学習改善 新指導要録の趣旨は、こうすれば実現できる! 指導改善

評価は、料理のごとく : どちらも・・・味わうことが大切

   

左はペア学習・評価法、右は父の手料理のページにリンクしています。互いに似ている点は何でしょうか?
2017年3月から料理創りに挑戦中。
料理によっては、現在のレベルは、下のビッグスの5段階で言えば、関連的ぐらいには到達!
            まずは、それぞれの写真をクリックして下さい。    

関西大学文学部:安藤輝次 (Last Updated:Feb. 1.2020) 普通の学校の授業から出来た成果を紡いで理論化しよう

説明文で下線の個所をクリックすると、関連したページにリンクします。
PDFを読み取るためのAdobe Readerのダウンロードはこちらから

4コマ漫画で学ぶ 
  各番号をクリックすると、4コマ漫画とその説明にリンクします。
1.テストだけ出来ればよいのか? 
深い学びの必要性
2.一方を褒めれば、他方は?  
  成長マインドセット
3.授業はリニアか複雑系か     
授業は複雑系
4.スマホで十分! 
           深い学びの必要性
5.小集団学習、もうやーだ!    
ペア学習から始めよ
6.深い学びかどうか         
深い学びの必要性
7.達成ポイントで深い学びの学習改善  
評価規準の共有
8.自己評価って当てにならない
  他者評価を介した自己評価を
形成的アセスメント学びの途上で特定の規準にそって出来と不出来を評価し、不出来な事を出来るようにする
自己調整学習
自ら目標を設定し,計画の進展を規準に照らしてチェックしたり,結果を評価し,更に学習を進める
            

【ポイント】学習者もルーブリック達成ポイントを活用できる。②授業の最後に、学習者が他者評価を生かして、学びを伸ばす。

形成的アセスメント+自己調整学習=授業改善も学習改善も

詳しくは、安藤輝次(2018)『みんなで「深い学び」を達成する授業-形成的アセスメントで子どもが自ら学びを把握し改善する-』図書文化社を参照してください。
形成的アセスメントと自己調整学習で鍵になるのは
学びを評価する
規準をどうするかということ→小学校では達成ポイント、中学校から一般的ルーブリックを主流に
【達成ポイント】とは、
 特定の課題に取り組んだ結果、その課題を達成したと言える要素を学習者と一緒に設定し、学習者も評価と学びに活用するもの。

授業改善だけでなく学習改善に有効。
【ルーブリック】とは

学びの質を規準に照らして段階に分けて記述した表
であり、課題特定のルーブリックと一般的ルーブリックがあり、後者の方が評価と学びに有効
ニュージーランドでは、深い学びへの5段階を一般的ルーブリックにして、授業改善や学習改善に活用しています。偶然ですが、右下に記す安藤著「パフォーマンス評価と授業改革」と「形成的評価から形成的アセスメント」でも同様の提案をしています。

◯学びの途上では
【授業改善】教師がルーブリックや達成ポイントに照らして子どもの出来・不出来を見極め、不出来を出来るように
授業を軌道修正する
【学習改善】
学習者がルーブリックや達成ポイントに照らして出来・不出来のを見極め、不出来を自律調整的に学ばせて、学びを向上させる

◯学びの終了後に
【成績評価】教師が子どもの学びの表現によって思考・判断を評価する

 一般的
ルーブリック
 利点:レポートプレゼンテーション小集団など、同じ活動をする場合に使えばいいので、簡便である。
欠点:労力を要する為、あまり開発されてない。
課題特定的ルーブリック  利点: 特定の学習課題にそって評価規準を設定するので、的確に評価できる。
欠点:自画像や地理レポートなど課題ごとに創る手間を要する。
「深い学びの一般的ルーブリック」については、右上の「閉じた教育目標」や「開いた教育目標」を参照してください。
書き方の一般的ルーブリックは、安藤輝次(2018)『持続的な学びのための大学授業の理論と実践』(関西大学出版部)で詳述しています。
また、グローバルに考え、ローカルに行動するために、現在、創造的な問題解決の一般的ルーブリックを使って、お試し中です。

 
他方、課題特定的ルーブリックの両方の特徴をもったルーブリックも考案して、実践しています。でも小学生には、ちょっと難しいです。

 文章表現の間違いを掲載したルーブリックの練習問題。
左のイラストをクリックしてね!
     深い学びの全員達成授業モデル(1・2・3方式)

 ビッグス,J.によれば、図2を根拠に、深い学びのためには単一的指導や複数的指導より❶関係的指導や❷抽象度の拡大の指導が必要であると言います。また授業では、❶や❷を説明した文章が授業を方向づける教育目標になります。
 ①~⑨形成的アセスメント⑩自己調整学習
               それぞれの図をクリックすると、拡大します。
①の教育目標には、(a)明確な正解がある「閉じた教育目標」と(b)特定の正解がない「開いた教育目標」があります。(a)や(b)をクリックして、サンプルを見て下さい

  1・2・3方式で一番失敗するのは
⑨の「全体のまとめ」で授業を終えて、
⑩の他者評価を介した自己評価による学びの向上の時間を取れない

→解決のポイント

全員達成の授業のために日頃から学びの表現の見える化をして、達成ポイントや一般的ルーブリックで学びの評価と学びを連動させ、ペア学習の習慣を付けて教え合いをさせること

そのようなことが出来た授業例
 全員達成授業の例(小学4年理科)
【自学自習講座】
 ・学習形態 ・発問 ・学び方   
携帯アイコンをクリックしてください

教育実習や模擬授業のためのネット学習サイト。中学校や高校の先生が講義式を脱却するのにも役立ちます。チャレンジしませんか!

     
 
 
 

学習課題によって深い学びをさせる
1)学習課題は、「関係的」又は「抽象度の拡大」の深い学びの動詞を使った課題を設定することです
(赤字をクリックして下さい)
2)教科書に設けている学習課題をを1)の動詞を使わざるを得ない学習課題に作り直し⑩の「他者評価を介した自己評価による学びの向上」の自己調整学習をさせて、1・2・3方式の⑩まで粘って授業をすることです。通常の配当時間+1コマで可能
ペアによる学習と評価の充実を
ペア学習は、
×説明的授業にちょっとアクセントを付ける
×小集団学習の導入のダシである

◯気軽に意見表明でき、自分の考えを確認可能
◯意見交換だけでなく相互評価もできる
◯説明的授業に戻ったり、小集団学習に繋げる
多様な学習形態の活用を
【教師主導】
教師の説明による授業
教師の説明と子どもの発表の授業

【境界域】
ペアによる学びと評価

【子ども主導】
小集団による学びと評価
個別の学びと評価


教師主導の授業に頼ってきた先生は、小集団学習の導入の前に、まずはペア学習による授業改善から始めましょう
【教員志望学生のオンライン学習室】
 教育実習生や学校ボランティアが困ったり、失敗した事例(ケース)を取り上げ、何が問題でいかに解決するのかをオンライン学習室で投稿して下さい。それを授業で検討し、最適解を皆さんと見い出します。上の学習室欄をクリックした後、IDとパスワードを記入して、入室して下さい。


【学校ケースメソッド】教育実践(授業を含む)は
複雑系であり、一つの要因では決まりません。何が問題で、その利害関係者の視点も検討して、最適解を求める方法を学びます。
安藤輝次編著(2009)『学校ケースメソッドで参加・体験型の教員研修』図書文化社
評価に関するポータルサイト(下線部分をクリックしてください)

2019.3.29 【文部科学省による新しい指導要録の通知】
「小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校等における児童生徒の学習評価及び指導要録の改善等について」

 「形成的アセスメントによる教師の指導改善」は良いとしても、教師による学習者の学びの見取りでは加重負担に→働き方改革に逆行!
☞解決策は、2019年の安藤論文に示すように、自律的・メタ認知による学習者の学習改善のためには学習者が達成ポイントやルーブリックの内面化をする必要があります。
「各教科等・各学年等の評価の観点及びその趣旨」


評価の関係資料
安藤輝次(2019)「形成的アセスメントからみたペア学習」『文学論集』第68巻第4号、関西大学文学部。
安藤輝次(2019)「達成ポイントによる指導と学習の改善を」『教育科学 国語教育』No,831、明治図書。
安藤輝次(2019)「ルーブリックの学習改善機能の活用法」『物理教育』67巻第2号、日本物理教育学会。
安藤輝次(2019)「パフォーマンス評価と授業改革」『指導と評価』Vol.65-9.日本図書文化協会。
安藤輝次(2019)「形成的評価から形成的アセスメントへ」田中耕治編集『評価と授業をつなぐ手法と実践』ぎょうせい。
安藤輝次(2020)「幼小中高のグローバル市民性カリキュラム」『文学論集』第69巻第4号、関西大学文学部。
安藤輝次(2020)「一般的ルーブリックによるグローバル市民性教育」『文学論集』第70巻第1・2合併号

ホームページに対するご意見ご感想は
 関西大学文学部安藤研究室
お願いします。

ポートフォリオ講座はパレットから