TEL.
〒564-8680 大阪府吹田市山手町3−3−35
update 2014年4月24日
日本カリキュラム学会第25回大会は、2013年6月28日(土)〜29日(日)に関西大学で開催されます。皆様のご来場をお待ちしております。
開催校あいさつ
第25回大会は、大阪駅や伊丹空港から30分前後という交通の便に恵まれた千里山の丘陵地に位置し、2016年には創立130周年を迎える関西大学千里山キャンパスで開催します。6月末の開催となりますが、多数の皆様のご参加をお待ち申し上げております。
なお、緊急合同課題研究T・Uの議論を深めるために、時間を12:30まで延長し、それに伴い自由研究発表Tの時間を変更しました。ご了承ください。
大会発表や参加に関するQ&A
日本カリキュラム学会
第25回大会実行委員会
※注意 第1報より日程の変更点があります。
第1日 緊急合同課題研究T&U 10:00〜12:00 → 10:00〜12:30
昼食 12:00〜13:00 →12:30〜13:30
自由研究発表T 13:00〜15:00 → 13:30〜15:00
<大 会 日 程>
◆
前日 2014年6月27日(金) 17:00〜19:00 理事会(阪急ターミナルスクエア17)
◆
第1日 2014年6月28日(土) 9:15〜 受付
会場:関西大学第1学舎1号館ほか
緊急合同 課題研究 T&U |
昼食 |
自由研究発表T |
休憩 |
公開シンポジウム(千里ホールA) |
移動 |
研究交流会(凛風館) |
10:00
12:30
13:30
15:00
15:10
17:40
18:00
20:00
◆ 第2日 2014年6月29日(日)9:30〜 受付
会場:関西大学第1学舎1号館ほか
自由研究発表U |
|
移動 |
|
総会・昼食 |
|
課題研究V |
課題研究W |
10:00
12:00
12:10
14:00
16:00
大会参加要領 |
1.
会場案内:会場は、関西大学第1学舎です。阪急千里線で関大前駅北口を出て、矢印のように正門まで(徒歩10分程度)お越しいただき、案内板にしたがって進むと、第1学舎(1に記す)に至ります。
阪急電鉄「梅田」駅から、千里線「北千里」行で「関大前」駅下車(この間約20分)、徒歩約5分。または京都「河原町」行(通勤特急を除く)で「淡路」駅下車、「北千里」行に乗り換えて「関大前」駅下車。
阪急電鉄「梅田」行で「淡路」駅下車、「北千里」行に乗り換えて「関大前」駅下車、徒歩約5分。
地下鉄堺筋線(阪急電鉄千里線に相互乗り入れ)が阪急電鉄「淡路」駅を経て「関大前」駅に直通しています。
○地下鉄および阪急電鉄利用の場合
JR「新大阪」駅から地下鉄御堂筋線「なかもず」行で「西中島南方」駅下車、阪急電鉄に乗り換え「南方(みなみかた)」駅から「淡路」駅を経て「関大前」駅下車(この間約30分)、徒歩約5分。
○JR利用の場合
JR「新大阪」駅から、JR京都線(東海道本線)「京都」方面行(快速・新快速を除く)で「吹田」駅下車(この間約5分)の後、阪急バス「JR吹田北口」停留所から「関西大学」停留所下車(この間約7分・25分間隔で
JR「吹田」駅下車の後、阪急バス「JR吹田北口」停留所から「関西大学」停留所下車(この間約7分・25分
大阪モノレール「大阪空港」駅から「門真市(かどまし)」行で「山田」駅下車、阪急電鉄に乗り換え「関大前」駅下車(この間約30分)、徒歩約5分
2.受 付:大会第1日目(6月28日)は9:15、第2日目(6月29日)は9:30から行います。受付場所は、第1学舎1号棟(2階正面玄関を予定)です。
大会参加費 正会員 4000円 学生会員 3000円 臨時会員 3500円 |
6月29日は、日曜日のため、大学生協食堂(凛風館:前掲マップ23)が閉じています。29日の昼食は、6月28日(土)午後5時までに受付にて昼食チケット(お茶込みで1000円)を購入してください。なお、学外のコンビニ、飲食店を利用することもできます。
3.研究交流会:大学生協食堂(凛風館、前掲マップ23)にて行います。
研究交流会参加費 3000円
4.宿泊斡旋:大変申し訳ありませんが、宿泊の斡旋を行いません。各会員ご自身で、宿泊等の手配をお願い致します。関大前駅周辺にはホテルや旅館はありません。大阪駅周辺のホテルが便利です。
5.事前申し込み:振込みによる事前受付はありません。当日に参加費を申し受けます。
6.自由研究発表:自由研究発表の時間は、原則として以下の通りです。
個人研究発表 発表20分 質疑討議 5分 (計25分) 共同研究発表 発表40分 質疑討議10分 (計50分) |
7.問い合わせ先:第17回大会実行委員会事務局
日本カリキュラム学会 第25回大会実行委員会事務局 〒564-8680 大阪府吹田市山手町3-3-35 関西大学文学部 若槻 健 研究室気付 大会に関わるご案内やQ&A(http://www2.itc.kansai-u.ac.jp/~t120025/)を参照願います。 連絡、問い合わせは、下記の電子メールでお願いいたします。 E-mail: jscskansai@gmail.com |
8.大会までの主なスケジュール
自由研究発表の申込締切 4月30日(水)必着(電子メール)
大会プログラムの送付 5月30日(金)発送予定
自由研究発表・課題研究・シンポジウムの発表要旨原稿の締切 5月31日(土)必着(電子メール)
*発表要旨の原稿について締切日までに届かない場合には、『発表要旨集録』の該当箇所が白紙となります。
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この「大会案内の最後に、課題研究T&U、V、Wと公開シンポジウムの趣旨説明を掲載しています。
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9.発表要旨収録の購入
大会には参加しないが、発表要旨収録を購入したい会員の方は、正会員(3,500円)、学生会員(2,500円)を「7.問い合わせ先」の口座に振り込んでください。なお、振込手数料はご負担ください。
自由研究発表 申込要領
発表希望者は、「自由研究発表申込票」に示すような必要事項を記入の上、メールにして第25回大会実行委員会宛にご送付ください。メールの件名には「自由研究.○○」(○内に姓を記す)とお書きください。多数の会員の皆様のお申し込みをお待ちしております。
なお、どうしてもメールによる送付ができない場合には、日本カリキュラム学会 第25回大会実行委員会(〒564-8680 大阪府吹田市山手町3-3-35 関西大学文学部 若槻健研究室)に郵送(締切日必着)にて受け付けます。
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1.発表資格
A.自由研究発表者は、共同発表者を含め、6月13日(金)までに本年度の年会費を納入した会員でなければなりません。昨年度から会費納入等にかかわる事務は、国際文献社に委託しており、大会当日に学会事務局で会費納入の窓口は設定しておりません。
B.新入会員で発表を希望される方は、発表申込み締切までに速やかに入会手続きをしてください。遅れますと、資格不備により発表できません。
C.登壇する口頭発表者(○のつく人)は、個人研究発表1件と共同研究発表1件の合計2件まで申請することができますが、登壇者でなければ、重複して発表者名を登録することは可能です。
※申込票記入上の注意事項
@
発表者名:複数の場合は、発表者の氏名に○をつけてください。
A
発表資格:発表者は会員に限ります(大会までに入会を予定するものを含む)
B
所属:発表者が複数の場合は、それぞれの所属を明記してください。
C
発表題目:必要に応じて副題をおつけください。
D
発表概要:分科会編成の参考にしますので、発表の主旨を簡潔にご記入ください。
E
使用希望機器:使用希望機器がある場合は、記入してください。ただし、機材によっては会場校で用意できない場合もありますので、ご承知ください。
2.発表申込票締め切り
発表申し込みは、4月30日(水)必着で、電子メールに4頁目にある申し込みの必要項目「発表者氏名(ふりがなも)」「発表題目」「連絡先」「発表概要」「使用希望機器」を記入の上、送付してください(jscskansai@gmail.com)。
受理次第、3日以内に返信メールを実行委員より送ります。それが届かない場合は、受理されていないため、再度、確認の電子メールをお送りください。なお、FAXでは受け付けておりません。
3.発表要旨集録の原稿締め切り
発表者は、5月31日(土)必着で、この大会案内の最後のページに記した、<発表要旨のフォーマット>にそって必ずPDF原稿を作成し、作成し、大会実行委員会(jscskansai@gmail.com)にメールでお送りください。送られてきた原稿をそのまま印刷製本いたします。執筆者による校正は行いませんのでご了承ください。
受理次第、3日以内に返信メールを実行委員会より送ります。それが届かない場合は、受理されていないため、再度、確認の電子メールをお送りください。
到着が遅れた場合や未提出の場合は、発表要旨集録の該当箇所が白紙印刷となりますので、ご注意ください。
4.発表用レジュメ(資料など)について
70部程度をご用意のうえ当日持参してください。郵送や宅配によって事前に送付することはお控え下さい。
課題研究及びシンポジウムの発表についても、上記3に示していますように、5月31日(土)必着で、この大会案内の最後のページに記した、<発表要旨のフォーマット>にそって作成し、大会実行委員会(jscskansai@gmail.com)にメールでお送りください。
受理次第、3日以内に返信メールを実行委員会より送ります。それが届かない場合は、受理されていないため、再度、確認の電子メールをお送りください。
日本カリキュラム学会第25回(関大)大会
自由研究発表申込票
発表者氏名 (所属) |
ふりがな (複数の場合は、発表者の氏名に○をつけてください) |
発表題目 |
|
連絡先 |
〒 TEL FAX E-mail |
発表概要 |
(分科会編成の参考にしますので、主旨を簡潔にご記入ください) |
使用希望機器 |
必要な機器に○をしてください。 ( )OHP ( )VTR ( )液晶プロジェクター (ただし、パソコンおよび接続ケーブル等は各自でご用意ください) *上記以外の機器は、発表者にてご用意ください。 |
発表時間は、個人研究発表が質疑討論5分を含めて25分、共同研究発表(発表者が複数の場合)が質疑討論10分を含めて50分です。
発表要旨フォーマット
ここにタイトルを中央揃えで書きます(12ポイント MSゴシック)
−サブタイトルがある場合はここに書きます(10.5ポイント MSゴシック)−
(1行空けて)
ここに右寄せで発表者の氏名を書きます(所属は括弧の中に10.5 MM明朝)
1.小項目(6行目から 10.5ポイント MSゴシック)
本文は、10.5ポイント、MS明朝でまとめてください)
2.
日本カリキュラム学会第25回大会における
『発表要旨集録』のフォーマット
原稿サイズと分量 B5判 縦長・横書き 2枚以内 共同研究発表(発表者が複数の場合) 4枚以内
様式
1枚目は6行目から本文を記す
2枚目は35行
1行35字
上下左右余白 25ミリ
*その他、詳しくは、上のような要領でお願いします。
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【緊急合同課題研究I・II】
現代日本の教育課程政策における政治・行政・経営をめぐる諸問題
趣旨説明:
本課題研究は、日本の教育課程を取り巻く急速な環境の変化をふまえ、これまで、政治学の立場からカリキュラムをめぐる課題を追求してきた第T分科会、及び、カリキュラムのマネジメントを柱に行政・経営面の立場からアプローチしてきた第U分科会、を合同させ新しい事態へのアプローチを意図して開催することにした。
政権交代による安倍内閣の誕生という政治情勢の変化のもと、教育再生実行会議による矢継ぎ早の教育改革の方針の提示が、カリキュラムをめぐる行政や経営にも影響を与えつつある。例えば、首長主導による教育委員会の見直しをはじめ、道徳の教科化として「特別の教科 道徳」が具体化しつつある。また、グローバル化への対応として策定された英語教育改革実施計画は、小学校における英語”の低学年化を示すとともに、学習指導要領改訂にも踏み込み、2020年本格実施というスケジュールを打ち出し既定の路線となりつつある。
この急ピッチの変化に対して、中央教育審議会を柱とする教育課程政策の策定と実施に関わる一連のシステムも、これまで果たしてきた機能や役割について見直さざる得ない状況に置かれている。
さらにいうならば、このような教育課程政策の形成と実施をめぐる環境の変化は、カリキュラムに関する知見を有する専門家によって組織される日本カリキュラム学会にも諸々のインパクトを及ぼしつつある。これら環境の変化をもたらしているメカニズムやダイナミックをどうとらえるべきか。底流に流れているものは何か。事柄の本質をいかに読み取るべきかなど、究明すべき課題が次々に浮かび上がりつつある。
これらのことをふまえ、本課題研究においては、これまで、それぞれの分科会が積み上げてきた方法論及び知見をもとに、まずは、新たな政治情勢のもとでの教育課程政策をめぐる政治・行政・経営上の課題を明らかにし、また、動き出しつつある学習指導要領改訂を検討することを通して、わが国の教育課程政策の方向性について、さらには、本学会の在り方について議論を深めることにしたい。
【課題研究V】
パフォーマンス評価の理論的根拠と実践的可能性
趣旨説明:
「思考力・判断力・表現力」を育成する評価方法として、パフォーマンス評価が注目されている。パフォーマンス評価とは、知識やスキルを使いこなす(活用・応用・総合する)ことを求めるような評価方法(問題や課題)である。パフォーマンス評価については、問題解決力やコミュニケーション力といった「資質・能力」やコンピテンシーを育成する上でも、意義を持つことが期待されている。
しかし一方で、パフォーマンス評価を実践するには、教師にかなりの力量が必要となる、評価にかかる負担も大きい、といった問題点も指摘されている。
そこで、本課題研究では、パフォーマンス評価に関する理論的根拠と実践的可能性について検討する。具体的には、パフォーマンス評価に関して下記のような論点を扱いたい。
〇 どのような目標論に基づくものか。
〇 具体的に、どのような評価方法があるのか。
〇 評価規準・基準をどのように設定すればよいのか。
〇 児童・生徒への指導をどのように行うのか。
〇 教師の力量をどのように向上させるのか。
〇 学校としての体制をどのように作るのか。
〇 パフォーマンス評価の意義、ならびに問題点や限界は何か。
【課題研究W】
諸外国における道徳教育の動向
趣旨説明:
教育再生実行会議の提言を受け、文部科学省の「道徳教育の充実に関する懇談会」(以下「懇談会」という。)は、平成25年12月26日、報告書を提出、道徳の時間を、例えば、「特別の教科 道徳」(仮称)として新たに教育課程に位置づけること、検定教科書を用いること、学級担任が指導を行うことを原則とすること、数値による評価は不適切であり、記述式の評価を導入することなどが提言されている。さらに、平成26年2月17日、文部科学大臣は中央教育審議会に「道徳に係る教育課程の改善等について」諮問、「特別の教科 道徳」(仮称)を教育課程に制度上位置づけること等について検討が進められている。
目を海外に転ずると、まず、韓国では、教科の中で道徳が位置づけられ、「道徳教科書」が使用されているが、「道徳教科書」の内容や教科の在り方をめぐる論争が起きており、韓国政府では道徳を現在の日本のように「教科外の時間」へと改正する動きも一部ある。
また、フランスは、移民の国でありながらも、2004年のスカーフ禁止法に象徴されるように政教分離を徹底している。道徳教育については、2008年の学習指導要領の改訂で「公民教育」が「公民及び道徳教育」に改められ、その強化が目指されている。
ドイツでも、移民の増大などにより価値観の多様化が進むなか、民主主義社会を担う市民の育成という課題に向けた取り組みが模索されている。
一方、アメリカでは、内心の自由が絶対視されることから、道徳教育は「価値明確化」、「道徳性発達論」、「キャラクター教育」と3つの立場から理論と実践が 展開されてきたが、その現状はどのようなものなのか。
道徳教育に係る諸外国の動向について紹介し、我が国の教育課程における道徳教育のあり方の検討の一助となることを期待する。
【シンポジウム】
カリキュラム研究の課題−子どもの「資質・能力」をどのように育成するのか−
趣旨説明:
文部科学省は、全国学力テストについて、自治体単位での学校別成績の公表を禁止してきた。しかし、平成26年度からこの方針を転換して、市町村教育委員会の判断によって、学校別の結果を公表できるように実施要領を改訂し、学校の序列化に繋がらず、過度な競争にも陥らないように、学校ごとの平均正答率だけでなく分析結果も合わせて公表すること、一覧化や順位付けは禁止することという配慮事項を盛り込んでいる。
しかし、このような配慮事項を守れば、本当に子どもたちはテストの一点刻みの競争に凌ぎをけずることはなくなるのだろうか。もしもそれができたとしても、学力テスト結果の公表は、深い思考・判断や経済協力開発機構(OECD)のキー・コンピテンシーなどの新しい能力を軽視して、測定しやすい知識・理解、技能、浅い思考などを前面に出す教育実践を醸成するのではないだろうか。学力テストは、知識・理解や技能に係わる問題Aだけでなく活用型学力を測定する問題Bもあるとは言え、いわゆる新しい能力については、ルーブリックを使ったパフォーマンス評価をせざるを得ないからである。
このように学力テスト結果の自治体による公表への動きは、これからの小中学校における子どもの資質・能力の育成に大きな影響を及ぼすことが予想される。とすれば、日本カリキュラム学会として、この問題について何らかの取り組みをすべきである。
このような問題意識に基づいて、本シンポジウムでは、学力テストの公表や学力向上の手立てについて長年の地域に根付く実践を重ねてこられた教育委員会及び学校、学力を下支えしている「効果ある学校」の理論と実践、これからの時代の学力育成に不可欠なキー・コンピテンシーの理論と実践に詳しい3名のパネリストからそれぞれのお考えや実践を発表していただき、フロアーの皆様からの意見も頂戴しながら、この問題について争点を明らかにし、今後の在り方を探ろうとするものである。