書房 1995

Cアトキンソン他 「ヒルガードの心理学」ブレーン出版 2002

Dファイファ−・シャイア−「知の創成:身体性認知科学への招待」共立出版 2001

 その他、講義の進行にあわせて紹介する。

備考  講義内容は一部変更する場合がある。