2001年度長谷川ゼミ(演習I)履修要項


1 テーマ

生産のグローバル化と現地化

2 演習内容

【題材】生産のグローバル化と現地化が進行している今日,多くの発展途上国の産業は発展を遂げる一方,日本は産業の空洞化と技術基盤の衰退に直面 している。こうした現状を「モノづくり」の視点から考える。

【スタイル】学生参画型―教員の教育的配慮のもとに,ゼミ生が主体的に,ゼミの企画・実施・伝承に参画する―ゼミをめざす。また,文献を大いに活用しながらも,ナマの現実に関わる国内外での現地調査(フィールドワーク)をゼミ活動の柱としたい。したがって,日常的にゼミの時間外に会議や作業があり,主として夏季休業中に現地調査を行う,商学部で最もハードでホットでクールなゼミの一つと言える(かな)。

【これまで】 東京都大田区の中小企業への訪問調査(1998年度),ストリートチルドレンについてのベトナム現地調査,環境ベンチャー企業に対する訪問調査等(1999年度),中国深センのテクノセンターでの海外インターンシップ・テナント企業調査(2000年度)→今年度も予定。

【こだわり】「自分探しの旅」であり「文化的実践への参加」である「学び」をなによりも大切にしたい。「学びに生きる」ことを通 じて,新しい自分に出会いたい。

【参考】長谷川研究室ホームページ http://www2.ipcku.kansai-u.ac.jp/~shin/

3 教科書

  • 佐伯胖『「わかる」ということの意味』岩波書店,1995年。
  • 高等教育研究会『大学を学ぶ』青木書店,1996年。
  • 川喜田二郎『続・発想法』(中公新書210)中央公論社,1970年。
  • 林義樹『学生参画授業論 : 人間らしい「学びの場づくり」の理論と方法』学文社,1994年。
  • 吉田健正『大学生と大学院生のためのレポート・論文の書き方』ナカニシヤ出版,1997年。
  • 佐藤正明『望郷と訣別を―国際化を体現した男の物語』文藝春秋,1997年。

4 参考書・推薦図書

  • 『日本経済新聞』

5 応募者への要望

 初回のゼミまでに上記『「わかる」ということの意味』『大学を学ぶ』の2冊を読むことを通 じて,これまでの学生生活を振り返り,その結果をワープロでA4版2ページ(2000字程度)にまとめ,初回時に持参すること。

6 申し込み条件

  1. ゼミ活動を生活の中心にすることができる学生,つまり,ゼミ運営及びゼミ行事に夏季休業中も含めて全力でとりくむことができる,ファイトのある学生であること。
  2. ゼミ履修申込前のゼミ説明会に参加していること。

7 履修すべき授業科目

中南米経済論。

8 履修を希望する授業科目

国際関係論,貿易論,アジア経済論,生産管理論,工業経済論。


Author: Shin Hasegawa
E-mail: shin@ipcku.kansai-u.ac.jp
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