2014-2015シーズン リーダーのメッセージ を 掲載しました。

 高校生の2014-2015シーズンが終わり、男子プレーヤー20名、女子プレーヤー1名、マネージャー4名の3年生が引退しました。特に本校ラグビー部にとりまして初めての女子プレーヤーがこの3年生で、後輩たちと一緒に公式戦に初出場させていただきました。Willsリーダーは大人数の中でひとりひとりの長所を活かすことに悩み、Irisリーダーは初めての後輩ができて様々なことで悩みました。
 以下はシーズンを終えたリーダーたちのメッセージです。ぜひご覧ください。
 自分たちの学年は初心者が多く言うならば手作りのチームでした。初心者が多いからこそ経験者に追いつけ追い越せと切磋琢磨しあい、お互いが仲間でありライバルであるという競争心がある中、日々の練習をしてきました。その上でラグビー以外にたくさんのことをを得ることができました。仲間意識や責任感、人間力です。この3年間は僕にとってかけがえのないものであり、僕をもっとも成長させてくれた3年間だったと思っています。
 最後に顧問の先生方、保護者の皆様、僕たちを支えてくれてありがとうございました。これからは各自が違う道に進みますが、引き続き暖かい目で見守っていただけるようお願いします。
               2014-2015シーズン Wills 主将 大口  遥輝

 僕は地元の中学校に入学してからラグビーを始め、高校に入学してもラグビーを続けたいと思い、関大一高に入学してラグビー部に入部しました。ラグビー部に入部すると第一中学校出身者が大半を占めていて馴染めるのか心配していましたが、関大一中・一高生の特徴でもあるフレンドリーな性格のおかげで1か月も経たないうち馴染むことができました。
 そしてふと気がつくと1つ上の先輩方が引退し、早瀬先生からリーダーに任命されました。僕にはキャプテンの大口くんのように人を統率するような能力はないのでリーダーをやっていけるのか心配でした。しかしみんなが僕を頼りにしてくれることが僕の自信につながり、統率力はありませんがプレーで引っ張ろうという気持ちになりました。
 そして11月1日、僕たちの最後の試合は同じ併設校の関西大学北陽高との試合でした。結果は惨敗でした。しかしその試合でのディフェンスは僕たちの3年間の集大成を見せることができたと思います。僕たちの学年はなかなか試合に勝つことができず、かなり苦しい思いをし、何度もやめようかと思ってしまうことがありました。しかしそんなことを思うたびにチームメイトの温かさに触れ、また頑張ろうという気持ちになり、自分だけでは何もできないんだなということを痛感しました。チームメイトというものは本当に大切な存在です。今、一中・一高でプレーをしている皆さん、これからプレーする皆さん、チームメイトを信頼して共に戦ってください。
 最後になりましたが、サポートしてくださった先生方、マネージャー、そして誰よりも両親に感謝しています。3年間ありがとうございました。
               2014-2015シーズン Wills 副将 石谷  仁志

 私はラグビー部に入って大変多くのことを学び、楽しく充実した3年間を過ごすことができました。
 一高に入学して部活動を迷っている時にラグビー部が女子プレーヤーも募集していることを知り、新しいスポーツをしてみたい!と思って入部しました。最初は私1人だった女子プレーヤーも少しずつ増え、私が3年生になる頃には12人になりました。
 女子チームの名前は私が1年生の頃、男子チームには Wills というチーム名があり、早瀬先生から女子チームも何かチーム名をつけてみたら?と言われ、Iris が生まれました。Iris とはギリシャ神話で「虹の女神」という意味で、女子7人制の7と虹の7色の7をかけ、虹が架かるようにパスをつないでトライを取るという意味を込めてチーム名を決めました。
 入部した頃は毎日パスだけをひたすら練習し続けていましたが、河田さんをはじめ一高OBの皆さんにパスやタックル、アタックやディフェンスの方法などラグビーの基礎をたくさん教わり、ラグビーがだんだん楽しくなっていきました。
 2年生になって後輩たちが入部してくれるか不安でしたが、男子プレーヤーやマネージャー、先生方のおかげで8人も入部してくれました。後輩たちに教えるのはとても大変でしたが、人数が増えて今までできなかった練習ができるようになったので、今までよりもさらに楽しく、そしてゲームに近い練習をすることができました。
 3年生になって Iris として初めての公式戦がありました。結果はボロ負けして悔しかったですが、それよりも Iris としてゲームができた喜びや達成感の方が大きかったです。このゲームを機にもっと頑張ってチーム全員でうまくなろうと思いました。
 私が卒業した後も後輩たちが新入生への勧誘や体験ラグビーを頑張ってくれたおかげで、11人の方が入部してくれたことは本当にうれしいです。これからも一緒にプレーをして Iris のサポートをしていきたいと思います。
 最後になりましたが、初めての女子プレーヤーにも関わらずに受け入れてくれた早瀬先生、私たちにいろいろなことを教えてくれたコーチの皆さんや先輩方、またいつもそばで支えてくれた保護者の皆様、本当にありがとうございました。
 そして現2,3年生の皆さん、Iris に入部してくれて、最後まで私についてきてくれて、そして私を支えてくれて、ありがとう。Iris をこれからも存続させてください。これからもチーム全員で頑張ってください。応援しています!
               2014-2015シーズン Iris 主将 東野  梨子