片桐塾生の声part4(No.205〜 )
ここには、片桐社会学塾の塾生から寄せられた意見を掲載します。プライバシーの問題もありますので、メールで送ってくれたものを、チェックして、名前をイニシャルに変えて、掲載したいと思います。どしどしご意見をお寄せ下さい。
276.(タイトル) 2種類の数値によって改めて浮き彫りとなった女性管理職に関する課題
By No.7 MS君 (2024.10.29)
第15回の社会学塾における基調報告「女性管理職の今とこれから 実体験を通じて」では、企業の女性管理職比率について取り上げましたが、東京証券取引所の最上位に位置するプライム市場に上場する全企業を対象に今年7月1日現在で調査したところ、女性役員比率が前年比2.8ポイント増の16.1%だったと、経団連が今月16日に発表しました。
そのうち、弁護士や公認会計士など社外から招いた役員の比率が33.1%となった一方で、社内で昇進して就いた役員の比率は3.4%にとどまりました。政府は、来年にプライム上場企業の女性役員比率を19%とし、そして同年に女性役員のいない企業をゼロにするという中間目標を設定しており、目標の達成に向けて推移しているようですが、社内からの登用数が伸びておらず、生え抜き役員の人材育成の強化が課題となりそうです。
また、厚生労働省は、昨年の都道府県別の男女賃金格差を初めて指数化し先月2日に公表しました。この指数は、男性を100とした場合の女性の水準を示すものです。全体として男性に対し女性の水準は7〜8割にとどまり、格差が最も大きかったのは栃木県の71.0で、最も小さかったのは高知県の80.4でした。なお、全国の指数は74.8でした。
政府としては、管理職に占める女性の割合が低かったり女性の平均勤続年数が短かったりする地域は、賃金格差が大きくなる傾向にあると分析していて、地域差の実態を明確にすることによって、改善を促し取り組みを急がせる狙いのようですが、就労環境を整備し働きにくさを解消していくことが課題となりそうです。
275.(タイトル)
達成感に満ちた第16回 By No.7 MS君 (2024.9.30)
「第16回片桐“社会学”塾」では、先生をはじめ問題提起そして参加した塾生の皆様お疲れ様でした。そして、問題提起を担当した私自身にもお疲れ様とねぎらい、久し振りに自分で自分を褒めたいと思います。
前回の塾の開催前後の頃に先生から問題提起役の打診があり、引き受けて今回のテーマを決めて以降、早速テーマに関連したホームページを閲覧したり、新聞記事を切り抜いたり、テレビの特集番組を録画して視聴したり、知り合いの農家から話を聞き出すなどして、資料収集に取り掛かりました。それから収集した資料をまとめレジュメを作成する段階では、計画的に日時を設定して作成していきました。更に、塾の開催当日の午前中まで発表のリハーサルを繰り返しました。このように入念に準備を進めてきた成果によって、本番を終えた後に気持ち良く達成感を満たすことができました。そのため、集合写真の撮影で先生の隣のセンターの位置に並ばせていただき、第2部でのお酒も美味しくいただくことができました。また、翌日の先生の所感にも「感動した」と記載されていたので、大変うれしく光栄に感じています。ただ、今回取り上げた日本の食料・農業の課題については、これで終わりではないので、今後も引き続き問題意識を保持し注視していきたいと考えています。
2講目の『現代社会における「助け合い」とは?〜転生した私が古き良き地域社会・PTAでみた世界〜』についてです。真っ先に助け合いの重要性について思い付くのは、やはり災害や防災活動の時ではないでしょうか。私がかつて勤務していた市役所で災害対応に派遣されたことがあるのですが、その時目の当たりにした災害現場において、住民相互による助け合いの重要性を認識しました。実際に過去の大規模な災害において、救出、避難、そして避難所の運営などで公助の限界が明らかとなり、互助または共助即ち助け合いのソフトパワーが発揮されています。また、私の自宅の隣に独り暮らしの90歳代の高齢者の方が居住しているのですが、その高齢者の方を世話している時にも、助け合いの重要性を実感します。
今回の塾では、どちらの問題提起とも、人口減少を背景とした村落の地域における顕著な担い手不足について焦点を当てた内容でした。そしてこれまでの塾でも、人口減少を背景とした内容の問題提起や基調報告がありました。従って今後も継続して、ますます深刻化し難題な人口減少という広大な課題に対して向き合い、講義や討論などを通して考察していく社会学塾であるようにと思っています。
274.(タイトル) 【お礼】第16回片桐塾 By No.50 MAさん (2024.9.23)
先日は、片桐塾に参加させて頂きありがとうございました。
お礼のメールが遅くなりすみません。
2つの発表ともに興味深いテーマでしたが、子どもの相手をしながらになってしまい、Mさんの1講目がなかなか集中して聞くことが出来なかったのが残念です。
昨日、近所のドラッグストアのお米売り場を覗くと、一時期すっからかんだった棚に在庫はかなり戻ってきていました。全体的に値上がりしていますが(5キロのもので500円くらい?)必要なものなので、まだ躊躇なく買えますね。ただ驚いたことに、売り場に今まで置いていなかったアメリカ産のお米がありました!日本のものより1,000円ほど安かったです。将来、外国産のお米がたくさん並ぶようになるのかと、危機的状況を実感しました。
Tさんの2講目は、古き良き地域社会もPTAも経験したことの無い私にとって、新鮮な講義でした。向き不向きがありそうだと思いつつ、Tさんの順応性、前向きな取り組み姿勢がすばらしいなと思いました!今はマンションに住んでおり、共助を意識したことも感じたことも無いですが、子育てでは特に共助があれば助かりますよね。でも、どうしてもトラブルを恐れてしまいます。
みんな昔から人となりをよく知っていたり、共通認識のルールがある地域社会ではうまくいっている(ところもある)共助ですが、たまたま同じ居住区に住んだだけの集まりでは、機能しづらいと感じます。30.40年前の団地住まいではなぜ機能していたのか…。やはり、今は日中家にいない人が多いからでしょうか。なかなか顔を合わせず、ご近所さんがどんな人かも分からない環境だと共助には発展しないですよね。
PTAについては、アンケートの辛辣な意見がちょっと怖かったですが、最終的にTさんがまとめられたシンプルな活動ならできそうだと思いました。結局、共助よりも、いかに負担を減らすかを考えてしまっていることに気付き、気持ちの余裕を持って生きたいものだなと思いました(^_^;)
いろいろ考える機会となり、参加できてよかったです。ありがとうございました!
273.(タイトル) ご著書、拝読させていただきました!
By No.82 SY君
(2024.9.19)
先日は楽しく学びの多い時間に参加させていただきありがとうございました。
ご著書、拝読させていただきました!
横断的な調査では見えてこない「変化」を見ることができ、35年の歴史と重みを感じる内容ですね。私の人生はたかだか50年ですが、過去の社会情勢を思い出しながら当時の学生の傾向を思い浮かべることができ、月並みな感想ですが、本当に面白かったです。
しっかりと計画を立てて豊かな生活を送りたいと考える層が過去最低であったり、結婚しなくてもよい層が増えて子を持ちたいと思う層が減り、個人として自由気ままに生きたいと考える人が増えていくことに日本の将来に対する不安は感じましたが、私自身採用や人事を担当するうえで、社会人予備軍の大学生の価値を知るというミッションは非常に重要で、バイブルといえる内容でした。
家事や育児を公平に分担すべきという層が73.3%だと考えると、男性の育児休暇取得に関する制度も充実させておく必要があるし、仕事よりも家庭派や余暇派が増えることを考えるとワークライフバランスの充実を進めておく必要もあるなと感じました。余暇派ばかりの組織構成で大丈夫なのかとの不安も感じましたが、30歳代以上で仕事派が多くなっていくことを考えると、まずはそこまでにやりがいを持って定着させてあげることが大事なんだということも分かりました。
また、ボランティア活動への参加意欲で、福祉ボランティアをしたいと考えてくれている層が増えたことも個人的には嬉しいデータでした。私が障害福祉の業界に就いたのは2002年で、当時はボランティアさんをリスト化して管理するほどの需要がありましたが、今は年間にパラパラと依頼がある程度です。データを見ると2002年はまだ需要があり、学生の意識が変化していることがよく分かりました。「してみたい」という意識があることさえ分かれば、こちらからも機会を創出し、誘い掛けてみようと思いました。
今自分が修論を作成する中で、アンケートのデータからどのようなことが言えるのかというところで悩んでおりましたが、その点についても非常に参考になりました。
この調査が今回で終わってしまうというのはとても寂しいのですが、この集大成に出会えたこと、片桐先生に出会えたことが私の人生を豊かにしてくれたと実感しております。
本当にありがとうございました。
272.(タイトル) 昨日および本日の朝刊1面記事
By No.83 KK君
(2024.9.18)
メールの返信をいただきありがとうございました。
次回の片桐塾、3月8日(土)、早速に手帳に予定を書き込みました。
また『昭和・平成・令和の大学生〜大学生調査35年から見る価値観の変化〜』を購入し、まずは輪郭として目を通したところです。1987年以降の5年ごとの度重なる計量的なデータとその分析に改めて敬服いたしました。これからじっくりと読み進めていきたいと思います。
ところで、日本経済新聞の9月17日朝刊のトップ記事が、「国勢調査「聞き取り」怠る 大都市4割、統計法違反疑い」でした。「国の最も重要な統計」と位置づけている5年ごとに実施される国勢調査において、一部の自治体が必要な作業を怠っていたというものです。調査員による調査の限界が露呈したものですが、やはり政府統計の信頼性に関わるデータが歪められ、政策の立案〜決定に大きな影響を与えるという点で大きな問題ですね。
更には、毎日新聞の9月18日朝刊のトップ記事が、「「月に1冊も読書しない」が6割超 進む読書離れ 国語世論調査」でした。スマホ動画、SNSの普及が原因としており、判断力の低下を懸念する記述がありました。これもまた結果として、国力を削ぐことになる由々しき問題ですね。
日本という国家の衰退を象徴しているような事例のように思えてなりません。まず私自身はいつまでも知的好奇心を失いたくない、批判的思考力を持ち続けたい。そして、高校生に対してはこうしたことを様々な場面で伝えたり、気付かせてやりたいなと改めて思っているところです。
またメールをさせてもらえたらと思います。いつもありがとうございます。
271.(タイトル) 第16回片桐塾 資料及び報告を拝読しての雑感 By No.83 KK君 (2024.9.17)
中秋の名月を迎えたとはいえ、昼間はまだまだ厳しい暑さです。お変わりありませんか。
14日開催の片桐塾の配布資料及び報告に関するメールデータをいただきありがとうございました。
前回3月に塾生に加えていただき、今回もぜひぜひ参加できたらと思っていましたが、勤務校の学校行事(文化祭)のため、参加できませんでした。
この3日間で、資料及び報告を拝読させていただきました。特に、PTA活動については、私は、高等学校のTの立場にあたり、興味深かったです。(子どもがいないため、Pの立場を経験できず…。)
高等学校教員に採用され、これまでに6校の県立高校に勤務しました。それぞれの学校の地域性の違い、学科の違い、保護者の学校に対する思いや期待度、信頼度の違い等により、学校によってPTA活動には濃淡があります。(小学校と高等学校でも大きな違いがありますね。)私もクラス担任として保護者の方々と関わってきました。教職について27年の間に各校のPTAの会則も改正されてきました。(かつては他校への異動の際には、勤務校の勤続年数に応じた御餞別をいただいていたことも…。)会長をはじめとした執行部の方々は学校教職員との関わりも多く、主体的・積極的な保護者の方が多い。また「会費を払っているだけ」、「クラス理事等には当たりませんように!」、「クラス理事にはなったけど、できる範囲で」の保護者の方、多いですね。
「日本PTA全国協議会からの脱退」、「県PTA連合会の解散」の記事からも、大きな転換点に差し掛かっているような気がしています。「何となくPTAに加入」「何となく会費を負担」という保護者が多いなか、「なせPTA活動が必要なのか」「PTAで担うべき活動なのか」「相応の会費負担になっているのか」「適切な予算執行となっているのか」等、しっかりとした裏付けに基づいた説明がこれまで以上に求められる時代になったと思います。また、「教員の働き方改革」「教員の成り手不足」と関わって教員がどのように活動に参画していくかも議論になっています。まさに、「学校の守備範囲や役割」と関わる問題なのでしょうね。定年まででいうと私も残りの教員生活10数年ありますが、PTAの在り方はどのように変わっていくのでしょうか。
次回3月はぜひぜひ参加したいと思っています。開催期日が決まれば、お知らせくださればと思います。どうぞよろしくお願いします。
次回の片桐塾は、3月第2土曜日(8日)開催の予定です。→その後、3月8日の私の予定が埋まってしまったため、3月第3土曜日である15日変更させてもらいます。(K)
270.(タイトル) お礼 片桐塾
By No.23 KJ君
(2024.9.15)
片桐先生、こんばんは。13期Kです。お礼のメールが遅くなり申し訳ありません。
終盤、静かに会場入りし、PTAの話をきかさて頂きました。転居後、子供の通う小学校は、そこまで大きな規模では無い事もあり、他人事では無いな。と聞いておりました。
子供の学校での様子が知りやすくなったり、親同士のコミュニティが広がったりする側面がある事は、頭では十分理解出来るのですが、実際に自分に置き換えて想像すると…絶対無理!!と思ってしまいました。笑。
子供が持ち帰るプリント類は殆ど見れてませんでしたが、どんな活動をしてるのか?関心を持って行きたいと思いました。
第二部も楽しい時間でした。PTA会長の話を詳しく聞いたり、市役所勤めの大変さなど、様々な話が出来ました。
来週も3日間(栃木→東京→静岡)の出張で、仕事ばかりの日々ですが、良いリフレッシュができました。
次は、Yの慰労会でお会いできるかと思いますので、それを楽しみに、仕事頑張ります!ありがとうございました。
269.(タイトル) 第16回片桐塾を終えて By No.15 YMさん (2024.9.15)
昨日はお疲れ様でした!
さて、早速ですが、『昭和・平成・令和の大学生−−大学生調査35年に見る価値観の変化ーー』を拝読しました。
第7章の社会活動意欲に関する記述の中で、『まじめで自分に厳しく、かつ社会貢献意識が高く、濃い人間関係を嫌がらない人たちが、よりボランティア意欲が高い人たちと言えるだろう。』という一文がありますが、昨日の片桐塾でTさんが議題にしていた「現代社会における「助け合い」とは?」のディスカッションでも、実際にこれまでPTAやその他地域の活動を積極的に行ってきたし、それは良い経験だったとおっしゃっていた方は、まさにそのような方々なのだろうと、つくづく感じました。
ママ友も少なく、地域の活動にもあまり(というか、ほとんど)参加していない私ですが、社内で任意で行っているボランティア活動に昨年と今年、参加しています。そこで思うのが、そのボランティア活動に積極的に(つまり、企画や取り纏め等に)参加する人はいつもほとんど同じ少数のメンバーで、報酬もないし得にならないことはしない、面倒なことには関わりたくない、という人が多いということです。一方で、活動のメインの担い手にはならないが、協力を呼びかけると参加はする、という人は比較的多く、やはり「手軽に、気軽に、負担感なく」が、大多数の意見・活動の根拠になっているように思います。
普段の仕事を離れて、「見返りを求めない活動」をしていると、真の意味で社会貢献を多少なりともできていると思えてきて、心が洗われる瞬間をよく感じるのですが、職場内でそういった活動ができるのはありがたいなと思っています。本当は住んでいる地域でそういった活動ができれば良いのでしょうが・・・。
飲み会もとても楽しく、次回の片桐塾もフルで参加させて頂きたいと思います。
268.(タイトル) 御礼
By No.78 HS君
(2024.9.15)
昨日はありがとうございました。
農業と畜産業、農村部の地域社会、PTAがテーマでしたが、知らないことばかりで大変勉強になりました。
助け合いによって成り立つ地域社会や、以前は成り立っていた産業や組織が社会の変化とともに成り立たなくなる実例を学びました。
「助け合いの精神」「あって当然ではなく、もったいない(=ありがたい)と思う心」は、組織を良くするための重要な精神的要素だと思います。
企業のような営利組織であっても、家計や労働時間にある程度の余裕があって、ひとりひとりの顔を見て人を大事にすれば、賃金のためだけではなく互助の精神で協力して草を刈る企業風土は実現可能であると私は考えます。
ご新著に、学生時代は個同保楽主義でも、社会に出て仕事をして家庭を持つと意識が変わるとありました。
私は気ままに生きているので「個同保」は変わりませんが、寄る年波には勝てず「楽」は失いました。先生や皆様のご健康を心から願います。
半年後の社会学塾を心待ちにしております。
267.(タイトル)
第16回片桐社会学塾開催報告 By No.1 KS氏 (2024.9.15)
昨日の片桐塾、お疲れ様でした。2本とも非常に充実した内容の報告で、おおいに勉強になりました。両報告に共通して言えることは、昭和の時代に機能していたシステムが今や維持が難しくなっており、さらに今後より厳しくなっていくことが予想されるのに、対策は容易に見つからないというところかなと思いました。
1講目のM君の「日本の食料・農業事情について〜コメと畜産物から考察する〜」は、見事な調べとわかりやすい報告で、しっかり準備してもらったことに、まず感動しました。
日本のコメをめぐる状況が如何に危機的かがよくわかりましたが、日本だけで見る限り、どう考えても好転は望めないですね。人口は減る一方ですし、みんなご飯がそれなりに好きだと言っても、量はあまり食べないですから、消費量は上がらないですよね。もしも外国人をどんどん新日本人にしていく方針に変えたとしても、コメを主食としていなかった文化圏の人たちなら、そんなにコメは食べないでしょうから、そのコースをたとっても増えそうもないですよね。
食料安全保障という言葉は初めて聞きましたが、自給率が低く国際情勢が緊張状態になったら危ないかもしれないということは以前から考えてはいました。グローバル化がいくら進んでも食料は自給自足できるようにしておかなければならなかったのかもしれませんが、今の時点ではどうしようもできないですね。
日本はアメリカに対して軍事的に対抗できないだけでなく、食料供給の面でも依存しているわけです。アメリカには絶対に逆らわないという関係でいないといけないわけです。いくら政府が食料供給の危機を叫んでも、今の日本社会では農業が拡大していくことはどう考えてもありえません。果物とかであれば、高級品種を作って輸出を中心にそれなりに利益を上げるという農家もあるようですが、コメではなかなかそうはいかないでしょう。あと20〜30年もしないうちに、コメ農家がどんどん消えて国民の消費分を賄えないという時代も確実に来そうです。
2講目のFの「現代社会における「助け合い」とは?〜転生した私が古き良き地域社会・PTAでみた世界〜」も体験に基づいた話で、引き込まれました。そして、「自助、共助、公助」という、かつて日本の社会をうまく動かしていた仕組みが、今後維持していくのが困難になりそうだということを改めて考えさせられました。
F自身は、古い伝統的地域共同体に住むようになり、またPTA会長も務めて、いろいろな点で大変なことはあったけれど、その魅力も感じたという報告をしてくれたわけですし、参加者の中には、自分もそういう経験をしていろいろ得るものがあったという意見もあったわけですが、他方で、やっぱりあまりやりたくないし、それほどの価値があるのかどうかわからないという声もありました。
今の時代、もはや「自助、共助、公助」ではなく、お金を払って民間委託をしていくという方向になっていかざるをえないのかもしれません。考えてみると、地域のことだけでなく、家庭のことでも、かつては家族でやるのが当たり前と思っていたことを、お金を払ってサービスとして受け取るということが当たり前になってきています。私の母親世代は、コンビニでおにぎりや弁当を買うことにも長く抵抗を感じていた世代でした。おにぎりもお弁当も家で作るものだったわけですが、今やそんなところに疑問を感じる人はほぼいなくなりました。子どもの世話も年寄りの世話もビジネスとして行われるのが当たり前になっています。
そう言えば、学会の事務局仕事も、20年くらい前までは、主要大学にいる事務の人や大学院生で運営していましたが、今やどこの学会もそうした仕事を引き受ける会社に委託しています。そう考えると、地域の仕事もどうしても必要ならどんどんビジネスに任せていくということになるのでしょうね。いや、もうすでになっているところもあるのでしょう。
「自助、共助、公助」は字を見ても、助け合い精神が不可欠だったわけですが、その精神が急速に薄れているのでしょうね。「助け合い」から「ビジネス」へ。そんな時代なのでしょうね。
266.(タイトル) 第16回片桐社会学塾(お礼) By No.10 MM君 (2024.9.15)
先生、こんにちは。昨日は、お疲れ様でした。
片桐塾で、すばらしい学びの機会が得られたことに感謝申し上げます。
毎回のことですが、問題提起役の方が自らの関心事について、丹念に調べ、それをわかりやすくご報告くださったおかげで、普段あまりふれることのない話題を深く知ることができました。
Mさんの「日本の食料・農業事情について」は、身近な問題ではありながら、知っているようで知らない事実がたくさんあることに驚きました。
ご提示いただいたデータを見ながら、農業が衰退しつつある実態のようなものを、わずかながらではありますが垣間見ることができました。
恐らく、食糧のすべてを国産で賄うというのは不可能だと思われます。そのことを踏まえ、話題になっていた「食糧安全保障」という観点から何をすべきかを真剣に議論していく必要性を感じました。
水やら石油といった資源のように、農産物や海産物など食糧資源も世界で争奪戦が激化する日は、そう遠くない気がします。すでに起こっているのかもしれませんが・・・。
日本は自然災害も多く、それに対する備えも必要です。
改めて、非常に奥の深いテーマだということにも気づかされました。
Tさんの「現代社会における“助け合い”とは?」では、自治会とPTAという2つの組織を題材に、これからの「助け合い」の在り方について塾生皆さんのお考えを聞くことできました。
自治会もPTAも、今の組織形態を今後も維持していくのは難しいと思われます。
PTAは、さまざまな思惑が絡んでいるので、そう簡単にはなくならないと思いますが・・・。
それでも加入者が減れば、組織を維持していくことは必然的に困難になるので、いずれの組織も消滅へと歩み始めているものと考えてもいいのではないでしょうか。
議論の中で、社会と個をつなぐものだといった意見が出されていたように記憶しています。確かにそうだなと、その場では納得していました。
ただひょっとすると、SNSなどさまざまなツールが発達している今、形ある組織ではなく、なにか別の手段によりその代替が可能になるのかもしれません。
いずれにしても、今後の行方がきになるところです。
こちらの話題もさらに深掘りして、考えてみたいと思いました。
どちらの報告も内容が充実しており、大変学びの多いものでした。
いつも以上に刺激を受けることができたと感じております。
お二人には、心より感謝申し上げます。
次回、3月の塾も楽しみにしております。
最後になりましたが、このたびは新著の出版、おめでとうございます。
カバーが決まるまでの秘話を伺い、愛着がわきました。
じっくりと読み、感想をお送りしたいと存じます。
取り急ぎ、塾開催のお礼と感想をお送りいたします。
失礼いたします。
265.(タイトル) 片桐塾、ありがとうございました!
By No.80 KAさん
(2024.9.15)
29期のAです。昨日は片桐塾に参加させていただき、ありがとうございました!
2テーマともとても興味深い発表で、大変勉強になりました。自分なりに思ったこと考えたことを発言しようと思っていたのですが、知識不足でなんだかうまく言葉にできる自信がなく、発言をためらってしまっていました。的外れな意見を言ってしまわないかなぁとか。なんだか私らしくないですけど思ってしまっていて>_<
全体の前では発言できませんでしたが、二次会でFさんと隣の席だったので、地域コミュニティのことについてその後も話をできて嬉しかったです。私の部署も学区の委員長さん(おそらく、Fさんのところだと区長のポジション)との関わりが多いところで、役所側からしても、学区長さん=ある意味、何でも屋!といったように、あらゆる学区のお願いことだったり、取りまとめだったりを頼んでいる状況です。どの地区も、学区長さんは忙しく動き回っていらっしゃるので、いつも大変そうだなぁと思っていました。
最近、夏バテなのか食欲が落ちて(全然体重は変わってませんが笑)、日中もなんだかずっとドキドキ緊張してるような感じで、お酒も昨日はほとんど飲めずと、なんとなく心が落ち込んでしまっていて普段の自分を発揮できませんでした😭
でも、顔を合わせてみなさんとお話したことで、自然と笑顔にもなっていて、楽しい時間を過ごすことができました。本当にパワーをいただきました。
次回はちゃんと、コンディションを整えて、万全な体勢で挑みます!
本も、自分の気づきをメモしながら、しっかりと読ませていただきます。
改めて、ありがとうございました。
264.(タイトル) 6期生YMです
By No.19 YM君
(2024.9.15)
昨日は片桐塾ありがとうございました。子供の習い事の送迎が急遽入り所々視聴出来なかったのですが、MさんもTさんも興味深い内容でした。
263.(タイトル) 片桐塾、ありがとうございました!
By No.40 TFさん
(2024.9.15)
おはようございます!
昨日は片桐塾お疲れさまでした。
発表は緊張しましたが、皆さまのおかげでたくさんの議論ができてとても良い経験になりました。貴重な機会を頂きありがとうございました。
Mさんのお米の話は本当に勉強になることだらけでしたね!食って毎日3食あってとてつもなく身近なのに、確かにに食料安全保障とか広く継続的な視点が欠けてるよな、、と思いました。子どもには食育が言われていたりしますが、バランス良く食べよう、だけでなく作り手の労力や生活にも想像力を待たなければいけないな、と思います。
ちなみに自分で米を作って食べてる身として後から気になったのですが、一族の分を作ってそこで消費している、とか少し余ったものを知り合いに有償で売っている場合は就農にはあたらないし、需給にもカウントされないのでしょうか?昨日の場を振り返ってもMさん、Kさん、私、Uさんはそのパターンで意外とスーパーの米を買っていなくてデータに載っていない需給があるような気がしました。そしてそこのレベルの生産こそどんどん減っている現実があるのではないかな、、と考えたりしました。
私の発表は少し優等生意見に寄りすぎましたかね。二次会で「あの場の流れでは言い出せなかったけど、やっぱり共助なんてできればやりたくない!みんな偉いなぁと思って肩身狭かったよ笑」というご意見を結構たくさん聞きまして、そちらも本音だと思うしもっと議論でその辺りも掘りたかったなぁ、と反省してます。
議論では、Sさんの素敵な町内会の雰囲気や事業所としての共助参加、先生の都会はお互い様でなく迷惑をかけない様に、Hさんのカネと時間の企業概念の対局にあるのが共助、といったお話は印象に残っています。そしてUさんがまとめて下さった様に個と社会を繋ぐものとして共助の意義は一定あるものだとは思いますし、Aちゃんからも、もし共助の窓口がなかったら公の役場からしたら仕事が大変!という話も聞いて、確かになぁ、、とたくさん考えることができました。
さて、次回はどんな塾になるのか今から楽しみです!昨日は本当にありがとうございました!!
262.(タイトル) 要件改善と周知が課題となった「相続土地国庫帰属制度」
By No.7 MS君 (2024.8.24)
所有者が不明で管理されない土地の増加を防ぐ目的に、昨年4月から「相続土地国庫帰属制度」が始まり、NO.204とNO.259の投稿においても取り上げましたが、制度開始から今年7月末までの申請件数が2,481件で、そのうち国有化された件数が667件にとどまることが、法務省の集計で明らかになりました。
国有化された件数の内訳は、宅地が272件、農用地が203件、森林が20件などだそうです。一方で、却下されたり審査で不承認となった件数が計41件、申請後に取り下げた事例が333件、更に相談が毎月1,000件程度あり、要件を満たさないと分かって申請を断念する例もあるそうです。
法務省は「施行から5年後に制度を見直す規定があり、運用状況を見ながら検討する」と説明していますが、やはり制度の承認要件が厳しいため、そして制度を知らない人も多いとみられるため普及が進んでおらず、要件改善と周知が「相続土地国庫帰属制度」における課題のようです。また、国有化した土地は民間需要が乏しい場所が多いのが実情で、有効な活用方法についても今後の課題となりそうです。
261.(タイトル) 長期化する薬不足問題
By No.7 MS君 (2024.7.9)
第14回の社会学塾における基調報告「知っていそうで知らない薬の世界」の質疑応答で、私が当時の薬不足に関して質問したところ、報告を担当したHさんから「当面薬不足の解消は難しいのでないか」との回答がありましたが、その後もHさんのお見込みのとおりで、未だに薬不足が解消されておらず長期化しています。
その長期化している薬不足の現状について、先月にNHK総合テレビで放送された、『クローズアップ現代 治る病気が治せない!?“長期化する薬不足”なぜ起きた』という番組で取り上げていました。薬不足が起きた要因として、相次ぎ発覚し行政処分が21件にも及んだ、ジェネリック医薬品メーカーの品質不正問題から端を発したと指摘していました。その影響で製造が止まって供給が不安定となり、日本製薬団体連合会の公表によると、先月現在で不足している医薬品の品目は約3,800品目で、全体の2割を超えています。更に、その不安定な供給が続いている理由として、@低い薬価A低い薬の自給率を挙げていました。@については、政府が医療費全体の負担を抑制したいため。そして、複数のメーカーで同じ効能の医薬品を製造すると、過度な価格競争が生じてしまう影響でメーカー、卸売業者、調剤薬局の間で決定される取引価格は下がり、薬価も下がってしまうため、という2点の背景があるようです。Aについては、安定確保に必要な医薬品の成分の約7割を国外に依存しているため、国際情勢などによる輸入停止に備えて、医薬品の成分を日本で製造し始めました。しかし、割高なコストが支障となり製造が順調に進んでいないようです。
またこの番組では、国外で開発される新薬が日本で使えない問題、いわゆる「ドラッグラグ」または「ドラッグロス」についても取り上げていました。その要因として、かつては日本での審査・承認に時間を要していたためでしたが、現在では、新薬を開発する国外の新興バイオ企業が潤沢な資金を持ち合わせていないうえ、日本に拠点がなく日本での治験・販売のノウハウもないので、承認申請を見送っているためと指摘していました。そして、国外で承認された医薬品や医療技術を日本で承認前に例外的に使用できる「患者申出療養制度」を紹介していましたが、申請前の準備に手間を要することや、患者の費用負担が重いことなどが課題となっています。これに対して政府は、NO.258の投稿においてすでに挙げたように、創薬力強化の戦略目標をまとめ、先月に策定された「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)」に反映させました。そして、今年度の薬価制度改革において、新薬を国外から遅滞なく日本に導入したことを評価する「迅速導入加算」が新設されます。これらにより、日本での早期の承認申請に対するインセンティブを与える可能性が出ています。
薬不足の抜本的な解決策の一環として、今月4日に厚生労働大臣は、ジェネリック医薬品メーカー各社に対して、医薬品の製造技術に優れ且つ大量に製造できるように業界再編を直接要請しました。しかし、調整などに時間を要するので、薬不足は今後も解消を見通せずますます尾を引きそうです。
260.(タイトル) 企業の女性管理職比率の公表を義務付けへ
By No.7 MS君 (2024.7.4)
第15回の社会学塾における基調報告「女性管理職の今とこれから 実体験を通じて」では、企業の女性管理職比率について取り上げましたが、厚生労働省は、企業に対して管理職に占める女性の比率を公表するよう義務付ける方向で検討に入っており、同省の有識者検討会が今年の夏にまとめる報告書に方針を盛り込み、来年の通常国会に関連法案の提出を目指すそうです。
すでに金融庁が女性の管理職比率の情報公開を約4,000社の上場企業などに義務付けていますが、対象企業の規模については、上場・非上場を問わず従業員301人以上または101人以上とする2案で調整していて、従業員301人以上の場合約17,800社が、また101人以上の場合約50,700社が、それぞれ対象となります。
女性活躍推進法は、2022年7月から従業員301人以上の企業に対して、男女の賃金格差の公表を義務付け、女性の管理職比率、女性の採用比率、そして平均勤続年数の男女差などのうち2項目以上を選択して公表するように定めています。これらの中で、女性の管理職比率を新たに公表の必須項目とすることで検討しています。
女性の管理職比率の低さが男女の賃金格差の要因であると指摘されているため、公表の義務化によって企業の管理職登用の透明性をより高めて、賃金の格差解消にもつなげる狙いがあるようです。
259.(タイトル) 相続登記の申請義務化開始でよりクローズアップされた所有者不明土地
By No.7 MS君 (2024.6.30)
NO.204の投稿において、所有者不明土地の増加と、その対策として4月から開始された相続登記の申請義務化について取り上げましたが、申請義務化の開始前後から相続登記に関する相談が全国で相次いでいるようです。その様子は、同月にNHK総合テレビで放送された、『クローズアップ現代 “相続したくない土地”が続出!所有者不明土地の波紋』という番組でリポートされていました。
またこの番組では、所有者不明土地の悪影響として、@治安・景観の悪化A災害後の復旧の妨げB公共事業の遅れの3点を指摘したうえで、それらに及ばないための所有者不明土地を増やさない取り組みを、次のとおり紹介していました。先ず政府の取り組みに関しては、NO.204の投稿においてすでに挙げたように、相続登記の申請義務化や相続土地国庫帰属制度などの対策を紹介していました。第二に地方自治体の取り組みに関しては、管理できない山林の買い取りや、利用しない土地所有者と利用したい民間団体とのマッチングを紹介し、山林の買い取りについては、地元の森林組合と連携して管理しながら伐採した木材を売却し管理費用を賄っているそうです。第三に民間の取り組みに関しては、土地の売買マッチングサイトや、有償の土地引き取りサービスを紹介していましたが、土地引き取りサービスについては、管理や規制をする法制度がないため悪徳業者も存在するそうで、注意を要すると付け加えていました。
所有者不明土地の問題は、個々の「ウチ」というミクロの問題から、その件数が積み重なることによって、地域の土地利用、まちづくり、災害後の復興、そして国土保全というマクロの問題へと発展していきます。従って、好循環となるような土地の管理や利活用が肝要かと考えます。
258.(タイトル) 日本の創薬力強化へ
By No.7 MS君 (2024.5.23)
第14回の社会学塾における基調報告「知っていそうで知らない薬の世界」では、日本の医薬品に関する基本的な知識から諸問題まで取り上げましたが、世界の医薬品の売り上げ上位100品目のうち日本発のものは、2016年の13品目から2021年の9品目へと減少したそうです。バイオ医薬品などの新しい分野に、企業が投資してこなかったことが原因の一つとされます。それにより、新型コロナウイルス禍では国産のワクチンや治療薬の開発が遅れたり、海外の薬が日本で実用化されない「ドラッグロス」も拡大しました。日本はかつて世界的な新薬開発国でしたが、近年創薬力低下が指摘されており、その背景には、日本での臨床試験(治験)コストの高さや市場の成長への期待が低いことなどがあるようです。
そこで政府は、創薬力強化の戦略目標をまとめました。来年度以降の実現を図るため、来月頃に策定する「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)」に反映させる見通しで、そのポイントは次の6点です。
@「ドラッグロス」を解消し、国民に最新の薬を迅速に届ける
A子どもの病気や難病など希少疾患薬の開発を促進する
B臨床試験(治験)の体制整備や国際共同治験への参加を推進し、薬事規制を緩和する
C海外の研究開発や薬事承認に詳しい人材を、外資系製薬大手などから積極的に呼び込み活用し、国内の人材を育成する
D開発の種を生む大学や新興企業と実用化を担う製薬企業をつなげる機会を設け、投資と技術革新が持続的に繰り返されるような社会システムを構築する
Eバイオ医薬品など新しいタイプの薬が国内で製造できるようにする
これらによって、健康寿命の延長や社会の活性化が期待できるようで、今後も「薬の世界」を注視していくことになりそうです。
257.(タイトル) 案の定全国的に増え続けている空き家
By No.7 MS君 (2024.5.18)
NO.235の投稿において空き家数として例示した総務省実施の「住宅・土地統計調査」について、その速報値が先月30日に発表され、案の定全国的に空き家が増え続けていることがあらわになりました。
昨年10月1日時点での全国の空き家数が900万戸に上り、5年前の前回調査に比べ51万戸増え過去最多を更新しました。そして、空き家率(住宅総数に占める空き家の割合)が0.2ポイント上昇して過去最高の13.8%で、約7戸に1戸に当たるそうです。比較可能な1973年の空き家数が172万戸、空き家率が5.5%で、また1993年の空き家数が448万戸、空き家率が9.8%となり、その後の30年間で戸数が倍増しました。都道府県別で空き家率が最も高かったのは、和歌山県と徳島県で21.2%でした。種類別では、借り手が見つかっていない賃貸物件が443万戸で最も多く、売却用33万戸、別荘などが38万戸、またこれらに該当せず使用目的のない物件が385万戸でした。更に民間の研究所の試算によると、対策が進んでも2038年には、空き家率が21.1%まで上昇し5戸に1戸が空き家になるそうです。
所有者特定の難しさなどから解体や利活用が進まないのが空き家の増加の要因なのですが、治安や景観の悪化だけでなく災害時に倒壊で救助や復旧・復興の妨げにもなりかねず、空き家のもたらす悪影響が様々な形で顕在化していることが懸念されます。
256.(タイトル) 皇室への関心がより高まってもよかったのではないかと感じた全国世論調査
By No.7 MS君 (2024.5.6)
共同通信社は、今年の3月から先月にかけて18歳以上の男女3千人を対象に実施した皇室に関する全国世論調査の結果を、先月27日にまとめました。
女性皇族が皇位を継ぐ「女性天皇」については、「賛成」と「どちらかといえば賛成」の合計が90%に達しました。「賛成」を選んだ割合は、若年層(30代以下)が60%で、中年層(40〜50代)や高年層(60代以上)より10ポイントほど高かったそうです。特に若年層の女性の計96%が賛同し、すべての年層、性別で最も高かったそうです。賛成する理由については、「天皇の役割に男女は関係ない」が50%、「過去には女性天皇がおり、海外には女性国王がいる」が27%、そして「男性に限る制度では、安定的な皇位継承はできない」が19%の順となりました。一方、「反対」と「どちらかといえば反対」の合計は8%でした。反対する理由については、「男性が皇位を継承するのが日本の文化にかなっている」が45%、そして「天皇の役割は、男性の方がふさわしい」が17%でした。
継承策の議論をどうするのが望ましいかについては、「現時点から早急に検討」が35%、「将来にわたり慎重に検討」が26%、「悠仁親王の状況を見ながら検討」が19%、「世論の動向を見ながら検討」が17%、そして「検討しなくてもよい」が2%と、考え方が割れている状況のようです。
皇族以外の男性と結婚して生まれた子が皇位を継ぐ「女系天皇」については、「賛成」と「どちらかといえば賛成」の合計が84%でした。
戦後間もなく皇室を離れた旧宮家の男性子孫を皇族に復帰させ「男系・男子」の天皇を維持することについては、「反対」と「どちらかといえば反対」の合計が74%でした。反対する理由については、「女性皇族が天皇に即位できるようにすればよい」が60%、そして「旧宮家が皇室を離れて70年以上経過し、その子孫が皇室に入るのは違和感がある」が31%でした。一方賛成する理由については、「皇位継承資格者が増え、皇室の安定につながる」が63%で最多となりました。
女性皇族が結婚後も皇室にとどまって活動する「女性宮家」の創設については、計77%が賛意を示しました。
天皇制については、「あった方がよい」と「どちらかといえばあった方がよい」の合計が88%でした。
皇位継承の安定性については、「危機感を感じる」と「ある程度危機感を感じる」の合計が72%に上りました。一方、「あまり危機感を感じない」と「危機感を感じない」の合計は27%でした。
最後に皇室への関心については、「大いにある」と「ある程度ある」の合計が67%で、前回2020年の調査から8ポイント低下しました。
第15回の社会学塾における問題提起「天皇制について考える」では、天皇制について議論したことによって社会学塾における皇室への関心が高まりましたが、皇室の現状を鑑みれば、今回の全国世論調査を機に関心がより高まってもよかったのではないかと感じました。
255.(タイトル) やはり増加している「買い物困難者」
By No.7 MS君 (2024.4.6)
NO.238で投稿しましたが、やはり65歳以上の「買い物困難者」は増加しており、課題の深刻さが浮き彫りとなりました。
農林水産省が先月発表した推計によると、その人数は2020年時点で全国に約904万人いるとのことで、65歳以上の人口全体の25.6%の割合に達しました。
集計方法の変更で単純に比較はできませんが、前回の2015年時点では約824万人でした。
都道府県別で最も高かったのは、長崎県の41.0%で、背景として離島が多い点などが挙げられます。
また、全国で75歳以上に限ってみると、人口全体の31.0%の割合に上りました。
254.(タイトル) Re:
第15回片桐塾開催御礼
By No.2 KK君 (2024.4.1)
片桐先生のこれまでの業績や役職を詳細に教えて頂きありがとうございます。詳細に語って頂いたので、簡単な返事ができず、4月1日エイプリールフールまで、時間がたってしまいました。すいません!
片桐先生の場合、学部でも学会でも管理職は調整役としての機能が大きく働いていますね。それでも長となっている分、何事か起きた時の責任の発生はあったと思います。給料が上がらない役職の場合、任期制が良いですね。
私は現在医局長という番頭さん仕事をやっています。大学病院をはじめとする関連病院30個くらいの人事とかを調整しています。これめちゃくちゃ大変なのですが、特に給料は上がりません。産休育休等のお休みをどのように補充するか日夜奔走しています。給料上がらないですが、みんなが気持ちよく働ける環境なればと思ってやってます。
片桐先生も多数の仕事をされてきましたが、結局のところ好きだからこそ、やってこれたと思います。
前回のメールで、管理職の実利は、時間をコントロールできるなんてカッコ良いこと言いましたが、管理職やる人たちは、そもそも所属組織で長年のキャリアを持っているので、その組織に対する愛情がいっぱいあると思います。その愛の恩返しが管理職かと、、、。結局は精神論になってしまいました。
このメールは、下記の私のメールへの返信です。(K)
力作感想をありがとう。こういう感想まで書き終えて、その回の片桐塾は終わりますよね。ぜひ、これからもこの習慣を続けてください。
ちなみに、大学の管理職はわずかな手当てをもらえるだけですし、企業と違って任期が終わると、平の教授に戻れますので、偉くもないし、権限もあまりありません。学部長はもちろんですが、学長も似たようなものではないかと思います。
私はなりたいと思ったことはありませんが、学部長は立候補なしの投票なので、やらされることになりましたが、好きな仕事ではなかったです。むしろ、学部長代理や学生主任として学部執行部に入っていた時の方が、様々な改革を提案して実現させました。
学部長をやっていた時に意識していたのは、様々なことを丸くおさめていくことでした。権限はほとんどないのに、責任だけは取らなければならないという、まったく面白くない役職でした。まあそれでも、学部長になりたくてもなれない人もいるので、学部長経験者というのは小さな肩書なのかもしれません。
日本社会学会でも、理事を3期、それぞれの期に編集委員長、研究活動委員長、学会賞委員長を務めましたが、学会の仕事は大変なのに無給です。それでも最初に理事になった時は嬉しかったのは、やはり業績主義の世界の人間として生きてきたからでしょうね。それぞれの委員長としての楽しさは、委員会のメンバー次第でした。でも、部下という感じではないので、ここでもやはり調整役が委員長の最大の仕事でした。
それでも、楽しいメンバーの時は委員会終了後の懇親会(もちろん自腹)を楽しめたりしましたが、コロナになってからは委員会もすべてZOOMでやるようになり、まったく楽しくなくなりました。ちょうどもう年齢的に理事当選することもないと思いますが、万一当選しても断るつもりです。ただ、こんなに強気なことが言えるのも、すでに3期も経験し、重職を担ったからでしょうね。やっていなければ、一度はやりたいと今でも思っていたかもしれません。
このあたりは、私が昔の男性的価値観を持っているということなんでしょうね。仕事で評価され、女性にモテてこそ、男子の本懐、ってね(笑)
253.(タイトル) リアルな体験談を聞いて参考になった第15回
By No.7 MS君 (2024.3.30)
「第15回片桐“社会学”塾」では、先生をはじめ基調報告そして参加した塾生の皆様お疲れ様でした。
先ず、1講目の「女性管理職の今とこれから 実体験を通じて」についてです。受講に先立ち日程の前日に、実際に女性管理職として大阪で勤務している国家公務員の友人と会い、ロールモデルとしてのリアルな体験談を聞き、とても講義の参考になりました。後日その友人へ謝意を伝え講義内容も報告したところ、講義に対して強い関心を抱いてくれました。さて、私がかつて市役所で勤務していた期間で、採用された1990年代の後半には管理職に占める女性の人数があまりいませんでしたが、年々増加して20年後には半数近くにまで上りました。また、私の上司の管理職が女性となったり、私の同期の女性職員が管理職に昇進するなど、私の身近でも女性管理職が増加したという印象を受けました。私の上司の管理職が女性だった時には、スムーズなコミュニケーションが取れ、業務での難題に対しても親身に且つ果敢に対処してもらえたので、良い印象を持っています。一方で、独立行政法人の労働政策研究・研修機構が昨年3月に公表した『国際労働比較』によると、日本の管理職に占める女性の割合は13.2%で、他の諸外国と比較すると低い水準にあります。そこで、政府が昨年6月に重点方針としてまとめた『女性版骨太の方針2023』では、「国際的に大きく立ち遅れている」や「企業における女性登用を加速化させることは喫緊の課題だ」と明記したうえで、2030年までに女性役員比率を30%以上とすることを目指すとして、講義でも示されました。そして「女性活躍推進法」では、301人以上の従業員を雇用する企業に対して、管理職に占める女性の割合などの状況把握、課題分析とその結果を勘案した行動計画の策定、公表、届出、実施、また、男女間での賃金格差の情報の公表などを義務付けており、対象を101人以上の従業員を雇用する企業に対しても拡大するか検討されています。このように登用率や賃金格差などの数字が先行して重要視され、それらを基準に企業が評価されているのですが、その背景には、女性の管理職登用を更に推進する狙いがあるようです。しかし、『女性版骨太の方針2023』で掲げた目標設定が高過ぎ、達成が難しいのでないかと疑問符が付きます。少なかった女性管理職を増やしていく意義に異存はありませんが、法律などによって数字ありきで女性管理職を是が非でも増やしてジェンダーウォッシュで見せ掛けるのではなく、性別に関係なくワークライフバランスに配慮しながら適性に応じた管理職の登用が望ましいのではないかと感じました。
次に、2講目の「天皇制について考える」についてです。先生のご指摘のとおり、私もこれまであまり関心を持たず、御上が解決するだろうという意識だったのが正直なところです。皇室行事が開催された時のテレビ中継を視聴したり、皇室に関するニュースや新聞記事に時折触れる程度でした。但し、今でも鮮明に覚えているのは、昭和天皇の崩御の時の外の静寂さとテレビの特別番組です。また、かつて放送された『朝まで生テレビ』という討論番組で、天皇制をテーマに司会者とパネリストが激論している様子を視聴して、多種多様な意見が存在し賛否が分かれていることを初めて知りました。今回受講して、皇室が政治、憲法、国史、宗教、文化などと深い関係にあると感じました。特に直近の政治との関係では、2019年の元号「令和」の選定を巡る皇室と政権の動きに関してが、重大な出来事として印象に残っています。2021年に政府の有識者会議が打ち出した、@女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する案A皇族の養子縁組を可能とし旧宮家出身の男系男子を皇族とする案の2案に基づき、各政党が皇室典範改正に関する提言を取りまとめ、現在開会中の通常国会で議論の場を設置すると報道されており、皇室典範が改正される可能性があるようです。また、来月から宮内庁がインスタグラムの公式アカウントを作り、SNSによる皇室の活動に関する情報発信を始めるそうです。これらを含め今後の皇室に関係する動向に注視して国民の世論なども見極めながら、天皇制について継続して考えていくために、しばらく後の塾で再度取り上げてもよいのでは、と思いました。
252.(タイトル) Uです
By No.29 UT君 (2024.3.21)
こんばんは。返信が遅くなって申し訳ございません。
卒業式、お疲れさまでした。写真を拝見しましたが、とてもいい表情をされていますね。
僕の方も卒業式が終わりました。コロナあけで、来賓の方にもお越し頂きました。
何とかそこまで噛まずに司会を終えました(笑)
先生からのご質問ですが、(返信が遅くなってしまったので、ご興味がなくなっておられるかもしれませんが…スミマセン!)管理職を目指した理由についてです。
1つめの教頭になろうとした理由は端的に言えば、好奇心です。担任、首席(管理職と現場をつなぐ役割のようなもの)を経験して、管理職にはどんな仕事があるのだろうと知ってみたいなと思ったのが大きな理由です。
というのも僕は大学を卒業した後は、講師として定時制で働くことがほぼほぼ決まりかけていたのですが、直前にその話がポシャってしまい、かわりに支援学校はどうですか?ということがありました。
その話を親にしたところ、大反対をくらったのですが、僕としてはそれまで「障がい」というイメージだけで、全然なかみは知らなかったので、どんな感じなんだろう?という気持ちで支援学校で働くことを決めました。
そうすると、これまでのイメージと全然違うし、結構楽しかったんです。だからそういう立場を経験しないとわからないことってあるんだなぁと感じました。
で、結局、小学校免許を取得して教員採用試験に合格するまでの5年間くらいは支援学校で勤務していました。
それと似たような感じで、管理職(教頭、校長)はすぐ近くにいる存在なのですが、その内情についてはよくわからなかったので、その立場になって知ってみたいというのが大きな理由の一つです。片桐塾に飛び込ませてもらったのも、どんな世界か知ってみたいという気持ちだったからだと思います(笑)
「教頭先生って楽しいんですか?」と尋ねられることがよくあるのですが、楽しいときもあるし、楽しくないときもある。というのが答えなんですけど、そんなことが教育行政において行われていたんだぁ〜ということや、こんな苦労があったんだなぁということばかりで、そういうことを知れることは楽しいですし、生徒指導上や保護者との事案解決に向けて適切な指示をしたことで解決にむかった時は、充実感があります。当たり前ですが、担任をしていた時に、他の学級担任が問題が起きていたときと自分自身が与えられる影響が全然違います。だから、これまでの管理職で好きな人も嫌いな人もいましたが、いろんな苦労をしてはったんやなぁという思いはもてるようになりました。
一方、先生も仰っていたように、自分が集めたわけでもないメンバーの信頼を得ながら学校経営をしていかないといけないので、言い方ひとつひとつを気にしていかないといけないのは楽しくないところです。というか気をつかうところです。
パワハラが叫ばれる時代だったり、簡単に休めてしまったりする時代なので、それはよくないよと伝える時にもとても気をつけないといけません。
でもオブラートに包みすぎると、うまく伝わらないし、そもそも価値観が違い過ぎて伝えることが不可能な方もいます。
一般企業やゼミ生選びとは違って、どこかの誰かによって(府教委ですが)採用された人が、どこかの誰かによって配属され、一つの学校に放り込まれていて、その中で一緒に過ごしてやりくりしていかないといけない学校というのはそれはそれでちょっとは大変なのかもしれないですね。
2つめに奥さんは管理職になる気持ちはゼロです。
そもそも自分には向いてないと思っているようですし、自分には無理だとも思っているようですし、何よりワークよりライフを充実させたいと思っているみたいです。
(夫婦ともに管理職なら自力で子育ては不可能なので)
251.(タイトル) Re:
第15回片桐塾開催報告
By No.33 KHさん (2024.3.20)
先生、こんばんは。
片桐塾の開催報告、ありがとうございました。
また、塾自体も楽しかったです、ありがとうございます。
当日は急遽現地参加できずにすみませんでした。
これまで私が愚痴ってきたことは、女性だから、に起因することはあまりありませんでしたが、そもそもの前提として、今回のような女性特有の体調不良との付き合いは、しんどくて仕事効率もテンションも大幅に下がるので、働き続ける上での大きな障害(?という言い方はあまりしたくないのですが、実際)になってるなと感じています。
上の立場になると、「しんどいから無理」もしにくくなってきますし、むしろ下のフォローで自分がリカバーできず、負のループにはまってしまったり。そうこうしてるうちに、私の部下は春に引き続きまたつぶれてしまいました…どうしたら良かったのか…
自身も含め、女性性とはどういう付き合い方をしたらいいのか、なかなか答えは出てきません…
けれど、男女のバランスがそろってくることで、色んなことも組織としてフォローできるようになってくれば、産休育休の受け入れだけでなく、介護や家庭の事情でフルで働けない人とも仕事がシェアできるような組織になっていくのかな、なっていくなら希望を持って働いていけるかな、と思います。
第2講の天皇制については、普段お釈迦様みたいな表情だなー、くらいにしか見ていなかった天皇一家の歴史を知り、考える貴重な時間でした。
個人的には、国民全体で信じてる宗教がない日本の、宗教みたいなものかなと感じています。理由はないけど何か正しくて信じていいもの?みたいな。
だからあまり天皇家の人権とかも考えないし、不可侵の存在だから俗的なものが混じるのを嫌悪するし、税金で保護されていてもあまり気にならないというか。
ほんとに悪く言う報道は週刊誌くらいでしか見ないので、やっぱり長く続く血統とか、そういうものを信じていたいのか?日本人は血がつながっていることにもこだわるしなあ、などと考えながらお話を聞いていました。
250.(タイトル)
Re: Re: 【御礼】片桐塾
By No.15 YMさん (2024.3.19)
ご返信遅くなり申し訳ありませんでした!
なぜか迷惑メールの方に入ってました。
支店長は希望してるのですが、どうでしょうか。
でも人を育てる喜びを感じるようになり、それは私の成長かなと思います。私自身もまた育ててもらってます。
夫を育てるのも大事ですね!
褒めて伸ばす、です。
ちなみに、私が休日出勤の時だけですが、お好み焼きかカレーを作ってくれるようになりました!
次回は懇親会も参加します!
このような機会を与えて頂き、感謝申し上げます。
片桐ゼミはやっぱりすごいです。
社会人になって実感しました。
この繋がりをいつまでも大事にしたいです。
ありがとうございます。
249.(タイトル) ありがとうございました。
By No.29 UT君 (2024.3.17)
昨日はありがとうございました。昨日は新しい方も多く、議論も活発で楽しかったです。
女性管理職について。
僕は先生の数字をあげてどうする?その先に何がある?というのに賛成です。
少し意見させてもらいましたが、幼、保〜小学生の子どもをもつ女性管理職は本市に限っては、いないか、極めて少数だと思います。
それは、ワークライフバランスにおいて、育児を優先したいと思う気持ちももちろんあると思いますが、何より管理職になった後に、妊娠、出産となり、育児休業となると、代替者が必要となり、そんなことは申し訳なくてできないと思う気持ちや、子どもが体調を崩した時に何日も家庭を優先するわけにもいかない、周りにどうみられるかわからないといったプレッシャーもあるんじゃないかと思います。
そして、一般的な育児をしながら管理職の業務を全うすることなんて、絶対に無理だと思うくらい、業務が膨大だし勤務時間が長いです。
いまの職場のBOSSはとてもやさしく、育児についてもとても理解してくださる方なので、子どもが体調不良の時には僕も休ませてもらっていますが、それでもやはり職場をあけて申し訳ない気持ちにはなります。
仕事で油がのってきてそろそろ管理職がみえてくる30代〜40代と、出産、育児の年代が重なっていることも女性管理職が少ない理由の一つなのかなと思いました。
僕も別に無理に数字をあげる必要なんて全くないと思いますが、それでも高めていこうとするのであれば、男女ともに子育てしやすい勤務環境のさらなる構築や、世間の目というか風潮をもっと変えていくことかなと思いました。人口どんどん減っているし、そのへんに力をいれて産みやすく育てやすいようにすることに損はないように思うのですが。そのような環境が整えば率も自然と高くなっていくんじゃないかなと思いました。あとは給与にもっと差をつけるとかも、ぜひって感じで、管理職になることにお得感を感じ切れていない方がやってみるか!というきっかけになると思います。
天皇制について。
僕はKさんの意見にとても共感しました。天皇制度については多くの方が人権侵害が甚だしいという論調でしたが、天皇サイドの方々(嫁ぐ方は除いて)は自分たちは権利を虐げられている存在だという認識をもっておられるのかな?ということを思いました。そういう世界に住んでいるのかなというか…。
皇族としてのハビトゥス(希望にのっていたフレーズを引用(笑))を身につけてくる中で、いずれ自分がという意識もちょっとはもっているんじゃないかと思ったりもしました…。
僕たちが思う価値観とは違う世界で生きている方々…。でもまぁ思ったことも言えないし、生きたいようにも生きていけないのはつらいですよね。
とか言ってますが、自分ゴトではなく、これまで深く考えたこともないので、これからもあるものだ、というだけの認識でした。
もっと身近に考えるには、宗教(神道)と関連させていくのはどうかなと思いました。
八百万の神、アニミズム的なものの見方、初詣等、厄除け、七五三参りなど日常で何気なくやっていることにも天皇が関連しているんだよというところを切り口としていけば、天皇制度への興味関心が少しは広がっていくのではないかと思いました。
と、今回もとても充実した時間になりました。貴重な学びの場をありがとうございました。
次回も楽しみにしています。
248.(タイトル) Re:
第15回片桐塾開催報告
By No.74 KAさん (2024.3.17)
こんばんは。昨日の片桐塾ではありがとうございました。
社会人になってから改めて学ぶ社会学は、学生の時よりも面白いと感じる気がします。
第一部の女性管理職についても、天皇制についても考えたり、議論したりとても楽しかったです。
特に女性管理者については、ちょうど最近友達と今の会社の管理職になりたいと思わないよねって話をしていたこともあり、実際に管理職サイドの女性の話を聞く機会がなかったのでとても興味深かったです。
私の会社では、営業の管理職はほとんど男性で、数少ない女性の管理職は独身の方とかなので、今のところ結婚もしたいし仕事も続けたい場合のロールモデルが身近におらず、将来のキャリアビジョンとかを考えるのはまだ難しいなと思ってしまいます。。
同世代で話すことはあっても、先輩方の世代の方と社内でフランク?に話すことがないため、とても楽しかったです!
天皇制については正直今まで考えたこともなかったし、多分片桐塾に参加していなかったらこの先も考えることはなかった議題だと思います。私も生まれた時からずっとあり、なんとなく(本当になんとなく)安らぎを感じるといった象徴のため、女性天皇も女系天皇もありにしてとりあえず血縁で続けるとかで良いのでは?と思いました。一方で、昔から愛子さまを見ていて、年齢が近いのにとてもお上品で、私には無理だな、、、と思うこともあったので、人権を考えると天皇家は本当に大変だろうな、、、と思いました。
第二部もほんっとうに楽しかったです!最初同期がいなくて細々としていたのですが、皆さん気さくに話しかけてくださったり、色んな年代の方と恋愛面や仕事面などなど、ざっくばらんに話せて、とても楽しかったです。
何より、ゼミ生以外にも違うゼミの方や、先生のファンの方など、色んな方が参加されていて、本当に先生の惹きつける力や、人と人とを繋げる力はすごいな、、、と思いました。
イベントの度お伝えしていますが、本当にこのゼミに入ることができて、良かったです。
次回もぜひ参加したいと思います!!!
昨日は本当にありがとうございました。
よろしくお願いします!
247.(タイトル) 片桐塾ありがとうございました!
By No.28 AEさん (2024.3.17)
昨日は、片桐塾ありがとうございました。
ZOOM参加でしたが、1講目の途中までは子どもが寝ていたので、集中して聞けました。
同じ金融の仕事をしているYさんのお話は、聞いてて共感するところも多かったです。在宅勤務にも対応している職場環境はいいなぁと思いました。
うちの会社も女性が昇進して活躍できる職場環境を目指している流れがあり、昨年初めて女性の支店長が誕生しました。最近ご結婚されて、子どもはいらっしゃらない方です。
女性職員の中でも、独身や子供のいない人に仕事の負担が偏ってしまうのは、避けられない環境になっています。
私自身、子どもの体調不良で急遽休んだり、早退しないといけないことがあり、そうなると仕事をカバーしてもらう必要があり、申し訳ないと思うことがよくあります。
もし管理職になったとして、責任の重さと何かあった時に時間を取られることを考えると、やはりワークライフバランスが崩れてしまうという心配がつきまといます。
そうなると仕事自体続けるのが難しくなってしまいそうです。
天皇制については、これまであまり考えたことはありませんでしたが…眞子さまや佳子さまと年代が近いので、皇族であるがゆえに、事あるごとに注目されたり、制限も多くて、気の毒だなと感じることが個人的には多かったです。
眞子さまが最初に結婚されるという話が出たのが、ちょうど私たちが結婚するのを決めた頃でしたが、結婚まで随分長い道のりを辿られました。
佳子さまも、波風立てずに早く皇族から民間人になりたいのではないかなぁと思います。
現代に女性天皇を誕生させるにしても、土壇場になって心の準備というか覚悟を強いらないといけないのはどうなんだろうと思い、生まれた時から継承が決まっている男子に天皇になってもらうのがいいのかなぁと考えました。それでもし、途絶えてしまうなら、その時は、日本の転換期と考えて、国の制度を変えていく必要があるのではないかと思います。
次回は、私か夫どちらかが関大で参加できたらいいんじゃないかなぁと勝手に考えています。ZOOMでも参加できる便利な時代ではありますが、社会学で実際に議論ができる環境は貴重です。
また9月が近づいてきたら、参加の仕方も検討したいと思います。
246.(タイトル) 片桐塾の初参加 お礼と感想
By No.85 YTさん (2024.3.17)
片桐先生、昨日は勉強会を開催していただきありがとうございます。Kゼミ卒で初参加のYTです。発案者のYさん、並びに参加者の皆様にもお礼申し上げます。久しぶりにDちゃんにも会えて、いい時間を過ごすことが出来ました。
女性管理職の話ですが、みなさんの職場にも共通の課題があるのが分かりました。片桐先生が投じた、女性管理職が増えると社会の何が良くなる?という問いは核心をついているようで、ドキッとしました。会社側はイメージアップの狙いもあるような気がしていましたので。そんな中でUさんの男女の能力差はないので、女性が要職につけないのは損失になるという意見はストンと落ちてきました。
天皇制の話は、難しかったですが人権侵害となっていることは広く意識されるべきだと思いました。悠仁親王の将来の結婚相手どんな人が現れるんでしょうね。私は見合いで結婚したんですが、農家の長男と見合いをした時は男児を希望されて尻込みしたのを思い出しました。色々条件が多く商談みたいな雰囲気で笑、結局別の人と結婚しましたが。
入塾前に復習として、有名な社会学者のまとめ動画を見ていたんですが、フーコーのパノプティコン説に改めて感銘を受けました。どの組織に属しても監視の目が働くというのは、いちサラリーマンとしてゾッとするものがあります。そんなことを片桐先生に言うと、組織の順機能にも目を向けてみたらと言われてしまいそうですね。(理論社会学の授業でやった記憶がないんですが、政治学だからでしょうか。20年近く前の受講なので違ってたらすみません)
それにしても片桐塾のみなさん優秀な人たちが多く活気があって、刺激的な1日でした。あまり意見できませんでしたが、次回もぜひ勉強会に参加したいと思います。ありがとうございました。
245.(タイトル) 第15回片桐塾開催御礼
By No.2 KK君 (2024.3.17)
第15回開催ありがとうございました。毎度のことながら、準備して頂きありがとうございます。今回矢継ぎ早に意見が飛び交う形だったので感動を覚えました。なんか理想の形ですね。新たに来られた方が盛り上げてくれたことにも感謝します。新しい人が入ることで血が通うってすごいですね。塾も組織であり、血は循環することの大切さを感じました。皆さんの一つ一つの発言が刺激的でした。Hさんの「365度」という発言もファンタジーに溢れて魅力的でした。
一講目。
女性管理職の話。管理職になって何の得があるの?っていう素朴な疑問があったと思います。この質問ってなかなか答えるのは難しいですね。グサっと来ます。責任ばかりが増えて、大変なんだろうなと思われていると思います。管理職になってやりたいというか普通に思うことは、自分が受けた教育なり教えを下に還元したい気持ち、より良い職場にしたいという純粋な気持ちが、まず始めに浮かびます。これって実利がないので、実利がある解答もします。管理職は時間がコントロールできます。だから、意外と子育てやら介護やらを上手く調整できます。この点は杉山さんの意見に同意します。昔の塾でSさんが仕事の面白みの答えとして、自分の考えのもとに行動したり、自分で時間をコントロールできるようになってから、楽しくなってきたようなことを言っていたと思います。この時間をコントロールできるかできないかのストレスの違いは大きいです。組織の末端にいる時は現場で起きたトラブルとかに臨機応変に対応しないといけないので、かなりのストレスです。しかし管理職の旨みは、時間を支配することにあると思います。仕事は増えるのですが、時間の支配が旨みかもしれません。
女性の管理職ですが、管理職になるかならないかの立場に辿りついた人達は、男女関係なく、自然に上に上がっていくと思います。それよりも問題なのは、結婚、出産、育児で、永続的に働く女性の数が減っていくことが問題だと思います。このライフステージを乗り切れる人が少ないため、自ずと女性管理職の数が減るような気がします。となると、やはり、結婚、出産、育児をどうするかですかね。産休育休問題、保育所問題、小学校の学童問題にぶつかりますね。男でも女でも気軽に休める労働体系は?休んでる人をカバーできる職場。人数を増やす!最低限の人数でやってるところがほとんどです。最低限の人数でやることがコスト削減に繋がるので、そう簡単に増やせないですね。テクノロジーで補う。テクノロジーで補ってもさらに人員を減らすのでは?サービスの低下に慣れる!企業が産み出す即応性というサービスを諦める。サービス提供が遅れるのも一つの手かもしれないですね。この答えが欲しいです!
二講目。
天皇制の存続。U君から聞きましたが、天皇って戸籍がないのですね!戸籍がないのであれば、神格者であり人ではない?!すると、人権問題はなくなる?廻りが好きなように決めて良いかも。でもやってる当人が無理があると思えばやめてもいいのではと思います。続くことにも何の意味があるのでしょうか?廃止で受ける利益は、全て西暦で物事を進められます。これめちゃくちゃありがたいです。和暦表記やめて欲しいです。
平成、令和と天皇が変わることで、昭和天皇の戦争犯罪の負のイメージをすっかり忘れていました!僕の幼い頃は昭和天皇には悪いイメージがあったと思い出しました!人間って忘却の生き物ですね。今の上皇で、親しみやすいイメージになり、戦争のことを忘れていました。いや昭和天皇崩御の時に、ようやく負のイメージから解放されるとの思いが高まり、都合よく忘れていたのかもしれません。5期生原田君の論文でもあった通り、昔は僕も戦後世代の戦争責任に悩まされた1人です。昔はそんな風潮がありました。でも、時間が経って「もう時効でしょ」って今は何も気にしません。それも相まって、昭和天皇の悪いイメージも忘れてしまいました。
昭和天皇のイメージでは廃止に傾くと思いますが、平成、令和と良いイメージなら惰性での継続に傾くと思います。
次回もよろしくお願いします!
244.(タイトル) 片桐塾お疲れ様でした
By No.39 AY君 (2024.3.17)
こんにちは。20期のAです。片桐塾ありがとうございました。
最後に発言のタイミングを頂きましたが、今の天皇には平和や国際交流のイメージが先行するといのは、戦争を知らない、昭和天皇を知らない世代が故なのかと後で感じさせられました。
今の上皇ご夫妻しか知りませんし、イメージとして震災の時も被災者を訪問されたり、国際交流の発展を担ってこられたりと日本の地位を高めるだけでなく国民に寄り添うことを忘れないといういい印象が先行するのは同世代ではメジャーかと思っていたのですが、、、。
王室(皇室)がある国は30カ国程度とのことでしたが、王室を新しく作るなんてことはできない訳で、皇室制度が現代まで存続しているというだけで、とても誇らしいと思っています。皇族の方々の思いがどういうものなのか推しはかることはできませんが、男性であることとや血統が重視される時代では無くなっているので、女系、女性天皇も導入して永く皇室が続いて欲しいと思っています。
243.(タイトル) お礼
By No.78 HS君 (2024.3.17)
昨日の社会学塾ではお世話になりました。
今回は私も議論に参加できてよかったです。
懇親会も、大声を出さないと会話できないほどにぎやかで、先生や塾生の方々の熱量に圧倒されっぱなしでした。
次回も参加させていただけたらうれしいです。
そのときはまたよろしくお願いいたします。
242.(タイトル) 第15回片桐塾開催報告を兼ねた感想
By No.1 KS氏 (2024.3.17)
昨日の片桐塾、お疲れ様でした。始まる前はどのくらい議論になるかなとちょっと不安に思っていましたが、予想外にみなさん、様々な意見を述べていただき、非常に盛り上がりました。特に、元片桐ゼミ生ではない初参加、2回目の参加といった塾生の積極的発言が目立ちました。何か片桐塾も新たなステージに入った感じでした。後2年で、私の関大教員としての人生は終わりますが、その後もこの片桐塾を半年に1度開催することは、私が元気な間はできると思います。今後はゼミ生以外が増えてくるのかもしれません。長くお付き合いいただけたら嬉しく思います。
さて、1講目の「女性管理職の今とこれから 実体験を通じて」に関しては、女性管理職が増えるのはいいことだという点に異論はないと思いますが、無理にでも増やすべきなのかどうか、女性管理職が増えると、社会にとって、また女性たち自身にとってどういう順機能があるのかについては、いろいろな考えがあるように思いました。それぞれの職場環境や経験の違いも意見の違いに表れているのだと思いますが、私個人の意見としては20〜30年くらい前の時代とはだいぶ変化してきているような気がして、女性たちが出世したいのに出世できないという状況なのだろうかという疑問があります。もしもまだそういうガラスの天井があるなら、もちろんそんなものは打ち壊すべきですが、実際どのくらいあるのでしょうか?ワークライフバランスを大事にしたいと思う人が多い時代においては、出世することはワークにエネルギーを取られてバランスが取りにくくなるから嫌だと考える人も多いのではないでしょうか。K君の発言にあったように、年収が大きく上がるなら少しは出世を考える人もいるかなと思いますが、収入のためにしんどい責任と時間を取られるようになるのは嫌だという人も少なからずいるように思います。
実はこういう時代ですから、男性でも管理職になるのは嫌だという人も増えていると思います。ただ、男性は、女性ほどに子どもとの間に密な愛情関係が生まれにくいために、ワークライフバランスを考えるときにも、ワークに比重が置かれがちになる人が多めになるのだと思います。よりやりがいのある仕事をするためには、人に使われているだけよりそれなりに出世して自分の仕事の自由度を増したいと思うのではないかと思います。もちろん、男性でもどっぷり浸っているような趣味の世界を持っている人なら、ワークの比重は増やしたくないでしょうから、出世は望まないとなるのだと思います。
2講目の「天皇制について考える」は、みなさんほとんどちゃんと考えたことがないテーマだろうから、議論になるかなと心配しましたが、アンケートにまず答えてもらうことでなんとか意見を引き出すことができました。
でも、天皇制のイメージはバラバラでしたね。その歴史の長さを誇りに思う人、何か癒しのような存在と見る人、、ただずっとあるものだからあまり関心もないけれどそのまま続けばいいんじゃないですかという単純な現状維持志向の人も若い人には多かった気がします。
しかし、このままで続くと思うかという問いに「はい」と答えた人が0人だったわけですから、何か手立てを打たないといけないはずです。そのためにも、天皇制とは我々国民にとってどういう意味を持っているのかをちゃんと考えて、その意味を守るためにはどの部分は変化させてはいけないのか、どの部分は変化させていいのかを、国民が判断しないといけないのではないでしょうか?
男系男子で長く継承できてきたことに意義があるのだと国民が思うなら、男系男子で続くための方法を考えないといけないでしょうが、男女に関わらず血縁で長く続いてきた歴史に意味があると考えるなら、女性天皇も女系天皇もありにしてとりあえず血縁で続ける必要があるのでしょう。癒しの象徴だということであれば、場合によっては天皇という存在でなくともチャットの意見にあったようにゆるキャラ的な存在を作ってしまっても代替できるのかもしれません。(ひこにゃんでもくまもんでも大谷翔平でも被災地に慰問に行ったら、みんな喜ぶのはないでしょうか。)
あと、やはり残るのは、天皇家の人々の人権問題ですよね。国民が必要だと考えたら、どこまでも天皇家の人々の人権は無視していいのか、ということも考えないといけないはずです。国民のために自由のない人生を生きることを天皇家の一族に強いるのだとしたら、その存在の意義を国民がちゃんと理解していないといけないのではないかと思うのですが、こんなにみんなちゃんと考えていない状態でいいのかなと改めて思いました。とりあえず、みなさんに考えてもらうきっかけくらいは与えることができたかなと思っています。
241.(タイトル) 片桐塾、素敵です
By No.83 KK君 (2024.3.17)
昨日は、本当にありがとうございました。
先生にお会いしてお話しを伺いたい、させていただきたいというのがそもそもの片桐塾参加の出発点でしたが、いざ参加してみると、塾生皆さんの熱いハートに触れ、もの凄いところへお誘いいただいたと感動しておりました。また、参加されている皆さんの温かさにたくさん触れ、気を遣ってくださったことに心から感謝しています。
さて、「女性管理職の今とこれから 実体験を通して」に関して。普段は、自分の働いている職場・業界での事情でしか物事を捉えることしかできませんが、改めて他の業界の話しをリアルに伺うことができ(=まさに真正な学び)、まずはとても興味深かったです。私は、今後も管理職の道を志向せず、教諭として学級担任、教育相談や進路相談等を通じて生徒との直接の関わることを続けていきたいと考えています。また、組織全体をマネジメントするよりも生徒との直接の関わり=個の視点から今の学校をよりよいものにできたらと考えています。私は、仕事を通じて自己実現をどのように図っていき続けるのかという視点を抜きに考えることができないなという視点から、皆さんの意見を拝聴していました。
「天皇制について考える」に関して、私が普段の思いは、皇室の存在は多くの人と同様、その存在そのものに根拠のない安らぎを感じるなどといった象徴的な存在として、象徴という名の国家元首であるとして、まあいいんじゃないのというものです。しかし、一人の、個としての人間として捉えてみようとした時に、天皇制の廃止が一つの案となるとして考えてみました。皆さんの意見交換を聴いているうちに、改めて、「近代国家は社会の上に人工的に置かれたもの」であり、「宗教的なるもの、畏怖されるものは、近代国家を運営する際に国民を束ねる一つの道具として利用される」ということをつくづく考えさせられました。
第2部の懇親会、片桐先生をトップとして皆さんのノリには…、本当に皆さん大学生だ。これまさに若さを保つ秘訣です。年齢差を感じさせない、皆さん本当に若い。知らず知らずにその渦の中に巻き込んでいただきありがとうございました。私は「報道」「犯罪」…がキーワードでゼミを選択したのですが、今だったら先生のゼミを選択していたのに…、もう一度30年前に戻してくれと歯ぎしりする思い。大学時代の気持ち、場に戻れるプラットホーム、これこそが片桐先生を核とした皆さんの個の結晶、真骨頂なのですね。
私の普段の日々の生徒に対する指導は、出たとこ勝負。目の前の一つ一つのことにどう対応するかのアップデート。じっくりと学問する、思索するという機会はなかなかありません。そんななかでの片桐塾での一日は、今日からの私への活力となりました。このような場へ誘っていただきありがとうございます。次回もぜひ参加させていただきたいです。よろしくお願いします。
241.(タイトル) 片桐塾、ありがとうございました。
By No.80 KAさん (2024.3.16)
こんばんは。29期のAです。
本日は片桐塾ありがとうございました。
1部では、女性管理職の問題も、天皇制の問題も、色々自分の中で考えることはあったのですが、うまくまとまらず、なかなか発言できませんでした。
ですが、皆さんの会話をお聞きしているだけでも、新たな視点を得ることができて、とても刺激になりました。答えのない問題を真剣に議論することは楽しいなぁと思っていました。
個人的には天皇制の問題は、先生のおっしゃる通り、天皇家の立場という観点から考えたことがなかったので、ハッとさせられました。
私は、天皇制について賛成も反対も、実はあまり気にしていなかったというか、そんなに興味がなかったのですが、象徴である天皇と対照に私たち一般の市民は、もちろん天皇家の存続についても責任があるわけではなく、たいした実感がないからこそ、なんでも言うことはできるので…
もちろん世界的に見て、君主制の国家という希少性ももちろんあるとは思いますが、どこかで転換点を迎えてしまえば、それに応じて私たちも生きて行くわけで、風習だけを無理に続けることよりかは、大統領制にどこかで変わるというのも、なんだかんだ受け入れられるのでは?と思って聞いていました。
卒業後も、もっと色々なことにアンテナを張って、学び続けたいなと思った1日でした!
二次会では、初めてお会いする先輩方とも交流することができて楽しかったです。Aさんが本当の名古屋市出身なので、名古屋から来ました〜とは言いづらくなりました(笑)地元トークもできて嬉しかったです。
先生がおっしゃっていたように、これを話していいのかな?と思わせることなく、心の内をなんでも話せる環境があるというのは、本当に心強いです。初参加の片桐塾の場でも、それは十分に感じました。
片桐塾はまた半年後ですね。楽しみにしています。
240.(タイトル) 【御礼】片桐塾
By No.15 YMさん
(2024.3.16)
本日はありがとうございました!
久しぶりのリアル参加、楽しかったです!
やっぱりディスカッション好きです!
さて、帰り際にお話していました夫婦間の家事分担ですが、以下の変遷でした。
●結婚当初〜出産前
掃除洗濯料理→私、お風呂掃除とゴミ出しは夫
●出産〜育児休暇中
基本は同上。ただ、子どものお世話の具合で、洗濯干しなどを夫も時々するように
●育児休暇明け〜復職
保育園送迎→私(最初は時短勤務で、半年後に時短解除しましたが、毎日定時に帰っていました。)
洗濯干しは夫、たたむのが私。料理は私。ゴミ出し、お風呂掃除は夫。お掃除はルンバ!(笑)
●課長登用後
朝の送りは私、帰りのお迎えは夫。あとは上記不変です。
復職した時も一応、支店長代理だったので、毎日定時で帰るのは周りに申し訳ないと思い、夫に何度か相談しましたが、その時は夫もチームの取りまとめだったので、早く帰れないと一蹴。ちょっとケンカになりましたね。しかしやむなく私が受入。
課長になってからは、夫の職場の理解もあり、ほぼ夫が定時で帰ってくれて、娘をお風呂に入れてくれたりするので、めちゃくちゃ助かります。
ちなみに、私の朝のルーティンは、4時半起き→自分の身支度→洗濯ものたたむ→夜ご飯の準備→朝ご飯の準備→6時に娘を起こす→朝ご飯→7時に義父母宅に連れて行く(集団登校8時)→出勤、という流れです。
やりたい仕事ができているのは、娘や夫、義父母など、周囲の理解とサポートのおかげです。
朝も定時ぎりぎりに出勤なので、職場の皆さんの理解もありがたいです。
感謝の気持ちしかないです。
今の若い方は家事分担は当然かもですが、夫が10歳上なこともあり、未だにご飯の準備は私ですが、私が料理が苦ではないのでそこはあまりストレスではないですね。
若い子に話を聞くと、仕事終わってから2人でご飯を作って食べてます、という話も聞きます。
まだまだ話足りなかったので、次回は二次会も参加できるよう段取りします!
ありがとうございました!
239.(タイトル) [初場所感想等]
By No.78 HS君
(2024.1.28)
見どころいっぱいの場所でしたね。琴ノ若関は場所ごとに力をつけてきて顔つきもどんどん精悍になってますね。
猛牛琴櫻の現役時代は伝聞でしか知らないのですが、お父さんとお祖父さんのハイブリッドで、組んでよし押してよしの名大関になってほしいです。
先生が注目しておられる安青錦も見事序二段優勝を果たしました。来場所、三段目で何勝するかが楽しみです。
昭和天皇の崩御から35年の年月が経ち、昭和生まれは、例外なく30代後半以上になりました。
宝富士関の幕内連続出場は990で止まってしまいましたが、玉鷲関や妙義龍関など、昭和生まれのベテランには、同世代として、少しでも長く頑張ってほしいです。
卒論発表会は途中からですが、とても和やかな雰囲気で、楽しく聴かせていただきました。
タバコに関するテーマのときに、「関大における喫煙男子の女子ウケ」はどうなんだろうと思いましたが、低俗な疑問なので、挙手は自重しました。
「クサいからイヤ」なのか、「別に気にしない」のか、学生さんたちに聞いてみたかったです。
「つらつら通信」で学生の論理的思考力の低下について言及しておられましたが、私も長年のモノ言えぬプロレタリヤ生活で知力が減退しており、他人事ではありません。
環境を言い訳にせず、3月までにアタマを鍛え直します。
“社会学”塾で先生や皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。
238.(タイトル)
買い物環境の悪化による「買い物困難者」増加の懸念
By No.7 MS君 (2024.1.25)
第12回の社会学塾における基調報告「ショッピングセンター(SC)開発の変遷〜規模拡大と法規制と流行と」では、スーパーマーケット(以下、スーパー)を含む商業施設の移り変わりについて受講しました。一方、買い物の動向に関する議論の中で、食料品などの日常の買い物に対して不便や苦労を感じて困難な状況に置かれている方、いわゆる「買い物困難者」についても触れました。「買い物難民」や「買い物弱者」とも言われており、新しい業態の進出に伴うスーパーや小売店の廃業、高齢化の進展、流通機能や交通網の弱体化などが原因で買い物環境が悪化し、「買い物困難者」の増加が懸念されています。
先月にNHK総合テレビで放送された、『クローズアップ現代 あすのごはんが買えない…暮らしを脅かす“スーパー閉店”』という番組を視聴しました。この番組では、農村部や山間部のような過疎地域だけでなく、大都市、ベッドタウン、そして地方都市でもスーパーの閉店が相次ぎ、買い物環境が悪化している地域が拡大している、と指摘していました。また、政府の研究機関である農林水産政策研究所では、スーパーなどの店舗から500m以上離れて住み自動車の利用が困難な65歳以上の高齢者を「食料品アクセス困難人口」と定義し、東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県で、2015年にはその人口が約198万人との推計を公表しました。更に、2025年には約214万人まで増加すると予測しています。
これに対する政府の主な施策として、農林水産省では、「食品アクセス問題ポータルサイト」を開設して「食品アクセス緊急対策事業」を推進しています。また経済産業省では、「買物弱者応援マニュアル」や「買物弱者支援事業者事例集」を公開しています。これらの施策によって、事業者、地方自治体、そして地域の取り組みを支援しています。その取り組みの事例の一つとして、自動車に食料品などを積載して場所を移動しながら販売する移動販売があります。私の住居の近所にある商店街で営業していたスーパーも2019年に閉店したのですが、翌年には移動販売車が巡回を始めて、住民が購入している様子を時折見かけます。東京都の調査によると、都内で提供されている移動販売の件数は、近年増加しているそうです。
その他の取り組みの事例として、宅配、買い物代行、移動手段の支援などがありますが、それらのニーズがどこにあるかを具体的に把握していくための政府、事業者、地方自治体、そして地域との相互連携と、安定且つ継続した取り組みが、今後の課題となるようです。
237.(タイトル) 学校現場における光と影
By No.7 MS君
(2023.12.23)
第3回の社会学塾における問題提起「学校の担う範囲について−現役小学校教諭の立場から−」、そして第14回の社会学塾における基調報告「コロナと小学生」では、学校現場における教員の働き方について受講し議論しました。
一方先月に、私の地元の地方新聞「新潟日報」において、新潟県内の公立小中学校で教員の長時間労働や欠員の慢性化の課題に関する記事が掲載されていました。また同じく先月に、地元のローカルテレビ局「BSN新潟放送」においても、『光と影〜理想の教師を目指して〜』というタイトルで、同様の課題に関して特集した番組が放送され視聴しました。この番組では、新潟県内の公立中学校に勤務する教員の勤務時間を取材し、校務の実状に焦点を当てそれらの課題を提起する内容となっていました。これらの新聞記事とテレビ番組のどちらとも、それらの課題の背景として、教員の多岐にわたる校務が負担となり勤務時間の管理が形骸化し、過酷な残業を余儀無く頻繫に繰り返してしまっていると指摘しており、地元の県内の学校現場でもそれらの課題を抱え深刻な状況にあると改めて認識しました。
それらの課題の解決策として、文部科学省に設置の諮問機関である中央教育審議会では、授業時間数の改善、学校行事の簡素化、勤務間インターバル制度の導入、スクールサポートスタッフ(教員業務支援員)の拡充などを、今年の8月に緊急提言としてまとめました。また、「『定額働かせ放題』の温床」とされている、残業代の代わりに月給の4%を上乗せして支給する教職調整額の見直しについて議論する、としています。それを受けて文部科学省は、教員の働き方改革などを推進していくようです。しかし、その緊急提言に対して、「既視感のある項目が並び希望が持てる内容ではない」という現役教員の率直な落胆の声が漏れているそうです。また、教職調整額の見直しに対しても、「調整額を増やすだけでは仕事は減らない」との声も漏れているそうです。
視聴したテレビ番組で取材を受けた教員は、教員のやりがいや魅力について、「喜びと達成感」と語っていました。これが理想にとどまらず現実と感じられるように、そしてそれらの課題が児童や生徒にまで悪影響を及ぼして不利益とならないように、充実した教育環境に向けて速やかにそれらの課題の解消を願うばかりです。
236.(タイトル) 太陽光発電の普及状況と課題
By No.7 MS君
(2023.11.22)
NO.220の投稿において、太陽光発電とその発電量を抑制する出力制御について触れましたが、太陽光発電でも事業用と住宅用では普及の状況が異なっているようです。
事業用太陽光発電では、その施設の売却を投資物件売買サイトへ依頼する件数が増加し、今年の1月から6月までの件数が、前年の同期と比べて約2.3倍となったそうです。その背景には、今年度の出力制御による発電量が2018年度の約17倍と過去最大となる見通しで、今後もその量が増加すると予測されています。そのため、想定外の出力制御が相次ぎ発電停止を迫られると、収入が減り事業の継続に対する不安が高まったものとみられ、事業用太陽光発電の普及にブレーキがかかっています。
一方住宅用太陽光発電について、先月にNHK総合テレビで放送された『クローズアップ現代』という番組で取り上げていました。発電した電気の余剰分を電力会社が買い取る制度が2009年に開始されて以降、新規導入件数は、原発事故後の計画停電や高額な買い取り価格が影響して増加し2012年にピークとなり、その後買い取り価格が下落したため減少しました。しかし、導入の目的が売電から自家消費に変わり、2020年から再び増加しています。自家消費において太陽光パネルだけでなく蓄電池も併用することにより、電気料金を節減でき、発電できない夜間や災害・停電時にも蓄電した電気で補えるメリットが増加の要因のようです。そうした中で東京都は、新築住宅への太陽光パネルの設置を大手の事業者に義務付ける制度に関する条例を昨年に制定し、2025年4月から開始します。またハウスメーカーは、集合住宅にも導入しており、発電した電気を各部屋で使えるので入居希望者が増えているとのことです。更に番組では、「電気の地産地消」に取り組む地域のベンチャー企業を紹介していました。地域住民が負担する導入費用を無料にして設備一式を遠隔操作で一括管理することによって、地域全体で融通し合いながら災害・停電時も含め安定して割安の電気料金で供給しているそうです。これらにより、今後住宅用太陽光発電の普及がますます進むと見込まれます。
太陽光発電は時間帯や日照条件によって発電量が変動し、この影響で安定供給のため事業用において出力制御となります。従って、温室効果ガスを排出しない安価な電気を生かし切れていません。住宅用太陽光発電の普及は進んでいますが、太陽光発電全体を普及させ政府が掲げる再生可能エネルギーの主力電源化を達成するためには、事業用太陽光発電の出力制御を減らす工夫が課題のようです。
235.(タイトル) 空き家の問題を焦点としたテレビ番組を視聴して
By No.7 MS君
(2023.11.15)
NO.204の投稿で取り上げた空き家の問題について、直近の実態を知るため、先月にNHK総合テレビで放送された『NHKスペシャル 老いる日本の住まい〜空き家1000万戸の衝撃〜』という番組を視聴しました。
総務省が今年実施した「住宅・土地統計調査」によると、番組のサブタイトルにもあるように、今年の全国の空き家の総数が約1000万戸に推移するとのことで、私自身もとても衝撃を受けました。高度経済成長期に建てられた住宅が経年により老朽化してきたこと、そして核家族化の進行により相続する時に相続人が誰も同居していないことが、空き家の増加の主な原因として挙げられます。1970年代前半に、都市居住者の住宅の住み替えの過程を双六に表現した「住宅双六」が出現しました。下宿・寮を振り出しに、アパート、マンション・団地の順番に進み、郊外庭付き一戸建て住宅で上がりとなるそうです。しかし、これが上がりではなくなっているのが現状です。
番組では、空き家の増加を抑えるための対策も紹介していました。1点目に、DIY型賃貸借です。通常の賃貸借では、所有者(貸主)側がリフォームしてその費用を負担します。しかしDIY型賃貸借では、入居者(借主)側がリフォームしてその費用も入居者(借主)が負担する一方で、安い家賃で借りられるそうです。入居者(借主)側のアイデアでリフォームが可能なので、コワーキングスペース、シェアハウス、グループホームなどの用途で実際に活用されています。2点目に、中古住宅の市場の活性化です。国土交通省が2018年に実施した「住生活基本調査」によると、別の一戸建て住宅に住み替える場合、「中古またはこだわらない」を選択する世帯数が、「新築」を選択する世帯数を逆転した結果となったそうです。また、同省が公表している新設住宅着工戸数についても、民間の調査で今後減少が予測されています。これらにより、今後中古住宅の市場が活性化していくと見込まれるのではないでしょうか。3点目に、グリーンイノベーション地区の導入です。これは空き家を農地や緑地に変えていくという、アメリカ合衆国ミシガン州にあるフリント市における都市計画に関する政策の新しい取り組みです。具体的には、市内に居住する住民が市内の空き家の老朽度を調査のうえ評価します。その後、処分に相当する空き家が多く存在する地区をグリーンイノベーション地区に指定するか否かについて、ワークショップを開催し住民同志が議論を重ねます。グリーンイノベーション地区に指定された地区に存在する空き家は、政府の補助金を受けるランドバンクという公的機関による管理のもとで処分され、その土地を整地のうえ農地や緑地に転用して、住民やNPOに貸し出し畑や庭に活用してもらうそうです。この新しい取り組みの目的は、空き家の対策だけでなく、住民が参画することによって地区の状況を客観的に深く受け止め、都市計画に関する政策について理解してもらいながら住民の合意を得ていく狙いがあるようです。
番組の最後にまとめでは、空き家を個人や血縁相続の問題のみに限定するのではなく、地域の町づくりの一環として色々な形で使ってもらうという発想を持つなど、これまでの価値観や固定観念を転換し、町の世代交代のチャンスとして捉えることが大事なのではないかと締め括っていました。やはり、小さな範囲のみにとどまらずより大きく視野を広げて問題に対処していくという社会学の肝を、改めて実感した視聴となりました。
234.(タイトル) 予習が成果として功を奏した第14回
By No.7 MS君 (2023.9.25)
「第14回片桐“社会学”塾」では、先生をはじめ基調報告そして参加した塾生の皆様お疲れ様でした。
先ず、1講目の「コロナと小学生」についてです。今回の塾の案内でこの講義内容が発表されてから、文部科学省が公表したコロナの5類感染症への移行後の学校における衛生管理マニュアルを、また直近の教員の働き方改革に関する新聞記事をそれぞれ一読してきました。様々な制約の中で工夫を重ねて対策を講じながら、感染拡大の防止と学校活動の継続の両立に取り組んできたUさんや他の教職員の方々のご苦労を、明確に察しました。そして、楽しく学校生活を過ごすことができなかった児童の割合が多かったという4,5,6年生を対象としたアンケート調査の結果や、不登校児童の急増といった状況を見て、とても不びんな気持ちを抱きました。従って今後は、安心して充実した平時の学校生活を過ごすことができるように祈願するばかりです。
次に、2講目の「知っていそうで知らない薬の世界」についてです。この講義内容に関しても、今回の塾の案内で発表されてから、「薬価差益」「ジェネリック」「薬害」「オーバードーズ」「出荷調整」など医薬品に関係する事項の用語を下調べしてきました。かかりつけの医師から処方され薬局で調剤された医薬品を普段何気無く服用していますが、その価格が医療費全体や皆保険制度、また製薬企業における利益や新薬の研究開発と絡んで、多様な算定方法やルールを経て毎年改定されているとのことで、複雑且つ容易でないと改めて感じました。そして、過去に社会問題化となったエイズ事件やC型肝炎事件などの薬害事件についても、講義の中で取り上げてもよかったのではないでしょうか。製薬企業や行政の瑕疵や不作為などが原因で起こった医薬品による悲惨な健康被害として、訴訟にまで発展した医薬品の歴史に残る大きな事件でした。医薬品は、私たちの健康ひいては生命にかかわってくるので、適正な使用を順守し、安全性などに対する関心を常に持っておかなければならないと戒めました。一方で、いまだに医薬品不足が解消されず見通しが立たない現状を案じています。
先に記したように今回は、事前の備えとして参考資料を一読したり事項の用語を下調べして講義に臨みました。そのため、当日の受講においてつかえずに理解でき、質問や意見もためらいなく発言できました。従って、講義内容についての予習が成果として功を奏したと言ってよいでしょう。今回の塾を機に、可能な限り次回以降の塾でも、同様の予習をしたうえで講義に臨んでいこうと思っています。
233.(タイトル) 第14回片桐塾お疲れ様です
By No.40 TFさん
(2023.9.19)
ご連絡が遅くなりましたが、片桐塾に参加できて本当に良かったです。Fです。
まずは、発表者のお二人に本当に素晴らしい発表をありがとうございます!お疲れ様です!とお伝えしたいです。
内容が充実しすぎていて、かつどちらも私のこれまでの仕事や生活に接点があるのでとても興味深く楽しく聞かせていただきました。
コロナに関しては、医療業界や学校の対応は私としては命や健康を守るために必要なレベルの対応だったと思っているのですが、確かに経済との兼ね合いでの政治家の判断やオミクロン等軽症が増えたりデータが揃ってきた辺りでの各々の判断で動かない同調圧力に流される人々にはなんだかなー、と思っていました。「自分のことは自分で情報集めて考えて決める」が私の最近のポリシーなので、私自身はコロナ禍でGo Toトラベルやレジャーも楽しみましたし、子どもの生活も制限するところと発散させるところとメリハリつけて割り切って生活していました。
ただ、仕事で中学生を見ていると、コロナ後の生活面や対人関係といった部分では「?」と感じる子も増えている体感もあり、マスクの顔しか見ていない赤ちゃんの情緒の成長が、、と指摘されているように子どもたちのコミュニケーションの部分ではもしかしたら影響が出てしまっているのかも、、とは思います。
薬の世界のお話は、懐かしく、MRをやっていたのも7年前とかになるので情報は古いのですが勉強しておいて良かったな、と思う分野ではあります。医療費の問題は本当に解決の兆しがなく、皆さんおっしゃるように国民皆保険制度や高齢者医療、生活保護者の制度(生活保護や原爆の保護を受けている方は医療費の自己負担がないのでジェネリックに変えないというのはMR時代よく聞きました)等大きく変えないと変わらないんでしょうね。。そして今の状態ではリテラシーも育たないのできっと変わらないんだと思います。
久々に田舎から都会にでて、皆様とお会いして、なんだか自分の人生が思っているよりマイノリティな感じなのかも、、と感じまして色々考えました。先生には私の人生の状況が不思議にうつっているようで、逆に私は不思議です。笑
とはいえ、皆様に報告としてなにかお話できるほどの深い世界で生活しているわけでもないので、うっすーい上澄みのようなネタのご提供しかできない気がしていて、、田舎暮らし、女の人生、夫との連携、ICT教育、PTA、田舎の役場あるあると住民活動とか、、、なにか面白く料理できますかね。まぁ、片桐塾は名シェフ揃いなので大丈夫かとは思いますが、、
とにかく!今回の片桐塾は1部2部ともに本当に楽しませて頂きまして、皆さまにお礼の気持ちでいっぱいです。
今後とも、よろしくお願いいたします。
232.(タイトル) 片桐塾、ありがとうございました!
By No.34 HR君
(2023.9.19)
片桐先生、こんばんは。
遅くなってしまいましたが、土曜日の片桐塾、ありがとうございました。
今回、塾では3回目の報告役でしたが2回目から期間が空いており、ゼミ形式での発表も学生以来で、報告席に座るとかなり緊張しました。笑
薬や医療に関して、塾生のみなさんがどの程度ご存知なのか想像しながら内容や話し方を考えたつもりでしたが、もう少しうまく伝えるための工夫が必要だったと感じています。
先生にもやっぱりよく分からない!と言われてしまいましたし、、、!笑
とはいえ、皆さんと活発な議論をすることができ、薬や医療に関して考える良い機会になったと言っていただけたのでよかったです!
飲み会では何人かの先輩方に成長したね!と言っていただけて嬉しかったです。
Kさんには見直した!と言われ、普段の飲み会のイメージ悪すぎですね!という話になりました。笑
その飲み会のイメージも含めて褒め言葉として受け止めています。笑
今回はじめて自分の職業関係の報告をさせていただき、普段自分が当たり前に捉えていることは世間ではそうではないのだと改めて感じることができました。
報告の場を与えていただきありがとうございました。
とりあえず政府はもっと本気を出さないと色々と前に進まないな!と感じています。笑
塾の皆さん、そして先生にはもし何か薬関係で疑問に思われることがあればなんでも聞いていただきたいと思っています!
(ない方がよいことですが、身の回りの方の薬に関するご相談も)本気で考えます!
Uさんのご報告も非常に面白かったです!
コロナ禍で子どもたちや先生が様々な制限を受けていることはテレビのニュースなどでしか知る機会がなく、今回現場の先生や子どもたちの生の声を知り、やはり異常なことだったのだと感じました。
私自身は、ある程度コロナの危険性が薄れてきた段階でもなお厳しい制限が残っていた時点で異常だと感じていましたが、メディアや報道を鵜呑みにする多くの人々は今になってどう感じているのでしょうか。
教育現場ではこのような乱暴な意見は通るはずもないことは承知ですが、教壇に立つ人には自分の意見を持っていてほしいと感じています。
Uさんは少し乱暴すぎかもしれませんが、、笑
U先生に出会えた生徒たちはきっと幸せですね。
そして、第二部の飲み会も最高に楽しかったです!
やはり現地参加の醍醐味ですね!笑
とても幸せな時間を過ごすことができました。
ありがとうございました!
開催報告も読ませていただきました。
次回以降の塾について、ニュース討議形式も考えられているとのことでしたが、きっとすごく盛り上がると思います!
皆さんそれぞれの豊富な知識を持っておられますし、いままでの人生経験なども相まって現役生ゼミとはまた少し違った活発な議論ができるのではないかと思います。
ニュース討議形式だと発言のハードルも少し下がるとも思っています。
私のような飲み会まで静かな人間には優しいです。笑
次回の塾も楽しみにしています。
次に先生とお会いできるのは集いでしょうか。
もし、それまでにこちらに来られることがあれば是非ご連絡ください!
飛んで行きます。笑
では、またお会いできる日まで!
231.(タイトル) Re: 第14回片桐塾開催報告
By No.58 KAさん
(2023.9.19)
片桐塾、ありがとうございました!連絡が遅くなり、すみません💦
小学生とコロナをテーマにした講義では、コロナの中で過ごした学生時代は思い出だけではなく、これからの人間関係や生活にも影響が出てくるものなのだと改めて感じました。コロナが流行り出した頃、私は大学卒業時期でしたが、ギリギリ海外旅行も楽しめましたし、アルバイトも制限等なく過ごせました。ですが、学生時代にコロナが流行った世代の子ども達は、思い描いていた学生生活を送れなかったでしょうし、寂しい想いをしている子もたくさんいると思います。その経験が学生時代の時だけでなく、不登校に繋がるなど、一時期の環境がこれからの生活にも関係してくるケースが実際に増えていることは、やはり問題であると思います。社会人になって感じますが、学生時代の友人や先輩後輩は、大切だなと。なんでもオンラインで出来るようになった今、対面でのコミュニケーションが苦手、めんどくさいと思う人が増えてしまいそうで、、。自分の好きな環境を自由に、好きに選べるようになるのは悪いことではないですが、勿体無い気もします。
また新しいウイルスが出てきたら、どうなるんでしょうね。死亡率とか重症度によって対応は違うかもしれませんが、もうコロナの時ほど過剰な対応はしない気がします。このテーマについて考えると、コロナと社会は色んなところで関連していたなと改めて感じました。
薬をテーマにした講義では、私もほとんど病院に行かないこともあって、初めて知ることが多く、そうなんだと頷くばかりでしたが面白かったです。ジェネリック医薬品がなぜ安いかという点で、ぼんやりとは理解していましたが、最終的に先発医薬品と有効成分が同じであれば良い、添加物が変わるためアレルギーが出る人もいる、開発期間がこんなにも違うことなど具体的に知ることができました。また、電子処方箋に期待が高まっているとありましたが、電子処方箋が普及することで、過去に使った薬がデータ上で確認できたり、オンライン診療にも便利に使えたりと色んなメリットがあると思います。一方で、高齢者はうまく利用できるのか、マイナンバーカードと紐づけることに抵抗を感じる人など、広がりそうであまり広がらない気もします。
今回の講義で薬と日本の制度は複雑に関係していることに気づき、高齢化が進んでいく日本ではますます問題視されるだろうと感じました。
今回の講義も知識の少ない私にとってすごく有意義な時間でした!ありがとうございました(^^)!
ニュース討議のネタ見つけたらまた連絡します!
230.(タイトル) 片桐塾ありがとうございました\(^^)/
By No.51 TCさん
(2023.9.19)
片桐塾、ありがとうございました!
こども連れでの参加で抜けたり入ったりバタバタして申し訳なかったですが、私としては久しぶりにみなさんの輪に入れて、とても楽しかったです!!
遅くなりましたが、、感想を送ります!
U先生のコロナと小学生のお話、なによりU先生が教頭先生なの?!!というびっくりが一番でした!笑
議論で少しありましたが、教頭先生っていじわる顔で嫌なタイプなイメージがバッチリ植え付けられており(自分の出身校の教頭先生の顔、全員思い出せないくせに。笑)さわやかイケメンのU先生とイメージが重ならず、、高槻に引越してU教頭先生の小学校に息子を入学させようかと思いました!笑(その頃には校長先生ですね!)
それにしてもコロナ期は今思えばやっぱり不思議な世の中でしたね。生後8ヶ月の息子が8月にコロナにかかりましたが、ただの風邪でした。そう受け止められるのも今だから、、なんなら持病持ちのうちの母まで見舞いに来てました。笑
でもガチガチにマスクして人混みを避けてたころはそれが当たり前で、、そんな時期を学生で過ごしたこどもたちはこれからどうなるのか、、メディアで不安を煽りまくった感染症専門家の方々にぜひ調べてもらいたいですね!!笑
Gの薬の話はわたしも知らないことばかりでおもしろかったです。息子のかかりつけ医は優しい顔で『症状が良くならなかったらまた数日後に来てください』と言ってくれるので、1回の風邪で2.3回病院に連れていってます。診察の自費負担は1回500円でお薬代はタダ、、日々のルーティンで病院に通う高齢者とともに日本の医療費を圧迫しているのかも、、と少し反省しました。とりあえず息子のマイナンバーカードを作って健康保険証と紐付けたいと思います!
次のゼミも楽しみにしています!
実は昔ジャニオタだったんですよね、、わたし!笑 私の見方はやっぱりファン寄りになってる気がします。。あとジャニーさんを崇拝してた人が次々タッキー(滝沢くん)の新事務に移籍して、、これはなんかあるの?って思ってしまいます。
生活に少し余裕が出来たら(息子から手が少し放せられたら)発表もやってみたいなと思ってます!かなーりゆるい内容で♡笑
ではまたお会いできるのを楽しみにしています!
229.(タイトル) 第14回片桐塾の感想とお礼
By No.10 MM君
(2023.9.18)
一昨日は、ありがとうございました。開催報告も受け取りました。
昨日は疲れからか、1日中ゴロゴロして過ごしており、お礼のメールが遅くなりました。
今回は、塾当日が16回目の結婚記念日ということで、多くの方から直接お祝いのことばをかけていただき、大変思い出深い日になりました。
皆さまに感謝申し上げます。
毎回のことですが、塾では、内容の濃い議論ができ、充実した時間を過ごすことができました。
Uさんの話題「小学生とコロナ」では、コロナ禍での学校の営みを振り返ることができ、改めてさまざまなことに振り回された日々だったのだと考えさせられました。
ちょうど、数日前に、窮屈な学校制度をアナキズムの視点から批判的に検証した池田賢市さんの『学校で育むアナキズム』という本を読んだところでした。
この本の中で問題視されていたことが、コロナ禍においては(悪い意味で)最大限実行されていたということも、Uさんの話を聞きながら確認できました。
教育問題は、何から手をつければよいのでしょうか。問題がありすぎてわかりません。
4、5年前に改訂された教育指導要領では、「予測困難で不確実、複雑で曖昧」な時代の到来を見据え、その時代を生き抜く力の育成を目指すと書かれています。
コロナウィルスが出現し、それによりどうなっていくのかといってことは予測困難なことですし、この先どうなるかは不確実なことでしかありません。
まさに、コロナ禍は、文部科学省の実践が生かされる場面の一つだったとも言えます。
もちろん、4、5年でそのような力が養えるとは思えません。
その点も踏まえ、今回の教訓(多くの児童生徒が受けたであろう負の影響)を無駄にしないためにも、「予測困難で不確実、複雑で曖昧」な時代を生き抜くために、本当にどのような力が必要で、どのように育成すべきかといったことを、文部科学省には十分に検証してもらいたいです。
Gの「知っているようで知ならい薬の世界」は(若干、「マツ子の知らない世界」を連想しましたが)、タイトルどおり、「知っている」つもりだったことが多く、掘り下げて知ることができました。
薬の話だけだなく、医療や高齢者問題(介護や年金)、生活保護等々、どれも管轄は「厚生労働省」です。
省庁を改変して問題が解決するかどうかわかりませんが、これらの問題を同一の省が一手に担うのは無理があるのではないでしょうか。
恐らく、「省をわければ縦割りになり、連携が取れない」「一括して管理することでメリットが享受できる」ということで、1つの省になっているのだと思います。
しかし、今起きている問題を見れば、1つの省であることが弊害を生んでいるとしか思えません。
同じ省でも、分野ごとにスパッと分かれていて、連携など取れていない(取っていない)のが現実でしょう。
ここにメスを入れなければ、問題の本質がうやむやになったままで、あるいは棚上げしたままで、何も解決せず、ただただ負担が増えているという状況への改善は見込めません。
国民皆保険・皆年金制度が整えられたのは、1961年(昭和36年)のことです。
制度施行後、60年以上の歳月がたち、時代は大きく変化しました。
その変化は、制度設計時には思いもしていなかった(考えが及ばなかった)ものがほとんどです。
保険制度(いわゆる健康保険)は、単年度で会計が済むので、制度を変えることはそう難しくないと思います。
ただ年金制度は、人の生涯と関わる給付なので、その制度設計を変えることは容易ではありません。
まさに国民の総意が必要です。もしかすると、憲法改正よりも議論は困難になるかもしれません。
口先だけでなく、「本気で本腰を入れ取り組む」姿勢を持ったトップが現れないことには、破綻への道を歩み続けるほかないような気がしています。
まじめな話はこの辺にして、2次会は、いつもどおりべろべろでした。お相手くださった方々には、厚くお礼を申し上げます。
帰り道、U夫妻と一緒でした。なんか熱く語ってしまったような記憶がうっすらあります。
無事に帰れましたので、ご安心ください。つい長々と書いてしまいました。すみません。
最後に、
>原点に戻ってもっと気楽に時事問題を、ゼミでの「ニュース討議」のような形で扱うのもありなのでは
ということですが、確かにそうですね。
「気楽に」というわけにはいかなくなりますが、「政治ネタ」など議論したいです。
皆さん、岸田総理(政権)については、どうお考えなのでしょうか。
もう政治には何も期待していない?
あと、3月になると熱が冷めてしまうと思うのですが、「阪神優勝」の報道には少し違和を覚えました。
特に朝の情報番組での異様なまでの盛り上げ(盛り上がり)方は、阪神ファンを含め、どのように見たり、感じたりしたのか気になります。
他にもあるのですが、また気になるニュースがあればご連絡いたします。
次回は、3月ですね。
先生、そして皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。
ありがとうございました。
228.(タイトル) Re: 第14回片桐塾開催報告
By No.64 KMさん
(2023.9.18)
一昨日は片桐塾お疲れ様でした。昨日は1日次女のバレーボール大会の応援に行っており、感想が今日になってしまいました。まだ早い方という認識でよろしいでしょうか?(笑)長い長いメールになっていますので、覚悟して読んでくださいね!笑
今回の塾も、とても有意義で面白かったですね!発表もすごく整理されていて聴きやすく、さすがの一言です。
ます、『コロナと小学生』ですが、ちょうど昨年まではうちの子達が3人とも小学生で、更にあの夫のこともあり、色々な思いのある身近なテーマでした。ですが、思いの大半は憤りや悲しさであり、話していると本当に泣けてくることでもあり、正直あまり触れたくないテーマでもあります。Uさんとは二次会でそれについて少しだけ話しましたが、同じ様な考えを持っているかもしれないと感じ、少し嬉しくなりました。
学校も子ども達も、そしてその保護者も、コロナに翻弄されています。規制が緩和されたからと言って、不登校や様々な後遺症、ワクチンの副反応、マスクの心理的な影響等、コロナウイルスが弱体化しても、これまでの影響は計り知れず、終わるものではないと思います。
とはいえ、我が家にとってはこのコロナ禍が悪いことばかりもたらしたわけでもなく(夫のリモートワークが可能になったことや、和歌山への移住等)、むしろコロナのおかげで…ということも大きかったです。もちろんなかったらなかったで全く別の展開(ドイツへの駐在)が待ち受けていたわけですが、現状には満足しているので、何がきっかけになるかわからないなぁと、数奇な運命を感じているところです。
そして2講目、『全然知りません薬の世界(勝手に改題)』ですが、お話しした通り病院や薬については普段縁がなく、薬剤師やMRが主人公のドラマや漫画で知った知識ぐらいしかないので、とても勉強になりました!ジェネリック薬についても、以前から疑問に思っていたことを知ることができてよかったです。これからお世話になることがあれば、是非薬サポ等も利用したいし、血液のガンを患っていて高額の薬を常用している義父にも教えてあげたいと思います。
片桐ゼミには本当に色々な職業の方がいて、知りたいことがあれば聞けるので本当に素晴らしいですね!
開催報告のメールで先生も述べられていますが、下調べをしっかりした発表も素晴らしいですし、すごく勉強になりますが、やはり発表者には準備が大きな負担になると思いますし、私もとても引き受けられないと思ってしまいますので、もっと気軽に、普段の小さな疑問や面白いと思ったこと等を出し合って、それについて知識のある人に話してもらったり、次回詳しめの誰かが調べてきて軽めの報告(調べてみたらこうなってましたよ的な)をしてもらったり、1項目辺りの時間を少なくして、トピックの数を増やし、現代社会の知らないことや、皆の意識の違いを出したりして楽しむのもありかなぁと思います。片桐ゼミって賢い人だったりエキスパートな方も多いし、先生もいい加減な(きちんと下調べをしていない)報告は許さない!という印象があり、こちらもかたくなってしまいますが、もっとざっくばらんに、気軽に話し合える場を設けるのもありかなと。事前にトピックを募集し、皆が知りたいと思うことを、順に、もしくは投票制?なんかで決めて臨むのもいいかもしれません。募集した中で先生が良いなと思うものを選ぶというのもいいですね。例えば私が最近気になったり皆の意見を聴いてみたいなと思うことや、紹介したいことといえば…子どもの夏休みの宿題や習い事、漢字の書き順、学校の制服、食育、援農、棚田復活プロジェクトなんかでしょうか。身近なことばかりで恐縮ですが。
227.(タイトル)
Re: 第14回片桐塾開催報告
By No.48 KFさん (2023.9.18)
先日は片桐塾お疲れさまでした!塾のみの参加のはずが…喋りたい人が多すぎて我慢できませんでした笑。
小学生とコロナについては、私は子どもと接する機会が少ないですし、職場でもかなりコロナの影響は少なかったと思うので、子どもたち、学校、親、先生にとってのコロナ禍というのがどれだけ大変だったのか、改めて考えさせられました。同じ職場内や教室内で価値観の違う人たちと、異常事態にどう対処するのか、私は揉めるのがイヤで、右にならえでのらりくらりと適当に対応してしまうのがクセになってしまっていますが、こういう時に「それは違うんじゃない?」と言えること、そこでちゃんと議論ができる環境があることが大事ですよね。片桐ゼミでは、自分の考えをちゃんと議論できる環境があるので、ホントに素敵だと思います。
お薬の話は、私が医療機関に勤めていた経験があったり、今も医療機関や薬局の手続きをお仕事にしてたりするので、それなりに知識があると思っていたのですが、自分のヘルスリテラシーの無さに自分でも恥ずかしくなりました笑。私は仕事柄、医療機関側の経営について検討することが多いのですが、いかに原価を抑えるかがホントに大切で、いくつかの医療機関が協力しあって、薬の共同購入をすることで原価率を下げたり、大変な努力をされています。薬価の設定の話でもありましたが、今は本当に保険の点数がどんどん下げられていて、上手に経営しなければ、クリニックに儲けを出すのがなかなか難しいようになっています。患者側の負担も大変ですが、クリニック側も実は大変で、そこには国民皆保険制度や生活保護制度などあまりにも色々な社会的な問題が絡んでいて、私たちの生活に直結する問題なので、考え続けなければいけない問題ですよね。
と、いうことで、いつもながら本当に勉強になって、めちゃくちゃ楽しい時間でした!やっぱり二次会も行って正解でした笑!試験勉強は頭を切り替えて頑張ります!本当にありがとうございました!
226.(タイトル) Re:
第14回片桐塾開催報告
By No.2 KK君 (2023.9.18)
今回も企画運営ありがとうございました。資料の準備等もありがとうございました。感想メールもありがとうございました。
第一報告
小学生のコロナ禍体験は非常に興味深い内容でした。未成年でのコロナ禍経験は人格形成に大きく影響を及ぼすような気がするからです。昼ごはん一つにしても3年ほど、黙食すれば、ご飯は黙って食べるものっていう価値観・倫理観が育ってしまうような恐さを感じています。ご飯粒を飛ばしながらワイワイ騒がしく話す方がおかしいという価値観が育つのではないかという不安を覚えてしまいます。その中で、小学生のマスク着用率高学年は多いけど、低学年は少ないと聞いて安心しました。少しずつ元通りになることを願っています。2020年から2023年に小学生・中学生・高校生・大学生を過ごした世代の価値観が変化するのではないか、ここは興味深いところです。それこそ片桐先生の学生の価値観調査に反映されるような結果が出てくるのではないかと思っています。片桐先生がライフワークとして継続されることを願っています。さて、小学校の現場の話に戻ります。先生方は「ちゃんとマスクしろ。距離を保て。静かに。」と強く指導しながらも、その強い口調の裏に葛藤する気持ちがあったことを聞いて、こちらも胸が痛い思いでした。先生も辛いですが、強制される小学生が一番辛いだろうと慮る気持ちがあったのだろうと思いました。宇留島君は教頭という鳥の目で学校や教育を見る立場であるので、今回のこのアンケートは塾のためにでなく、教育現場で還元できたら良いかと思いました。今回のアンケート調査も貴重なデータですし、2−3年後に同じデータを取ると、また変わった結果が出てくるような気がします。ごめんなさい。だんだん研究寄りの話になってしまいました。
第二報告
薬の話は、H君のゆっくりと話す姿勢が素晴らしいと思いました。学生の頃を知っているので、あんなにゆっくりと相手の理解度を踏まえて話す姿勢ができるのかと感心しました。学生から社会人の過程を見ているので、成長ってすごいなと思いました。ジェネリックの抵抗感は依然として強いのだと、改めて感じました。ジェネリックの強い推進は10年以上前から特に進んでおり、僕の中でもはや当たり前と思っていたので、改めて患者目線に立たないといけないと痛感しました。H君の説明通り、化学構造式がほぼ一緒なので、問題ありません。最近出た「新薬」の模倣品でなく、広く20−30年かけて行き渡った先発薬品の模倣になるので、化学的には裏付けが取れた薬になります。ジェネリックは問題ありません。自分が当たり前と思っていたことも、知らない人には丁寧に説明をしないといけないと思いました。でも、薬は主作用と副作用は各個人異なる形で出現します。Aさんに先発薬で体にぶつぶつが出て、Bさんは後発(ジェネリック)薬で下痢をする、といった人それぞれに副作用に違いが出るので、「先発薬>後発薬」というわけでもないのですね。難しいところです。ジェネリックで単価を抑える話は、H君のいう通り、国民皆保険制度との関わりで議論を進める必要がありますね。第2段階の議論になると思います。
第14回開催、7年、継続しているのだなぁとしみじみ思います。
ジャニーズ問題は面白いですね。ファン目線から話せる人がいたら良いですね。今回の一連の騒動、「ファンは被害者?加害者?」というようなこと考えたら面白いですね。
今回もありがとうございました。
225.(タイトル) ありがとうございました。
By No.29 UT君 (2023.9.17)
昨日はありがとうございました。
お話する機会を与えて頂き、皆様と議論でき、とても充実した1日を過ごすことができました。
参加者の方々がコロナそのものをどのように捉えているかということが違っている中で、なかなか核心に迫りきれない内容だったなと反省しています。
これだけ社会全体に影響を与えた一連のコロナについての施策が未だきちんと総括されていないのは、なぜなんでしょうか。
結局、「あの時は仕方がなかった」ということしてしまうと、また繰り返されることがあるのではないかと思います。
僕はコロナそのものよりもあの空気感の方が恐かったので、同調圧力があったと思われていた方がどれくらいいらっしゃったのか、どのように対処されていたのか、などもお話したかったです。
Gさんのお話も非常に勉強になりました。
質問に的確に答えられていて、若いのにすごいなぁと感心するばかりでした。
あと、僕も市販の薬は医者で処方されたものより効きが悪いと思っていたので、その謎がとけてよかったです。
ヘルスリテラシーという言葉も初めて聞きました。
薬信仰、医者信仰になりすぎず、自分でもきちんと考えていかないといけないなと思いました。
今回は思いがけないご縁がありました。これとひとえに塾のおかげです。
資料準備から会場設営、片付けまで今回もありがとうございました。
また先生のお話も聞かせてもらえたらなぁと思っています。
本当にありがとうございました。
224.(タイトル)
Re: 第14回片桐塾開催報告
By No.72 YK君 (2023.9.17)
お疲れ様です。27/28期生のYKです。
昨日はありがとうございました!
ホントに、学びまくりの一日でした!笑
さすがは、歴代片桐ゼミ生+先生を敬う方々、皆さん予備知識が備わっていたり、ご自身の経験も踏まえて発言されていたので、発言に説得力があり、聴講してて大変勉強になりました!!
ただ皆さんをそうさせたのは、Uさん、Hさんのこの上ない素晴らしいプレゼン内容だったからでしょうか。
お二方には、大変お忙しい中、講義に向けての準備をしていただき大変感謝致します。😊
また、第二部でも、ワイワイ騒ぎつつも、先輩方の経験やお仕事事情を聴いて、またまた大変勉強になりました。
自分の現状を客観的に観る大変良い機会でした。
次回開催日は、3月16日ですか、
さすがにまだその時は日本に居ると思いますので、是非参加させていただきたく思います!😊
ではまた、飲み会等イベントあれば誘って下さい!!!
以上です。失礼します。
223.(タイトル) 片桐先生へ
By No.11 MSさん (2023.9.17)
昨日は約5年ぶりの片桐塾に出席することが叶い、本当に充実した幸せな1日を過ごさせていただきました。
昨日感じたことを大切に振り返っていたら、メールが遅くなってしまい申し訳ありません。
片桐塾での学びは刺激にあふれ、緊張もしますが、ようやくここに帰って来られた!と嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
今の私の状況、辛い思いも含めありのままを話させてもらい、本当にたくさんの方々に話を聴いてもらい、あたたかい言葉をかけてもらい、また前を向いて進むための力をいただきました。
新しい世界に飛び込んでからのこの3ヶ月余り、うまくいかないことばかり、どうしても視野が狭くなり、思考も固くなっていました。
常にできない自分を責め、思い描いていたように適応できない自分を責め、もう何もできる気がしない・・と追いつめられた気持ちでいっぱいでしたが、自分を責めなくていいし、また新たに頑張ればいい、ということが心から腑に落ちた1日でした。明るく、あたたかい言葉をかけてくださった皆さまに感謝の気持ちでいっぱいです。かけてくださった言葉ひとつひとつ、宝物のように思い返しています。辛いことや自分ではどうしようもないことがあっても、決してひとりではない、話し、支えて励ましてくれる方々がこんなにもいる、と胸が熱くなりました。
第1部では、1つのテーマから様々な視点や経験・職業からどんどん考察が広がっていくのを体感しながら、これこそが社会学!という濃密な時間でした。
学生の頃は1つのテーマを様々な視点から見ようとするとき、視点をいかに増やせるかと考えていました。
社会人となった今、片桐塾では、幅広い職業や社会的立場からの多方面からの視点が加わり、社会の今ここで起きている現場体験に基づく議論が繰り広げられています。
卒業してからも社会学を学び、深められる場をつくってくださっている片桐先生には感謝しかなく、もう何百回と繰り返していますが改めて片桐ゼミを選んだ自分をほめてあげたい気持ちです。
卒業後、様々な状況からゼミとの関わりが少なくなっている方や、何かしらの事象について考えを広げたり深めたりしてみたいな、と思った方、ぜひ片桐塾の扉をノックしてみてほしいと思います。今の私のように、しんどいな・・と思っているときも、片桐先生や片桐ゼミ、片桐塾のみなさん、本当にあたたかいです。たくさん笑顔になれて、素敵な1日を味わうことができます。なんだか宣伝風になってしまいましたが、生きていくうえで本当に力になってくれる社会学を卒業後も恩師のもとで学び続けることができる喜び、辛いことがあっても決してひとりではない、片桐ゼミ・片桐塾にはたくさんの先輩・仲間・後輩がいることを1人でも多くの方にお伝えしたく、また次回もどうぞよろしくお願いいたします。
222.(タイトル) 第14回片桐塾開催報告
By No.1 KS氏 (2023.9.17)
昨日の片桐塾、お疲れ様でした。非常に充実した報告2本で、議論もいつも以上に活発だったと思います。
第1報告のU君の「コロナと小学生」は本当は「コロナと小学生と私」にしたかったということで、まずは、一般にあまり知られていない教頭業務についての話があり、その後コロナ期間の小学校の対応や小学生自身の受け止め方が紹介されました。改めて、コロナ期間の小学校がいかに大変だったかを実感できました。
議論の中で、コロナを経てよい形で変わった部分――働き方の柔軟性や1人1台ずつのタブレット端末の導入など――の指摘もありましたが、不登校の増大なども起きており、対面でのコミュニケーション能力を高めることなどにおいては、やはりコロナの3年間がもたらしたマイナスの影響も気になるところです。
こんな極端な規制のかかる生活が今後はなければ、この3年のデメリットも薄れていくとは思いますが、また数年後に新しい感染症とかが現れ、同じような対応をすることになったら、むしろ規制のかかる生活が当たり前になってしまうのではないかと心配です。コロナの3年を良い経験として、万一新しい感染症が現れても、うまく共存していくようになるといいのですが、、、
H君の第2報告は、「知っているようで知らない薬の世界」の話でしたが、個人的には知らないことだらけで驚きの連続でした。現在MRとして働くGだけでなく、元MRのFに、現役医師のK君もいるという贅沢な布陣で、また他にもかなり薬に詳しい人たちもいて、私はひたすら聞いているだけという状態でした。
しかし、聞いていると、ジェネリック医薬品がなぜこんなに推されるのかとか、国民皆保険の問題点、高齢者の負担割合の低さなど、社会学的にも考えるべき問題が山のようにあるのだということがわかりました。ただ、知識がなさすぎる私自身が、このテーマについて深く考えることは難しそうです。それでも、今後はもっとちゃんと薬のことを考えようという気になりました。健康保険証を廃止してマイナンバーカードに切り替えるという政府の方針のメリットも初めて理解できました。
Zoom参加の方々は対面での議論には加わりにくかったと思いますが、チャットでいろいろ議論していただいたようでしたので、そのチャット記録を保存しました。添付しますので、興味のある方はご覧ください。
さて、次回は3月16日(土)を予定しています。報告をしてくれる方、あるいはこんなテーマでみんなと議論してみたいというアイデアを募集しています。最近は、それぞれ自分の仕事経験から重厚な報告がされることが増えていて、少しハードルが高くなっている印象もありますが、原点に戻ってもっと気楽に時事問題を、ゼミでの「ニュース討議」のような形で扱うのもありなのでは、という思いもあります。今回だと、「ジャニーズ事務所問題」なんかも議論したら面白かったかもしれませんね。ぜひアイデアをお出しいただけたらありがたいです。
それでは、また次回に。
221.(タイトル) ありがとうございました
By No.78 HS君 (2023.9.17)
この度は片桐塾にご招待いただきましたこと、厚く御礼申し上げます。
先生の40年間まったく冷めやらぬ教育者としての情熱と、卒業後何年たっても、その情熱に応えに来られる教え子の方々との永久不滅な師弟関係に大変感銘を受けました。
これまで生きていてああいった場面に出会ったことがなく、松竹映画のワンシーンに迷い込んだような不思議な気持ちになりました。
また、塾生の方々からもインスパイアされることが多々ございました。
貴重な機会を恵んでくださった先生に改めて感謝いたします。
次回も参加させていただけましたら幸いです。
220.(タイトル) 微妙な需給バランスで成り立っている電力
By No.7 MS君 (2023.7.28)
今夏も連日猛暑が続いていますが、この影響で電力消費の大きいエアコンの利用頻度が多くなり電力需要が増加しています。これに対して、電力供給が追い付かず予備率が3%を下回ると予測され電力ひっ迫に陥る可能性があるため、政府は今月から来月までの2か月間にわたり、東京エリアでのみ節電を要請しています。
一方先月には、太陽光や風力の再生可能エネルギーの発電事業者が一時的に発電を停止する出力制御が、関西エリアで初めて実施されました。当日晴天になると発電量が増加しますが、休日と重なると電力需要が減少するため、供給過剰となる事態を避ける必要があったとみられます。
電力には、需給のバランスを維持するため「同時同量の原則」があるそうです。この原則の下で、発電事業者が季節、気象、時間帯など様々な要素を基に発電計画を決定し、刻々と変化する需給を調整しています。先に記した節電要請や出力制御も、この原則によるものです。もしも需給のバランスが崩れてしまうと、周波数に乱れが生じ正常な供給ができなくなり、大規模停電となる可能性もあります。実際に、2011年の東日本大震災発生の約1か月後に計画停電が実施されたのは記憶に新しいです。よって電力は、均等な天秤のように微妙な需給のバランスで成り立っていることが理解できます。
第11回の社会学塾における基調報告『気候変動…私たちには何ができる?』では、電源構成について資料として示され、再生可能エネルギーの現状や火力発電と原子力発電の是非についても取り上げました。一方で、電気料金の値上がりが続いています。私たちの日常生活に不可欠な電気に関して、この度改めて考えさせられるよい機会となりました。
219.(タイトル) 遅くなってしまいましたが…
By No.33 KHさん (2023.5.7)
先生、こんばんは。
3月片桐塾から気づけば5月になってしまいました。毎週末、用事か仕事か寝込む、のサイクルになってしまい、感想もお送りできずすみません。
ジェンダーのお話が出来なかったなあ、と色々考えている途中で体調不調に陥り、自分の不調と付き合っていく部分が女性は多い、とげんなりしてしまいました。
結婚や出産の選択肢が人生の中で非常に影響が大きいのは確かですが、その後の人生もまた長い。最近は物理的な時間制限との闘いより、自身の体調で、仕事か家事か、どちらかしか出来ないときがあります…50前後で退職をする先輩職員や、ここ数年仕事を辞めて専業主婦になっている、どちらかというとキャリアウーマンだった複数の友人の気持ちがわかる気がします。
仕事は一生したい!てずっと思ってきたのに。
とはいえ、家が大変だろう、と仕事を加減されるとむっとするし、ややこしいですね。
選択の余地があるからか、揺らぎます。気持ちを強く持たないと、自分の選択を悔いてしまいそうです。働くのも楽しいし、子育ても楽しくて仕方ないのに。
と、ここまで5月1日に書いてました。体調がまだ優れなくて書いたからか、文章が悶々としてますね(笑)、すみません。最近は男性の更年期障害の記事も良く目にしますから、大なり小なり男女共に抱えるしんどさなんでしょうけど、自分がしんどいと、発想が私ばっかり→女性ばっかり、になってしまうのでしょうか。こうしてみると私はすごく男女を区別してますね、結婚してから男女の区別する感覚が強くなったのかもしれません。子育てしてると、役割分担がはっきりしてきちゃうからでしょうか…
ちなみに今日は、6日です。
制服について、兄の学校は、男女のジェンダーレスを語ることが多様性を認めていないことになるからジェンダーレス制服には反対(これは制服に関する生徒からのインタビューに学校長が答えていました)、妹の学校は、多様性を認めているから当然制服もジェンダーレス、だそうです。男だから女だからというのは、子どもにはあまり言わないようにしてきましたが、制服の選択なんて、考えもしませんでした。でも男の子に制服の選択権はないんです。不思議ですね。ジェンダーレスを語ることがもう差別なんでしょうか?女性登用を強引に進めるうちの市役所はどうなんでしょう?
話が散らかってしまいました。
明日から世間よりひと足お先に仕事です。コロナの最後のお仕事の応援です。
Kちゃんの映画業界の話は、映画見るのが好きなので興味津々でした。皆さん色んなお仕事についてらっしゃいますね。業界のお話聞くだけでも、片桐ゼミはほんと楽しいです。
9月は直接参加できるといいなと思っていますが、6月からまた異動するみたいなものなので、先行きがよくわかりません。
コロナが、あけますね。
終わる訳じゃないですが、この不思議な状況から、やっと解放されるんですね。
先生の授業も活動も、より充実されますように。あと、先生のご退職のつらつら通信、めでたいけどやっぱりちょっと寂しかったです。節目の3月、だったんですね。おめでとうございます。
長くなってしまってすみません(また愚痴ってしまいました…)。
またお会いできます日を、楽しみにしております。
218.(タイトル) 避難情報に関する取り組みで広がりつつある多文化共生
By No.7 MS君 (2023.4.14)
第12回の社会学塾における問題提起「<多文化共生>を問う!−政策と現実のはざまで起きていること−」では、外国人住民の方々を対象としたアンケート調査について取り上げていました。その中で、「普段の生活で困っていることや不安に思っていることは何か」という設問に対しては「災害や緊急事態の時」が、また「行政にどのようなことを望みますか」という設問に対しては「災害発生時の多言語による情報の提供」が、それぞれ上位に挙がっていました。
今年の2月から3月にかけて、都道府県庁所在地(東京都は新宿区)と政令指定都市計52市区を対象に共同通信が実施した、「災害発生時に避難情報を多言語化して発信しているか」について尋ねたアンケートによると、83%が取り組んでいると回答があり、一方で17%が取り組んでいないと回答がありました。取り組んでいる市区のうち、発信手段に関しては、主にウェブサイト、SNS、メール(複数回答)によって、また対応言語に関しては、主に英語、中国語、韓国語(複数回答)で発信され、ベトナム語、フランス語、ロシア語でも対応している市があるそうです。更に75%が、「外国人住民の方々の避難訓練や避難を促すための職員研修を実施した」と回答がありました。
取り組みが先進的な市の事例では、国際交流協会との連携を密にして、災害発生時における多言語の避難情報を市の発表とほぼ同時に国際交流協会のSNSに投稿され、ボランティアや支援者らが拡散しているそうで、外国人住民の方々の防災リーダーも養成しているそうです。また別の先進的な市の事例では、国際交流協会とボランティアチームを立ち上げ、研修や訓練を通して外国人住民の方々が災害発生時の態勢やハザードマップについて学習しているそうです。いずれにしても、平時から地域の個人や団体の協力や理解を得ながら関係を構築していくことが肝要なようです。
アンケートの結果によれば、一部の市区の災害対策の分野において多文化共生に向けた取り組みが広がりつつあります。しかし、翻訳のノウハウ不足や外国人住民の方々との接点の乏しさなどの問題点も浮き彫りとなっています。頻発する大規模災害に備え確実に伝達できるような仕組みづくりが、今後の市区町村における課題として模索と苦心が続いていくのではないかと感じました。
217.(タイトル) ダイバーシティ&インクルージョンの波を感じた第13回
By No.7 MS君 (2023.3.31)
「第13回片桐“社会学”塾」では、先生をはじめ基調報告そして参加した塾生の皆様お疲れ様でした。
先ず、1講目の「35年間の大学生の価値観の変化−−ジェンダー観と仕事観を中心に−−」についてです。率直に、ダイバーシティ&インクルージョンの波が迫ってきていると受講後実感しました。そして講義の最後に、「つぶやき」と題してコメントされていたことも意外でした。やはりどちらの価値観とも、多様化によりあらゆる選択が可能となってきたのではないでしょうか。ジェンダー観では、LGBTQといった性の多様性の概念が出現しました。また仕事観では、派遣、ワークシェアリング、フリーランス、高度プロフェッショナル制度、テレワークなど働き方改革の名の下で多様な働き方が出現しました。現状として、ジェンダー観の関連では、今年の通常国会において同性婚について取り上げられ、LGBT理解増進法案についても法制化に向けて議論されています。直近の世論調査によれば、これらに対して賛成が過半数を上回っているそうです。また仕事観の関連では、厚生労働省において働き方改革の重要な課題として、「投資やイノベーションによる生産性向上とともに、就業機会の拡大や意欲・能力を存分に発揮できる環境を作ること」と掲げています。一方で最近の経済についてのニュースにおいて、「賃上げ」「人手・担い手不足」「物価の高騰」に焦点を当てて度々報じられています。これらの影響によって、今後どちらの価値観ともどのように変化していくのか注目するところです。
次に、2講目の「映画について業界の末端から見てみる」についてです。質問にあった「最近、映画館で映画を鑑賞したか?」に答えると、2019年に先生が推薦した『新聞記者』と、昨年に「塾生の声」No.181で触れた『大河への道』を鑑賞しました。それ以前は小学生の時に、年上の従兄と同伴で『ドラえもん』と、伯父と同伴で『トラック野郎』を鑑賞した記憶がありますが、これら以外は鑑賞したことがありません。鑑賞したい作品があったら、映画館へ行かなくても他の手段で鑑賞できたり、かつては近所に存在していた映画館も閉館し、現在では自動車で約40分かかる場所にあるので、映画館への足が遠のいてしまいます。もっとも、映画をはじめとするエンターテイメント関係に疎く、正直あまり興味がありません。そのため講義中は、報告の後の議論で何も発言できず、シネコンやサブスクなど横文字の略語に何とか追い付くことに精一杯でした。但し業界の構造や概況に関しては、普段あまり知り得ない内容だったので、関心を持って資料を拝見し報告に耳を傾けました。そのうち、前年比で興行収入や入館人員の増加に関しては驚きました。前年比だけでなく、過去の全盛期の頃と比べるとどの程度変動しているのか、に関しても知りたかったです。
216.(タイトル) [片桐塾感想]
By No.27 KMさん (2023.3.19)
先週はありがとうございました。お疲れさまでした。
先生の報告に関しては、働き方の話で盛り上がっていましたね。
ジェンダー観と働き方の話で、私の話をさせてもらうならば、女性の非正規雇用人口は多く、私はその非正規雇用の一人です。本当は正規で働きたいけれど、家事育児を考えたところ、親族も遠方で、助けてもらえるところがない、となると、生活を回していくには、いまのところ非正規の働き方を選択する方法を選ぶしかなかったというところです。非正規の私にとっての常について回る悩みは、いつ解雇されるか分からない、賞与もない、どれだけ頑張っても給料は上がらない(非常勤講師特有かもですが)、そして130万の壁です。そして毎年訪れる恐怖の年度終わりに告げられるかドキドキする解雇の言葉はついに現実のものとなり、2日前に5年務めた高校を辞めなければならなくなりました。2校掛け持ちで務めたので、来年度も1校は続けられるのですが、なかなかの痛手です。学校のために、生徒たちのために、給料以上の仕事をして頑張っても、情勢が変わればすぐ切られるコマなのだと久しぶりに痛感しました。
先生の調査で「家事育児の分担が激増」、「男女らしさの肯定派減る」ということに驚きました。社会学部生だからということも関係しているのでしょうか。ジェンダーがなくなる時代は来るかもしれない!?
私の周りは、家事育児の分担はまだまだ母親が多いです。特に小学校の行事、参観はほぼ母親、PTAの活動もほぼ母親。男女らしさも求められる場面があるように感じます。また、小学校の書類に保護者名を書くとき、旦那、私どっちの名前で書く?何となく、旦那の名前の方がいいのかな。私の友達が送ってくれた年賀状なのに、あて名が一番に旦那、そして私…。あと、最近名刺!!マンションの工事の業者さんが、やってきて名刺を差し出す…瞬間私の顔を見て、「あっ、旦那さんの方がいいですね」と旦那に渡し直す。こんな小さなことから、まだまだこの国は、ジェンダーがあると感じます。
今の若い人たちのジェンダー観の意識が変わることで、「ジェンダー平等観の実現」に向けて、より一層進めばいいなと期待し、私にできることはと考え、小さなことからと、保護者名に私の名を書いたりしています。
Kさんの映画業界の報告は、知らないことも多く、学ばせていただきました。倍速視聴、サブスク利用…。私は全然していません。倍速視聴すると、その物語の作品の良さが失われる気がしてできません。よって、忙しいときは、かなり厳選して観ます。なので、2,3時間拘束される映画はなかなか見なくなってます。
何だかまとまりなく、思いつくこと、色々書かせていただきました。まだまだ書きたくはあるのですが、ひとまずここで送らせていただきます。
感想遅くなりすみません。そんなこんなで、秋頃継続の書類渡されていたのに突然の解雇の宣告され、かなりドタバタしておりました。数日凹みましたが、仕事が減った分、PTA活動に勤しむことを決意し、学年委員の委員長をすることにしました。何事も経験してみようとチョット…チョットですが、前向きになります。
215.(タイトル) 片桐塾ありがとうございました!
By No.28 AEさん (2023.3.14)
先日は、片桐塾お疲れ様でした!
当日は、我が家のPCの調子が悪く、zoomを出たり入ったり、またカメラが起動せず申し訳ありませんでした。またメールを送るのが遅くなってしまって申し訳ありません。
1講目は仕事観に関する議論が多く行われましたね。
私は、コロナ禍で働き方が変わっていく中でも、職場で仕事していました。
私が本部でしてる仕事が、各支店で受付した税金の納付書の取りまとめや、手形小切手の金融機関同士の交換業務、現金受注先の金融機関や各支店との現金の受払など、家で業務するのは考え難い仕事ばかりです…。
ただ、スマホで税金を納付したり、でんさいを活用したり、現金は扱わずに電子決済を使うようになれば、私の今やってる業務はなくなるかもしれません。
今してる仕事が、やりがいがあるかというと、お客さんや相手が喜んでくれる…という感覚は感じられにくい仕事であります。
以前、支店で外回りの仕事をしていた時は、地域のお客さんの顔が見えて、感謝してもらえることもあるという点ではやりがいがありました。でも、大変だったので、適性に合わず、今の仕事に配属されてるわけですね。
やりがいを感じられて、適性にも合う仕事に就くというのは、結構難しいことかもしれません。子どももできて、生活していくためにも何かしら仕事はしないとなと思っています。
Aくんは、仕事で疲れて帰ってきても、家事や育児をしてくれ、本当に助かっています。でも、やっぱり男性は子どものことを理由に休みを取るのは難しい風土が会社にあって、子どもが熱を出したりしても、迎えに行って看病するのに休むのは私と決まってます。私も金融機関勤めなので、その風土は仕方ないと思ってしまうところもあります。
(実は、昨日子どもが仕事中に発熱して迎えに行き、今日も仕事を休んでいるので、お昼寝中にメールを書いています。ちなみに今日は熱も下がって元気です。)
私の今の職場は、子どもが理由で休んでも、理解があって、心配もしてくださり、ありがたく思います。その分、仕事ができる時は、精一杯頑張ろうと思って励んでいます。
選択的夫婦別姓については、導入されるべきだと思いますし、今の状況は中途半端だと思います。旧姓を使いたくても、住民票や銀行口座が別姓だとなにかと手続きがややこしくなることもあると思います。
もう仕事でもAの苗字に慣れてしまい、Nを名乗ることはないと思いますが、同姓か別姓かの選択肢があるというのは、今後、必要なんじゃないでしょうか。
先生の意見と反対になりますが、同性婚も認めて、また養子縁組をした夫婦でも子育てしやすい環境を整えたりするのはどうかなと思います。人口も減ってる中で、血のつながりがあっても、中絶も虐待もあるのは悲しい気持ちになります。産む決意も育てる決意も決して簡単なことではないけれど、産んで子どもを望む里親に育ててもらうという家族のあり方は少子化する日本でもう少し広がらないでしょうか。反対意見も多そうですが…。
私は、多様化する社会で、夫婦別姓も含めて、同性婚や養子縁組など、家族のあり方にもっと選択肢があってもいいんじゃないかなと思います。そして、その選択を支援する法律や制度を整備するのが今必要なんじゃないでしょうか。
映画については、私たち夫婦も昨年映画館に足を運んで観たのはコナンだけ…。
デートで何回か映画行ったなーという話をAくんとしてましたが、洋画を選んだことはなかったですね。アニメか邦画でした。
子どもができると、映画を観る時間もなかなかできず…。Amazonプライムも私が契約してるのですが、保育園代が結構高くて、何か節約しようというのもあって解約することにしました。ますます映画を観る時間が減ってしまいそうです。
子どもがもう少し大きくなったら、一緒に楽しめる映画を観に行くようになるかもしれません。テレビ東京でやってる赤ちゃん向けの番組のしなぷしゅも映画化されるとのことで、家でもいいので一緒に観られたらいいなーと思っています。
214.(タイトル) Re:片桐塾お疲れ様でした
By No.39 AY君 (2023.3.13)
ステイホームの間も出社でした。かといって、仕事もほとんどなく、手持ち無沙汰な時間も多かったです。本部のごく一部の人のみがテレワークをしていました。出社することの意味は今の職場にとっては大きいです。金融機関はメールやインターネットが厳しく制限されていてアナログです。
今日も今になってようやく一息つきました。
今からテレビやドラマを見る元気はもうないですね笑
子供の寝かしつけでそのまま寝てしまいます。テレビ離れ、酒離れ、あらゆる○○離れが進みます。
選択的夫婦別姓については私も賛成です。家族の繋がりや一体感が薄れるというのは起こり得ないと思います。ただ、ずっと気になっているのは子供がどう名乗るかです。日本の姓と名という考え方は変わらないと思うので、どちらかの苗字を使うことになると思います。ミドルネームは馴染まないので、結果としてどちらかだけの苗字を使用することになります。
すると、今度はややこしいという風潮が広がるも対応策は見つからず...。男の子は父の苗字、女の子は母の苗字なんて制度にすると、不平等だとか離婚の時も問題になりそうです。
夫婦別姓だけでなく、その先のことももっとメディアも取り上げてほしいです。
213.(タイトル) 第13回片桐塾ありがとうございました!
By No.58 KAさん (2023.3.13)
こんばんは。Kです。片桐塾お疲れ様でした!感想メール遅くなってしまい、すみません!
先生の「35年間の大学生の価値観の変化」面白かったです!仕事と余暇のバランスの話題で盛り上がりましたね。私は今年社会人4年目ですが、丸3年働いて感じたことは「仕事ってめちゃ楽しくもめちゃ嫌でもない」です。一日の大半なのにもったいないなって思うけど、実際こんな感じになってます、、。なので、いつも仕事(趣味?)が楽しそうな片桐先生やMさん、Fさん達をみて羨ましいなって思います。Kさんが話していたように「8時間拘束」は本当に必要なのか、サラリーマン・OLは週5勤務が妥当なのか、、時代の流れでフレックス制度や在宅勤務など制度改革している会社も今は増えてきていますが、やっぱり昔から変わらない業界も多い気がします。
また、今は子どもがいる家庭でも共働きをしないと、余裕のある生活ができない社会で、子どもも大人も何かを我慢しないといけない環境になってるなって思いました。我慢と思うかは人それぞれですが、例えば、共働きの親の子どもは放課後の児童ホーム、大人は子どもとの時間とか、、。そういう社会から生まれる我慢みたいなものが少子化であったり、結婚率の低下に繋がってるのではと感じました。少しでも余暇を楽しんで楽に仕事をしたい、生きたいって思うのは、みんな自分中心の生活がほしいからじゃないかなって思います。でも、必ずしも自分中心に物事を考えることは悪くないと思いますし、選択肢の一つだと思います。
今回の討論で、ビジネスライクな上司を求めるとか転職にマイナスイメージはないとか少しでも出世はせず楽な地位にいたいとか、、こういうところで、あっ私は若者だ、、と感じました😂
2講目の映画業界の講義も知らないことばかりで勉強になりました。先生が過去のゼミ生の卒論で「映画館でデートをするのは映画が中途半端に好きな人で好きな人や嫌いな人は映画デートはしない」というのがあったとおっしゃっていましたが、その通り!と納得しました笑
あ、ちなみにデートで観る映画はちゃんと観たい作品でちゃんと楽しんでるので時間潰しじゃないですからね!笑
でも私はたまにしか映画館で映画を観ないです。だいたい年に3回くらいです。今はテレビにAmazonプライムやNetflixを接続できるので、映画館のスクリーンよりは小さく、スマホよりも大きいテレビサイズで観れるので、正直十分です。映画館も付加価値をつけないと難しいですよね。けど、私も映画の始まる前の予告の10分間くらいの時間が好きです!それを観て、映画の情報を仕入れたり、観に行くきっかけにもなっています。この面では若者じゃないです!笑
それに、少し話が逸れてしまいますが、こんな時代だとDVDレンタルショップもしんどいですね。私が小学生の頃は近所にDVDレンタルショップがあって、通い詰めていました。そのレンタル屋さんが閉店になってからは、家の近くにまたDVDが借りれる店ができてほしいと願っていたのを思い出しました。今はあまり必要とされていないお店になってきてますよね。映画業界も時代とともに変化してきているのだなと感じました。
先生の講義でもあった「スマホが人間の価値観を変えている」という言葉は今回の2つの講義に当てはまっていて、本当にそうだなと感じました。人間関係も仕事も余暇もスマホさえあれば、なんとでもなる便利すぎる社会だなと思います。
ジェンダーや結婚の姓などまだまだ話題はありますが、これはまた飲み会の場でも話ましょう!
第2部は毎回楽しいです🍻
今回もありがとうございました!
212.(タイトル) Re:
第13回片桐塾開催報告
By No.48 KFさん (2023.3.13)
先日は季節外れの暖かさの中での6周年記念片桐塾、お疲れさまでした!
片桐先生の報告を聞いて、本当に自分が今の価値観についていけてないことに改めて気付かされました笑。
ジェンダーについては、本当に発言が難しくなりましたねぇ…。私自身は非常に保守的な考え方の持ち主なので、いつまでも女らしさはある程度必要だと思っているし、男性にも男らしさを求めてしまいます。これが古い考え方であることは理解していますが、逆に、こういう考え方の人のことも大事にしてよ、とも思います笑。
差別は絶対にダメなので、自分の考え方をスタンダードだと思わずに、自分とは違う価値観を持った人を尊重することは大事だと思いますが、結局、自分の目の前にその当事者がいないと、想像することすら難しいので、私は自分の目の前にそういう人が現れた時に考えたらいーわ、と思ってしまったりしています…。
仕事については、色々お話を聞いて、自分は幸せなんだなぁと実感しました。私の世代は就職氷河期真っ盛りで、私自身、就職活動をドロップアウトしてしまい、長らくフラフラしておりましたが、今の職業に就くことができて、今更ながら仕事にやり甲斐を感じることができています。特に、離婚する時に、上司に今の給料ではとてもじゃ無いが1人ではやっていけない、と相談したところ、すぐに給料をあげてくれて、(もちろんその分仕事量は増えましたが)それほど不自由することなく1人の生活を過ごすことができたことは本当に幸運でした。やればやるほど勉強になるし、依頼者さんからも感謝され、上司からも評価されるので、とてもいい仕事だと思っています。私はお金があったら絶対に身を持ち崩すタイプなので笑、こうやって必死に仕事している方が幸せなんだと思います。
一方で、男性には仕事にやり甲斐を持っている人じゃなければ惹かれないので、これからの世の中、私のお眼鏡にかなう男性は減る一方ですね…笑!
映画のお話は、全然知らない世界なので、製作、配給、広告があんな風に分業されていることなど、興味深いお話でした!でも私が全然映画を見ない人間なので、全く反応できず…。一時期は、映画が好き、というとオシャレだったので、私が大学生の頃はファッション感覚で映画館に行くことがありましたが、やっぱり長時間拘束されることの苦痛の方が勝ってしまうということは、私には映画は向いていないということなんでしょうね…。あとは今、この人!というスターがいないのも大きい気がします。それこそ昔はレオナルド・ディカプリオやトム・クルーズが出てたら作品をよく知らなくても見に行こう!みたいな空気がありましたが、今あんまりそんな人がいない気がします。これも多様化のなせるものでしょうか?
つらつらと思ったことを書いてしまいましたが、結論、色々と考えさせられて楽しかったです!ということです笑。次回の塾も楽しみにしております!もちろん飲み会も笑!!
ありがとうございましたー!!
211.(タイトル) ありがとうございましたー\(^^)/
By No.51 TCさん (2023.3.13)
こんにちは!Cです!
土曜日はありがとうございました!ちょっと色々ありまして、、入ったり出たりのzoom参加ですみませんでした(;_;)前日にドタバタしそうな予定になってしまったので、事前に頂いた資料はバッチリ読み込んで予習して、どのタイミングでも参加出来るようにしてたつもりがなかなか上手くいかず、、ショックでした。。
1講目先生の報告、大学生の頃の自分と今の自分だと大きくアンケート回答(価値観?)が変わるなーと感じました。経験や歳を重ねれば変わるもんなんでしょうけど、大学生の私は子どもが出来てもバリバリ仕事をする兼業主婦の自分しかイメージできませんでしたが、今はもう復帰したくないと強く思っています。笑
総合職なので転勤もありますし、、転勤してもいいから(所属は東京とか)大阪の家でオンラインで仕事させてもらえる得意先ないかな、、なーんてわがままなことを考えてます!←とか考えてる時点で働く気なんですね。私。笑
育児は男の人も参加すべきです!こんな楽しいことないです!うちの旦那さんは仕事を犠牲にして帰ってきてます!仕事量は変わらないので朝早く出ていって、なんとかならんかなと思いますが、なんとかならない仕事もよく理解できるので、家事やって!とかは言わないようにしてます。笑
選択的夫婦別姓は採用すべきだと思います。ちょっと方向性が違いますが、子どもの名前を決めるときにYの苗字でも大丈夫かな、、ってこっこり考えてた自分がいました。笑
選択的夫婦別姓が採用されたらそんなこと考えなくてもいいですもんね!笑 すみません! 今は仲良くやってます!!笑
ジェンダー平等ですが、ジェンダー平等をアピールする?感じで同性同士の結婚や子どもが生まれた!とかを取り上げるメディアやYouTuberには違和感を感じます。もちろんその方々を尊重すべきだと思いますが、煽らなくても良くない?って思います。ソフトボール部で丸坊主だった頃、女の子にかっこいい!と言われ嬉しかった時期がありました。そんな時期に同性ラブありよ!って煽られたら、、そうかも?って思ってたかもしれません。
Kさんの映画のお話、知らないことがたくさんあって楽しかったです!
ただ昔から洋画を見れない(英語聞くと眠たくなる)私で、映画館でちゃんと映画を見たことがあまりないので、コメントが弱くなりました(*_*)すみません。
不完全燃焼だからかめっちゃ長文になりました。笑 先生の感想も全部読みましたよ!次は行けるといいなー(^^)その前にどこかでお会いしたいですね!息子連れて行きます!
ではではまたー\(^^)/
210.(タイトル) Re:Re:片桐塾に参加してひとこと
By No.15 YMさん
(2023.3.13)
おはようございます。ご返信ありがとうございます。
後に送って下さった先生の感想もまた考えさせられました。
ジェンダーについては、会社内でもまだまだ議論の余地があると思います。
非役のときは、割と女性側が子供に関することで休むことが男性のそれよりも容認されやすい雰囲気ですが(男女共に当然と思いますが)、マネジメントになるとそれが急に弱まる、つまり男女共に家庭のことで休みを取りにくい雰囲気になる気がします。
休みを取るときにいちいち「何で休むの?」って聞く人もいるので、「(規定内でかつチームメンバーに迷惑かからないようにして取ってるのに)休みに理由っているんでしたっけ?」(笑顔)て言ってます。
あとは、片桐ゼミでは女性のリーダーも珍しくないですが、マネジメント層になると女性の割合が低い会社が多いのは事実で、女性が男性に比べてリーダーに適してないのではなく、相変わらず女性が子育てすべきが根強い空気が残っていることも原因だと思います。男性にとっても不憫で、奥さんと共働きで子供のお迎えのために帰る男性に対して未だに理解が低い感じがします。
ダイバーシティだの、多様性だの、理解あるように話す人も増えましたし、企業もそれを推進してますが、まだまだ…まだまだだと思いつつ、こうなったら良いな、と思い描く環境に少しずつ変えられるよう、自分の行動と発言を常に意識して日々働いています。
今日も元気に行ってきます!
先生も季節の変わり目ですので、くれぐれもお身体ご慈愛下さい。
209.(タイトル) 第13回片桐塾 ありがとうございました。
By No.29 UT君
(2023.3.12)
昨日はありがとうございました。
先生のご報告、写真もありがとうございます。
第1講目ですが、仕事観に重きをおいた議論になりましたね。
「働くのはお金のためだけなのか?」ということについてですが、それこそ仕事が趣味だと言わんばかりの方(片桐先生と同年代)が過去にはいて、遅くなっても教材準備や学級だより等、細かな仕事を時間を気にせず楽しみながら取り組んでおられました。
いまの職場を見渡すと、そういった方はあまり見られないような気がします。
とりあえず、こなさないといけない業務、会議が多すぎてそこからプラスアルファのこととなると時間的にも精神的にも厳しい面があるのかもしれません。
子育て世代だと時間的な余裕はさらに厳しくなるのですが、子どもを見てくれる祖父母の世代が近くにいると、比較的余裕をもって取り組んでいる印象です。
共働きで子育ても充実させながら仕事にやりがいをもつということはかなりハードルが高いので、拘束時間含めてもう少しゆるやかになっていけばいいのかもしれません。
金銭的な余裕があればという話をしましたが、この1年で、「へーこんな世界もあったのか今まで全然知らんかったわ」という発見や驚きもあり、BOSSもとても尊敬できる方なので、決してやりがいを感じていないわけでもなく、自分がただただこなすことに精一杯だったということです。誤解を招く言い方でした。
先生は管理職に対してあまりいい印象を持たれていないようなので、これまで以上にやりがいを見つけてご報告したいと思います。
第2講目のKさんの映画のお話。ところどころで悪態をつくあの語り口、とても面白かったです(笑)
僕は映画はほとんど観ないのですが、映画業界の仕組みについて知ることができました。
お話であったようにちょっと待てばサブスクで観られるようになっている中で、それでも映画館で映画を観るという層はかなり少ないんじゃないかと思います。となると映画はさておき、映画館は今後衰退していくのでしょうね。
サブスクの月額からすると映画館での値段は高いですね。ちょっと待ったら観られるからやめとこと思ってしまいます。
今回もあっというまに時間が過ぎてしまいました。
次回もよろしくお願い致します!本当にありがとうございました。
208.(タイトル) 片桐塾お疲れ様でした
By No.39 AY君 (2023.3.12)
こんばんは、20期のAです。
前半はパソコンが不調でカメラが起動できずでしたが、内容は妻と聞かせて頂きました。
ただ、皆さんのトークになると声が聞こえにくい部分も多かったので、次回は現地参加できればと思います。
1講目に関して、8時間勤務に関して私も疑問を感じました。直行直帰で仕事をされる方もいらっしゃると思いますが、私の勤める金融機関のような場所ではとても無理な話です。個人情報を持ち出せないので、必ず出社し、帰社して手ぶらの状態になる必要があるからです。
そうすると、通勤時間も増えるので当然に家事をする時間も男性中心に減りますし、日本人女性の睡眠時間が外国よりも少ないという結果になりますよね。
結婚や子供を持つ家庭像が急速に薄れつつあるということですが、我が家も2人目は今はとても考えられません。費用も時間も余裕がありません。
ただ、結婚に関してはマイナス面ばかりが前面に出ていて、「結婚しなくてもいい」とか「結婚したくない」と考える人を増やしてしまっているような印象を受けます。
仕事観や社会的な面の話題が多かったですが、これらが変化する兆しが見えない限り、ジェンダー平等の話題や議論にも辿りつかないし、その意欲や余裕も持てないくらい、各個人が様々な不自由を感じているのだと思います。
2講目は子供が起きてしまい、じっくり聴くことができませんでした、すみません。
興行収入でアニメが上位を占めていることについては、私たちもコナンだけは毎年足を運びますが、それ以外は邦画・洋画ともほとんど映画館では見ません。妻ともにドラマに全く興味が無く、推しの芸能人もいないという共通点があります。
娯楽や趣味の幅が広がり、映画館で映画を見るという比較的長時間を要するものは避けられる、もしくは優先順位が劣後していると感じます。
ただ、アニメに関しては子供は親と一緒に行く為、興行収入が増えて上位になるんでしょうね。
音楽に関しても、前奏を極力短くし、歌い出しのワンフレーズで関心をひけるようにする傾向が増えていると聞きました。多くの情報の中から選んでもらえる為には、Uさんのされている業務にあるように、他の作品(特にアニメ)とコラボして、ターゲット層を広げる必要があるのですね。
全く違うジャンルのモノ同士がコラボしているのを見て、何故?と思ったことも幾度かありますが、納得です。
我が家はアマゾンプライムだけ契約していますが来月で更新せず終了予定です。子供がいるととても時間がありません。かといって倍速では見たくありません。
私観ばかりになってしまいましたが、他の方々の普段は聞けないような角度や感覚での考え方やご意見を聞かせて頂き、勉強になったと今回も感じました。ありがとうございました。
207.(タイトル) 第13回片桐塾開催報告というか個人的感想
By No.1 KS氏 (2023.3.12)
昨日の塾はお疲れ様でした。1講目の私の報告は35年間の学生たちのジェンダー観と仕事観の変化についてだったのですが、議論は仕事観の方に集中しましたね。大学生の意識も変わってきていますが、実際に働いているみなさんの話を聞くと、現実社会の働き方や職場の人間関係もやはりかなり変わってきているようですね。
Kが「8時間も職場にいる必要が本当にあるのか」という問いかけは確かにそうだなと思いました。考えてみると、私はそういう働き方を全然してこなかった人間なので、毎日決められた始業時間から就業時間まで与えられた場所にいるという経験をせずに働いてきた人間なので、仕事が義務というイメージがより小さいのかもしれないなと思いました。
かつてのように職場に居なければ仕事にならないという時代ではもはやないのですから、職場に通い拘束される時間はこれからも減っていきそうですね。代わりに業績主義評価が強まるのでしょうが、昨日の議論でもあったようにそうなった時は、業績の測り方を多くの人が納得できるものとして構築できるかどうかがポイントになりそうです。
ジェンダーや性別分業に関する方はほとんど議論しないまま終わってしまい、ちょっと残念でした。少し延長しても意見を出してもらえばよかったです。ただ、こちらは気を付けて発言しなければという気持ちも働きそうなので、なかなか難しかったのかもしれません。
私の個人的意見を言うなら、昔からの主張ですが、男も女も仕事も家庭も同等に関われた方が幸せだと思います。育児が女性に押し付けられているという言説が多いと思いますが、私に言わせたら男性から育児の機会が奪われているという言い方もできるのではないかと思っています。子育てにたっぷり関わって来られた私は、子どもの成長を日々確認できて幸せだったなと思います。「男だから子どもがいてもおまえは残業できるだろう」といった会社の見方、社会の慣習は実は男性から育児の楽しみを奪っているとも言えるのではないかとも思います。
選択的夫婦別姓はすぐに導入すべきです。子どもの名字が違うのは問題だとか言う保守派がいますが、そんなもの、そういう家族が増えてくればあっという間に普通のこととして受け止められるでしょう。現に離婚した夫婦の子で、選んだ名字が違うけれど、兄弟として仲良くやっているなんてことは今でもあるでしょう。そもそも結婚して名字の変わったきょうだいがいても、みんなちゃんときょうだいとして認識できるのですから、単なる慣れの問題です。家族の一体感が失われるなんて大袈裟です。
また、社会的に力を持つ立場に女性たち割合が増えることも、ぜひそうあってほしいと思います。ただし、無理矢理女性の割合を増やすのではなく、実力をつけた女性たちがどんどん増え、自然にそうなってほしいと思っています。
こうしたジェンダー平等はおおいに進めるべきだと一貫してずっと思っていますが、男女に分けるのはおかしいといった主張には私は賛同できません。ごくごく稀なケースを除けば、基本的に人間は生物学的に明確に雌雄に分けられます。その上で、どうしてもその生物学的性を受け入れられない人がいたら、そういう生き方も認め、生きにくくないように差別されないような配慮は必要だと思いますが、男でも女でもない性がまるで当たり前に存在するかのような世論形成にはおおいに疑問があります。
批判されそうですが、同性婚を正式に法的婚姻として認めることにも私は賛成できません。日本国憲法に書かれているように、「婚姻は両性の合意のみに基づいて成立する」ものとしておくべきです。愛する対象は同性でもいいと思いますが、法的婚姻まで認めなくても、実質的なパートナーとして扱い、法律を部分的に変えれば相続の問題などはクリアできるのではないでしょうか。
社会が維持存続するためには新しい生命の誕生とその健全な生育環境が必要です。卵子と精子が結ばれることでしか、新しい生命の誕生はないわけです。精子だけ何らかの方法で入手すれば、女性は新しい生命を生み出すことができますが、基本的には男女が結ばれる形での新しい生命誕生が推奨されるべきです。でなければ、優秀な男性の精子だけ冷凍保存しておけば、他の男たちは無用の存在になります。牛や馬の子作りはすでにそうなっているわけですが、男女でパートナーになることが推奨されなくなったら、あっという間に人間界でも起きうることです。
シンプルに人は男女に分けられ、互いの特質を生かしてパートナーシップを築き、次世代の生命を誕生させ、健やかに育て上げること、それが種としての人間に課された義務なのではないかと主張するのは、古すぎる考え方でしょうか?もちろん、お子さんが欲しくてできない人もおられますので、個々人の義務ということではなく、人類という種に課せられた義務と言うのが正しい主張になります。
誰でも読める「つらつら通信」には書きにくいような主張をしてみました。もちろん、異論反論がみなさんにもおありでしょう。ご意見があればどんどんお伝えください。HPに載せない方がよければ、そうしますので。
ジェンダー論について議論できなかったため、長々といろいろ書きましたが、とりあえず次の2講目のKの映画業界の報告とその後の議論についての感想です。映画業界の特に広告宣伝を中心に仕組みを教えてもらったので、知らないことも多く、勉強になりました。その後の議論も映画についてなら盛り上がるだろうと単純に考えていたのですが、それほどでもなかったですね。これは映画館で映画を観るという人が少なめだったことによるようです。途中から話はサブスクでの映画鑑賞の話に比重が移ってしまいましたね。倍速視聴が当たり前になっていること、サブスクを使っていない人はほとんどいないのではという40歳代の声とか、私にとっては驚きの連続でしたが、たぶん参加者のみなさんにとっては当たり前の世界だったんでしょうね。
ちなみに、ちょっと時代についていこうと本日AMZONプライムで、初めて映画を視聴しました。AMAZONプライムって特殊な方法を使わないと倍速にはできないんですね。結局2時間以上見てしまいました(笑)でも、こんなもの使い始めたら、いくら時間があっても足りないという気になるのはよくわかりました。「タイパ」という言葉が生まれてくるのもむべなるかなとも思いました。
映像サブスク用オリジナル作品もあるという話も聞いていますが、大部分は公開された映画やドラマなのでしょう。公開中にそれなりの評価を高めた作品がサブスクでも視聴されるのであれば、やはり映画館での公開にあたっての広告宣伝の意義は今後もそれなりには維持されるのでしょう。ただ、議論でも出ましたが、マスメディアなどを通しての広告宣伝の比重は小さくなり、SNS等を通じての口コミに近いような情報伝達の比重が増していきそうですね。こっこの仕事ももっとネット寄りになっていく可能性もありそうですね。
206.(タイトル) 片桐塾のお礼
By No.74 KAさん (2023.3.12)
お疲れ様です。27期のKです。昨日はありがとうございました。
先輩方と飲み会以外でお話しする機会があまりなかったので、ジェンダー観や仕事観、他の業界のお話を聞いたりディスカッションしたりするのはとても興味深く、楽しい時間でした。
特に仕事観の部分が印象的でした。
働き始めて同い年の友人とは、これからの仕事や結婚などの話をするのですが、今回の調査や先輩方のお話を聞いて、私たちの考え方は一般的ではなく若者の考え方なんだな〜と気付かされました。
昨日のディスカッションでも感じたのは、子育てと仕事の両立は大変そうだけど、現実的に仕事を辞めて子育てするのも難しいこと、仕事もやらないといけないことが増えるとやりがいに気づけないこと、仕事を楽しいと感じている人が少ないこと、拘束時間が長いこと、等、、、
身近に仕事を楽しそうにしている大人があまりおらず、出世もあまり魅力的ではなく、ポジティブに捉えるのは難しいと感じました。
もちろん私も人の役に立つことで生きている喜びを実感すると思っていたのですが、日々の業務に忙殺されてその考え方すら忘れていました。
今の仕事や会社の方針、業務内容は面白いと思っていますし、特に不満がたくさんあるわけでもないですが、やはり収入さえあれば週3.4日働いて、休日は家族や友人とお出かけしたり、体を動かしたり、美味しいものを食べに行ったりできたらな〜と思いました。
映画に関しましては、私自身映画を観ることが好きなのでとても興味深かったです。
売り上げの仕組みや、映画館数、関わっている企業等知らないことだらけでした。
片桐塾の参加は初めてでしたが、日常で社会学についてや、年の離れた方たちのお話を聞いたり、議論をする機会はないので、今後もぜひ参加したいと思います。
2部も先輩方と恋愛の話をしたり、仕事の悩みを聞いてくださったり、皆さんとても優しく、楽しかったです。
昨日は本当にありがとうございました。
205.(タイトル) 片桐塾に参加してひとこと
By No.15 YMさん
(2023.3.11)
お疲れ様です。仕事の休憩時間に拝聴したので、途中退席となり、失礼しました。
先生の講義とその後の皆さんのディスカッションは非常に興味深いものでした。
ビジネスライクな上司が好まれる傾向にある、や、出世するより気楽な地位にいたい、は周囲を見ていると確かにと思う内容です。
最近は本人の自主性、自律性を重視する傾向にあるので、出世したい人は自ら手を挙げて出世することも可能ですし、現状維持ももちろん可能です。出世も、何を持って出世というのかの定義も変わってきており、旧来の課長、支店長になって、というような出世もあれば、高度な知識やスキルを身に着けてプロ認定されてお給料もあがる、というのも1つの出世です。
そこそこの収入があって暮らしていけて、仕事はほどほどで余暇を楽しむ、というものもアリだと思いますが、そこにやりがいや楽しみがあると、あの仕事こうやってみようかな、とか、こういう新しいプランを提示したら、喜ばれるんじゃないかな、というワクワクが生まれる気がします。
それが循環していくと、いつの間にか周囲から認められ、お給料もアップ、てなるのかな、と。
ちなみに仕事は定時で終えたい派なので、家庭第一、仕事はその次、と思っております。
昔ゼミで、先生が、「現状に不満を言う人がいるが、不満があるなら自分で変える動きをしているのか?自分が動けば周囲に変化が生まれる」というようなお話をされたことが記憶にあるのですが、まさにそれと同じように、社会で暮らしているのだから、社会に貢献しようと自ら動けば、自分にとっても暮らしやすい社会になる、と思うのですが、綺麗事でしょうか。
ひとつひとつの仕事が社会の変化のどこに繋がっているか想像しにくい面もあるかと思いますが、まずは一緒に働いている人がやりがいや楽しみを感じられる職場作りをしようと思いながら日々働いています。もちろんお給料もらえて、美味しいもの食べたり遊びに行けてハッピー、とも思っていますが。
最後は主旨がずれてしまいましたが、また次回も楽しみにしております。
なかなか現場にリアル参加できず申し訳ありません。
今日はありがとうございました。