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M情報セキュリティ特論(2018年度)

学部配当科目「情報セキュリティ論」では,多岐にわたる情報セキュリティの内容を,網羅的に説明した.本講義では,テーマを絞り,「数学論」「マルチメディア」「プライバシー」「機械学習」「法律」から2つのテーマに絞り,輪講形式で議論を進める.

  1. 「数学論」は,情報セキュリティ技術の基礎となる数学を学ぶ.具体的には,公開鍵暗号方式の一つであるRSA暗号や画像・メディア解析を理解するために,群論やフーリエ変換・ウェーブレット変換などを扱う.
  2. 「マルチメディア」は画像・映像に利用される情報ハイディング技術(ステガノグラフィ・電子透かし)や匿名通信技術を取り扱う.なお,これらの技術を理解するためには,フーリエ変換・ウェーブレット変換などの数学が必須となる.
  3. 「プライバシー」は,近年話題となるプライバシーの定義からプライバシーを保護する技術(データの匿名技術)まで、様々な角度からプライバシーを議論する.
  4. 「機械学習」は,最新の深層学習も含め,データ解析に必須となる機械学習全般をプログラミングしながら学習する.
  5. 「法律」は,個人情報保護法を始めとする情報に関する法律を取り扱う.

なお,5)を除いて,1),2),3),4)のテーマに関しては,状況に応じてプログラミングも行う.

到達目標

本講義の到達目標は,選択したテーマの内容を正しく理解し,一般人にも説明できるようになることを目標とする.

授業形式

輪講形式のため,次回講義までに指定された範囲を読解する.また,各講義終了後,進捗状況に応じて課題を課す.

参考書

他の参考書は適宜紹介する.

備考

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