学部配当科目「情報セキュリティ論」では,多岐にわたる情報セキュリティの内容を,大学院(前期)配当科目「M情報セキュリティ特論」では,マルチメディアセキュリティ技術の内容を中心に説明した.本講義では,アフターコロナの世界で情報セキュリティを実現するうえで必須となる「ゼロトラスト」への理解を深めるとともに,マルチメディアセキュリティに関する最先端の論文(英語を予定)を読解して,情報セキュリティへの理解を深化させる.なお,本講義は教員も含めた輪講形式で進める予定である.
1)知識・技能の観点
2)思考力・判断力・表現力等の能力の観点
3)主体的な態度の観点
第1回 | ガイダンス,ゼロトラスト(I):ゼロトラストの紹介 |
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第2回 | ゼロトラスト(II):ゼロトラストを実現するための機能 |
第3回 | ゼロトラスト(III):ゼロトラスト実現のために利用する技術 |
第4回 | ゼロトラスト(IV):ゼロトラストの強化 |
第5回 | ゼロトラスト(V):ゼロトラストの導入 |
第6回 | ゼロトラスト(VI):ゼロトラストの実例 |
第7回 | マルチメディアデータと深層学習 |
第8回 | 深層学習を用いたマルチメディアへの攻撃(I) |
第9回 | 深層学習を用いたマルチメディアへの攻撃(II) |
第10回 | 深層学習を用いたマルチメディアへの攻撃(III) |
第11回 | 深層学習を用いたマルチメディアへの攻撃(IV) |
第12回 | 深層学習によるマルチメディアセキュリティ(I) |
第13回 | 深層学習によるマルチメディアセキュリティ(II) |
第14回 | 深層学習によるマルチメディアセキュリティ(III) |
第15回 | 深層学習によるマルチメディアセキュリティ(IV),総括 |
履修者は時間外にゼロトラストに関する書籍やマルチメディアセキュリティに関する論文(英語)を読解し,学習する必要がある.また,必要に応じ,その内容を発表する必要がある.
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する.
平常点40%(輪講による発表25%を含む),2回のレポート60%.レポートについては,マルチメディアに関する内容のものとゼロトラストに関する内容のものを予定.
1)知識・技能の観点
2)思考力・判断力・表現力等の能力の観点
3)主体的な態度の観点
特に指定しない.ただし,必要に応じて,講義資料を配布する.
他の参考書については,必要に応じて,適宜紹介する.
ほぼ1対1の形式になるため,授業中であっても学生の理解度を確認しながら進める.各課題や輪講での発表の完成度を見て,教員の考えを述べることで,履修者の成長を促す.
オフィスアワー
・授業前後か,もしくはアポをとっての別時間での対応
その他
・個人研究室への直接訪問かメールによる連絡(メールアドレスは社会安全学部HPを参照)
なお,大学院の授業であるが,BYOD[ノートPC]の必要についても記載する.