担当教員のプロフィール
(氏名) 片桐 新自(カタギリ シンジ)
生年:1955(昭和30)年
(履歴)
昭和49年 3月 千葉県立千葉高等学校卒業
昭和49年 4月 東京大学文科三類入学
昭和53年 3月 東京大学文学部第4類社会学専修卒業
昭和53年 4月 東京大学大学院社会学研究科修士課程入学
昭和55年 3月 東京大学大学院社会学研究科修士課程修了
昭和55年 4月 東京大学大学院社会学研究科第一種博士課程進学
昭和58年 3月 東京大学大学院社会学研究科第一種博士課程単位取得退学
昭和58年 4月 桃山学院大学社会学部助教授(社会調査,社会学基礎講義担当)
平成 4年 4月 関西大学社会学部助教授(理論社会学担当)
平成 5年 4月 関西大学社会学部教授(理論社会学担当)
平成 22年10月 関西大学社会学部長、大学院社会学研究科長、関西大学理事(平成24年10月まで)
[学会活動等]
平成 9年 6月 環境社会学会編集委員(平成11年6月まで)
平成 9年 7月 『社会運動の中範囲理論−−資源動員論からの展開−−』で、第4回福武直賞(社会学部門)受賞
平成10年 6月 関西社会学会理事(研究活動委員、学会誌準備委員会委員長)(平成13年6月まで)
平成12年3月 ソシオロジ編集委員(平成16年3月まで)
平成13年 6月 環境社会学会運営委員、『環境社会学研究』編集事務局長(平成15年6月まで)
平成15年11月 日本社会学会研究活動委員(平成18年10月まで)
平成16年6月 関西社会学会理事(編集委員)(平成19年6月まで)
平成17年 6月 環境社会学会『環境社会学研究』編集委員(平成19年6月まで)
平成18年10月 日本社会学会理事(『社会学評論』編集委員長)(平成21年10月まで)
平成22年5月 関西社会学会常任理事(財務委員長)(平成25年5月まで)
平成23年9月 第84回日本社会学会大会委員長
平成24年1月 社会学系コンソーシアム理事(平成25年5月まで)
平成24年11月 日本社会学会理事(研究活動委員長)(平成27年9月まで)
平成28年5月 関西社会学会常任理事(理事会議長)(令和1年5月まで)
平成30年9月 日本社会学会理事(学会賞委員長)(令和3年10月まで)
以上
[著書・編書]
<単著>
1.『社会運動の中範囲理論――資源動員論からの展開――』(東京大学出版会,248頁.1995年)
2.『不安定社会の中の若者たち――大学生調査から見るこの20年――』(世界思想社、233頁、2009年)
3.『不透明社会の中の若者たち――大学生調査25年から見る過去・現在・未来――』(関西大学出版部、266頁、2014年)
4.『時代を生きる若者たち――大学生調査30年から見る日本社会――』(関西大学出版部、306頁、2019年)
5.『昭和・平成・令和の大学生――大学生調査35年から見る価値観の変化――』(片桐新自著)(関西大学出版部、331頁、2024年)
<単編著>
1.『歴史的環境の社会学』(新曜社、260頁、2000年)
<共編著>
1.『基礎社会学[第3版]』(片桐新自・永井良和・山本雄二編)(福村出版,237頁,2002年)
2.『現代社会学における歴史と批判 下 近代資本制と主体性』(片桐新自・丹辺宣彦編)(東信堂、220頁、2003年)
3.『基礎社会学[新訂第1版]』(片桐新自・永井良和・山本雄二編)(世界思想社,226頁,2006年)
4.『基礎社会学[新訂第2版]』(片桐新自・永井良和・山本雄二編)(世界思想社,226頁,2010年)
<共著(実質的な共編著に近いもの)>
7.『資源動員と組織戦略:運動論の新パラダイム』(塩原勉編・片桐新自他訳著) (新曜社,292頁,1989年)
[論文]
1.「社会運動の総合的把握をめざして−−分析枠組とその住民運動への適用−−」(修士論文,1979年)
2.「社会運動の総合的把握をめざして」(『ソシオロゴス』No.4,18-30頁,ソシオロゴス編集委員会,1980年)
3.「地域政治の組織連関分析の位置付け」(『ソシオロゴス』No.6,112-126頁,ソシオロゴス編集委員会,1982年)
4.「住民意識の実態」(青井和夫・宮坂忠夫編『健康農村活動と地域社会−−羽生市千代田地区−−』 225-238頁,東京大学出版会,1982年)
5.「合成洗剤問題をめぐる行政対応と運動の比較分析」(現代社会研究会『環境・消費者問題をめぐる行政と住民−−琵琶湖問題と合成洗剤問題−−』 98-115頁,1982年)
6.「研究の概要と本報告書の構成」(平岡公一・町村敬志との共同執筆)(同上書,1-6頁,1982年)
7.「本研究の意義」(町村敬志・平岡公一との共同執筆)(同上書,116-117頁, 1982年)
8.「組織連関視角からの地域政治へのアプローチ」(『社会学評論』第33巻第3号,63-79頁,1982年)
9.「『資源動員論』私論−−塩原論文への応答−−」(『社会科学の方法』第16巻第4号,10-15頁,1983年)
10.「82反核運動を支えた草の根市民の意識と行動」(高橋徹・町村敬志との共同執筆)(未発表,1984年)
11.「戦後日本における運動論の展開−−理論的観点からの整理−−」(『思想』第737号,200-220頁,1985年)
12.「大都市総合計画と参加−−新堺市総合計画を対象として−−」(『桃山学院大学社会学論集』第20巻第2号,91-111頁,1986年)
13.”The Sociology of Social Movements in Japan”, (with Tsutomu Shiobara)(International Journal of Mass Emergencies and Disasters,Vol.4,No.2: pp.39-59, 1986)
14.「『新人類』たちの価値観−−現代学生の社会意識−−」(『桃山学院大学社会学論集』第21巻第2号,121-150頁,1988年)
15.「資源動員論の二つの意義」(塩原勉編『資源動員と組織戦略:運動論の新パラダイム』11-17頁,新曜社,1989年)
16.「資源動員論と『新しい社会運動』論」(塩原勉編『資源動員と組織戦略:運動論の新パラダイム』261-267頁,新曜社,1989年)
17.「神戸市の消費者運動」(蓮見音彦・似田貝香門・矢沢澄子編『都市政策と地域形成』167-174頁,東京大学出版会,1990年)
18.「開発と住民−−六甲アイランドと明石海峡大橋−−」(蓮見音彦・似田貝香門・矢沢澄子編『都市政策と地域形成−−神戸市を対象に』493-504頁,東京大学出版会,1990年)
19.「資源動員論から運動の総合理論へ−−知識社会学的観点からの一考察−−」(社会運動論研究会編『社会運動論の統合をめざして−−理論と分析−−』29-62頁,成文堂,1990年)
20.「マンガの社会学−−マンガを通してみる大衆意識の分析」(『桃山学院大学社会学論集』第24巻第1号,21-53頁,1990年)
21.「鞆のまちおこし運動」(『都市政策と都市形成に関する実証的研究』72-80頁,東京大学社会学研究室,1991年)
22.「運動参加に関する二段階理論−−「六甲ライナー」建設反対運動を対象として−−」(『桃山学院大学社会学論集』第25巻第2号,1-36頁,1991年)
23.「地域活性化の住民活動−−鞆のまちおこし運動−−」(蓮見音彦・似田貝香門編『都市政策と市民生活−−福山市を対象に』149-159頁,東京大学出版会,1993年)
24.「若者のコミュニケーションと価値観」(『関西大学社会学部紀要』第25巻第2号,95-131頁,1993年)
25.「社会学への招待」(岩見和彦・徳岡秀雄・岡田至雄編『基礎社会学[増補版]』11-24頁,福村出版,1994年)
26.「社会運動の総合的把握のための分析枠組」(社会運動論研究会編『社会運動の現代的位相』15-42頁,成文堂,1994年)
27.「東京ごみ問題」(『現代都市の社会階層と集団・団体』113-121頁,東京大学社会学研究室,1995年)
28.「環境」(宮島喬編『現代社会学』137-156頁,有斐閣,1995年)
29.「「新人類」は今――「大人」になりきれない若者たち――」(『関西大学社会学部紀要』第28巻第1号,111-142頁,1996年)
30.「東京ごみ問題関連年表」(『関西大学社会学部紀要』第28巻第2号,113-139頁,1996年)
31.「公共政策と住民運動」(蓮見音彦・似田貝香門・矢沢澄子編『現代都市と地域形成』121-137頁,東京大学出版会,1997年)
32.「社会学への招待」(岩見和彦・徳岡秀雄・岡田至雄編『基礎社会学[増補2版]』11-24頁,福村出版,1998年)
33.「現代学生気質――アンケート調査から見るこの十年――」(『関西大学社会学部紀要』第30巻第1号,1-46頁,1998年)
34.「組織とネットワークをめぐる基本概念の整理」(杉野昭博との共著)(1999年)
35.「市民活動における全国組織の役割――歴史的環境保全運動を中心として――」(1999年)
36.「政治過程における組織と運動」(間場寿一編『講座社会学9 政治』89-126頁、東京大学出版会、2000年)
37.「社会的コンフリクト」(碓井・丸山・大野・橋本編『社会学の理論』139-153頁、有斐閣、2000年)
38.「歴史的環境へのアプローチ」(片桐新自編『歴史的環境の社会学』1-23頁、新曜社、2000年)
39.「港町の活性化と保存――鞆の浦を対象として――」(片桐新自編『歴史的環境の社会学』80-105頁、新曜社、2000年)
40.「社会学を考える――社会学の再生を求めて――」(『関西大学社会学部紀要』第32巻第1号,179-204頁,2000年)
41.「社会学への招待」(片桐新自・永井良和・山本雄二編『基礎社会学[第3版]』11-24頁,福村出版,2002年)
42.「まちづくりの現場で社会学に何ができるか」(『建築とまちづくり』No.297、6-9頁、2002年)
43.「現代社会の危機と社会学の役割――素朴な社会学主義者の呟き――」(『フォーラム現代社会学』創刊号、3-13頁、2002年)
44.「社会学の多様性は魅力か欠点か」(『フォーラム現代社会学』創刊号、66-68頁、2002年)
45.「社会学的エッセイ――時代診断と政策提言に向けての素描集――」(『関西大学社会学部紀要』第34巻第1号,257-283頁,2002年)
46.「非営利型社会活動(NPSA)の理論的検討」(片桐新自・丹辺宣彦編『現代社会学における歴史と批判 下 近代資本制と主体性』57-81頁、東信堂、2003年)
47.「グローバル時代の国民国家の行方」(満田久義編『現代社会学への誘い』 278-289頁、朝日新聞社、2003年)
48.「停滞社会の中の若者たち――収斂する意識と「まじめ」の復権――」(『関西大学社会学部紀要』第35巻第1号,57-97頁、2003年)
49.「環境」(宮島喬編『現代社会学〔改訂版〕』143-159頁,有斐閣,2005年)
50.「社会学への招待」(片桐新自・永井良和・山本雄二編『基礎社会学〔新訂第1版〕』1-14頁,世界思想社,2006年)
51.「社会学の基本概念」(片桐新自・永井良和・山本雄二編『基礎社会学〔新訂第1版〕』43-58頁,世界思想社,2006年)
52.「社会学的エッセイ(その2)――身近な問題と社会をつなぐ――」(『関西大学社会学部紀要』第38巻第1号,137-157頁,2006年)
53.「「昭和ブーム」を解剖する」(『関西大学社会学部紀要』第38巻第3号,43-60頁,2007年)
54.「現代日本が追い求める「古き良き昭和」の夢」(『エコノミスト』2007年11月13日号、77-81頁、2007年)
55.「社会学教育の意義――大学での社会学の学び方、活かし方――」(『社会学評論』第58巻第4号、437-454頁、2008年)
56.「社会学的エッセイ(その3)――社会学を通して生き方を考える――」(『関西大学社会学部紀要』第40巻第1号,87-114頁,2008年)
57.「社会学的エッセイ(その4)――コミュニケーション・ルールを考える――」(『関西大学社会学部紀要』第40巻第3号,33-60頁,2009年3月)
58.「社会学的エッセイ(その5)――時代を読む――」(『関西大学社会学部紀要』第41巻第1号,83-114頁,2009年10月)
59.「社会学への招待」(片桐新自・永井良和・山本雄二編『基礎社会学〔新訂第2版〕』1-14頁,世界思想社,2010年3月)
60.「社会学の基本概念」(片桐新自・永井良和・山本雄二編『基礎社会学〔新訂第2版〕』43-58頁,世界思想社,2010年3月)
61.「社会学カリキュラムの変遷――関西大学社会学部社会学専攻を対象として――」(『関西大学社会学部紀要』第42巻第1号,1-17頁,2010年11月)
62.「現代学生の社会関心と政治意識――20年間の大学生調査をもとに――」(同志社大学人文科学研究所『今どきの大学生は?――当世書生気質――』45-71頁、同志社大学人文科学研究所、2011年2月)
63.「社会運動」(早川洋行編『よくわかる社会学史』198-211頁、ミネルヴァ書房、2011年3月)
64.「社会学的エッセイ(その6)――批判的思考の実践――」(『関西大学社会学部紀要』第43巻第1号,165-189頁,2011年11月)
65.「社会学を考える(2)――社会学の位置と社会学研究のあり方――」(『関西大学社会学部紀要』第44巻第1号,23-46頁,2012年10月)
66.「現代学生の意識と価値観――25年間の調査から――」(『生活協同組合研究』Vol.456、5-13頁、生協総合研究所、2014年1月)
67.「社会学への招待」(永井良和・間淵領吾・大和礼子編『基礎社会学〔新訂第3版〕』1-14頁,世界思想社,2014年3月)
68.「社会学の基本概念」(永井良和・間淵領吾・大和礼子編『基礎社会学〔新訂第3版〕』55-70頁,世界思想社,2014年3月)
69.「社会学的エッセイ(その7)――不透明社会の変化を読む――」(『関西大学社会学部紀要』第46巻第1号,1-26頁,2014年10月)
70.「社会学への招待」(酒井千絵・永井良和・間淵領吾編『基礎社会学〔新訂第4版〕』1-14頁,世界思想社,2018年3月)
71.「社会学の基本概念」(酒井千絵・永井良和・間淵領吾編『基礎社会学〔新訂第4版〕』55-70頁,世界思想社,2018年3月)
72.「社会人の価値観――大学を卒業すると何が変わるのか?――」(『関西大学社会学部紀要』第53巻第1号,1-46頁,2021年10月)
73.「社会学への招待」(間淵領吾・酒井千絵・古川誠編『基礎社会学〔新訂第5版〕』1-14頁,世界思想社,2022年3月)
74.「社会学の基本概念」(間淵領吾・酒井千絵・古川誠編『基礎社会学〔新訂第5版〕』55-70頁,世界思想社,2022年3月)
75.「社会学的エッセイ(その8)――様々な関係性を考察する――」(『関西大学社会学部紀要』第55巻第2号,135-159頁,2024年3月)
[翻訳]
1.J.D.マッカーシー=M.N.ゾールト「社会運動の合理的理論」(塩原勉編『資源動員と組織戦略:運動論の新パラダイム』21-58頁,新曜社,1989年)