関西大学外国語学部
『基礎演習2』シラバス

I. 担当者

担当者竹内 理
所属関西大学大学院外国語教育学研究科・外国語学部
住所〒564-8680 吹田市山手町3-3-35 関西大学内
e-mailtakeuchi@kansai-u.ac.jp
URLhttp://www2.itc.kansai-u.ac.jp/~takeuchi/


II. 授業目的

この授業では、基礎演習1で身につけた情報収集力、コミュニケーション能力、協働力を基盤に、留学先および異文化環境下の生活に対する意識(アウェアネス)を高め、留学生活を生きる抜く力を身に付けていきます。具体的には、以下のような能力を育成していきます。

(1)異文化社会を理解し、これに対応する能力
(2)多様な価値観を持つ相手とより良くコミュニケーションしていく能力
(3)自らの健康や安全を守る能力
(4)多様な人々と主体的に協力して共通のタスクを遂行する能力

III. 授業形態

毎回、具体的なタスク(ケーススタディや発表、議論等)を行いながら、知識を習得し、技能を伸ばしていきます。参加型形態のグループ活動が主となるため、受講生には積極的にグループ活動に参加すること、タスクを確実にこなすことなどが強く求められます。この授業におけるキーワードは、積極的参加と好奇心です。なお、授業で使用する題材等はLMS上で提供します。授業には自身のパソコンあるいはタブレットPCを持参することも求められます。

IV. 授業計画

月日
内容
09/21オリエンテーション—そもそもSAの目的は何?
09/28SAの行き先について知る(1)
10/05SAの行き先について知る(2)
10/12危機管理について知る(1)カルチャーショックの対処法
10/19危機管理について知る(2)犯罪、旅行、病気
10/26危機管理について知る(3)住居、薬物、その他
10/28(土)講演会:留学前に知っておきたいジェンダー・人種と交差性
11/02学園祭のため休講
11/09異文化コミュニケーションについて知る(1) 前回のまとめ・寮の出来事
11/16異文化コミュニケーションについて知る(2) 寮・ホームステイの出来事
11/30先輩たちとの対話(合同会)
12/07異文化コミュニケーションについて知る(3) 前回のまとめ・現地での生活
12/14異文化コミュニケーションについて知る(4) 親との不協和・時間の感覚
12/21自身のSAに向けて考える(1)
01/11自身のSAに向けて考える(2)
01/18調整日


V. 教科書

特定の教科書を使用せず、その都度、ハンドアウトを配布したり、参考文献を紹介したりします。


VI. 参考文献

文献リスト等は随時、担当者のWeb Page で公開します。


VII. 成績評価

この授業では1)積極的参加、2) グループワークへの貢献、3)小テスト(時事的問題)、4)発表、5)課題レポート、6)最終レポートの6項目をもって成績を出します。

1)授業への積極的参加:出席や授業中の質問等を含む積極的参加の度合いを評価します。

2)グループワークへの貢献度:グループワークなどの際に、タスクの遂行に向けて、どの程度貢献しているのかを評価します。

3)小テスト:今日的な社会問題について関心を持ってもらうために、時事問題の小テストを実施します。受講生は新聞やネットニュース等を常に読み、その内容に対して興味を持っておくことが求められます。2回目より開始します。

4)発表:グループで2回、ppt等を使いプレゼンをすることが求められます。その内容は、作成の目的や条件に照らしながら評価されます。

5)課題レポート:コースの途中で課題レポートが複数回課せられます。その内容は、作成の目的や条件に照らしながら評価されます。

6)最終レポート:受講生には、最終レポートを各自で作成し、提出することが求められます。提出期限は1月11日(木)で、後日指定の方法で提出してください。このレポートでは、「授業で学んだことをもとにして、どのような点に留意しながらSAの1年間を過ごすのか」および「自らのSAの目標を何に定め、それを3年以降の専門分野の学修や職業選択とどう関連付けていくのか」の2つのテーマを必ずカバーしてください。分量は1,200〜1,600字程度を予定しています。A4用紙で作成し、表紙(教科名、担当者名、提出者名、提出者IDを含む)やページ番号を付けること、ならびに図表等も適宜使うことを忘れずに。


Released: 08/30/23