掲示板やカウンターなどCGIで作成したプログラムを利用するには、プロバイダーのサーバーに関する知識が必要です。初心者の方は、掲示板、カウンターを自分で設置するより、レンタルした方がよいと思います。広告はつきますが無料で貸してくれるところも数多くあります(詳しくは当館のホームページを作ろうのコーナーを見てね。)。広告がつくのが嫌だという方は、ほとんどのプロバイダーが用意している掲示板を利用すれば十分だと思います。私の利用しているPlalaは、カウンター、掲示板、アンケートフォームなど大抵のCGIスクリプトをあらかじめ用意してくれています。しかも設置方法も申し込みフォームに記入するだけでプロバイダーの方で自動的に設定してくれます。あとは、掲示板などのCGIスクリプトへリンクを貼るだけです。プロバイダーが用意しているCGIでは不満な方は、数多く存在するCGIスクリプトをダウンロードして自分で設置する必要があります。これにはFTPツールを使用します。ホームページを作ろうで解説しているように私はFFFTPというフリーソフトを使用しています。掲示板を設置するには、通常のホームページのアップロードと同様にファイルをプロバイダーのサーバーに転送する必要があります。ホームページを自分で作成している人ならば、誰でもやってますね。でも難しいのは、通常のページとは違うところに転送することが必要なプロバイダーも存在することです。わたしの利用しているぷららでは、CGIは通常のホームページとは別のアドレスへ転送しなければなりません。ユーザーの自作したCGIスクリプトを使用するためには、ホームページ開設手続きと同様に、申し込みが必要でした。以前に加入していたinfowebでは、通常のホームページと同じサーバーに転送していました。同じサーバーを使用するプロバイダーでもCGIは、たとえばcgi-binというような特定の名前を付けたディレクトリの中に転送しなければならないケースもあります。特に制約が設けられていない場合でも一般のファイルと区別するために、ディレクトリを作成してそこに転送することをお勧めします。それはなぜかというとCGIスクリプトは、パーミッションを変更する必要があるからです。通常のホームページは、誰でもアクセスできますが、ファイルを書き換えたりすることはできないようになってますね。windowsのファイルにもファイルの属性というのがありますね。マウスでファイルを指定し、右クリックすると読みとり専用のチェック欄がありますよね。プロバイダーのサーバーのほとんどは、OSとしてunixを使用しているのですが、UNIXの場合、ファイルの属性はかなり細かく設定できます。
アクセスしてくる人をオーナー、グループ、その他に区別したうえで、それぞれについて呼び出し、書き込み、実行について可、不可を設定することができます。この属性は、数字でも表記されます。CGIの場合は、777ないし755というパーミッションがよく使われます。777は、すべての人が呼び出し、書き込み、実行が許可されます。CGIを使えないプロバイダーが多いのはここに原因があるようです。プロバイダーと契約を結んでいる人以外の第3者がサーバー上のファイルを呼び出し、書き込みもできるので、セキュリティ上の弱点になる可能性もあるからです。したがって、これらの問題点を熟知した人以外は、CGIスクリプトの自作はやめた方がよいでしょう。