関西大学 熱工学研究室(小田班)のHPへようこそ

*お知らせ

2020年10月15日 第48回日本ガスタービン学会定期講演会において,修士課程1年の福岡儀剛君が「高速応答型PSPを用いたタービン静翼フィルム冷却の非定常計測」に関する研究発表で,日本ガスタービン学会学生優秀講演賞を受賞しました。(審査対象20件のうち2名が受賞)

2020年4月1日 博士課程3年の山崎龍朗君が「脈動乱流における運動量/熱輸送の非相似性発現機構の解明と乱流熱流束モデルの構築」の研究課題で,日本学術振興会の特別研究員(DC2)に採用されました。

*ご挨拶

関西大学 熱工学研究室のHPへようこそ.
当研究室では,『エネルギー』,『地球環境』,『フロンティア技術』の3つを大きなテーマとして掲げ,大きく分けると下記のテーマに関する研究を行っています.研究を進めるにあたっては,風洞やレーザーを使った実験によって『実際に生じている全ての物理現象を内包した,ありのままの現象』を観察・計測する一方,その本質的な物理現象を抽出・近似したモデルに基づく数値シミュレーションを用いて,その詳細なメカニズムを探求しています.

省エネルギーおよびCO2排出抑制に資する次世代1700℃級・超高効率ガスタービンを実用化するための革新的翼冷却技術の提案と基礎熱流動現象の解明と制御

NOx(窒素酸化物)の排出低減と安定燃焼を可能にするボイラー燃焼技術の開発

往復動式内燃機関(自動車エンジン)における熱損失低減に向けた脈動乱流に関する基礎研究

*表紙の写真について

表紙の写真は,今から約104年前の1903年12月17日,ライト兄弟が人類初の有人動力飛行に成功した米国ノースカロライナ州のキティホークにあるキル・デビル・ヒルと呼ばれる丘の写真です.ライト兄弟は,12馬力のエンジンを搭載した「ライトフライヤー号」によって初飛行を成し遂げました.これは,彼らが幾多の風洞実験によって得た実験データを緻密に解析し,当時としてはきわめて高度な科学的視点に基づいて飛行メカニズムを理解し,着実に飛行機の製作を進めた結果です.私たちも,彼らに見習って一歩一歩着実に研究を進めて行きたいと考えています.

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