Project/睡眠計測 の履歴(No.1)


睡眠の異常を検出するデータ解析技術の開発

睡眠の問題に対する初期調査や処置効果の継続的確認の手段として,装置類の装着が不要な非干渉型の計測技術の実現が期待されています.さらに,計測データの分析が睡眠治療の専門家によって行われるとは限らないため,知的情報処理によって異常検出を自動化することが望まれます.

本研究プロジェクトでは,睡眠中の身体の動きを捉えた多次元時系列データから,睡眠障害を特徴づける時空間パターンを抽出する知的情報処理技術の開発に取り組んでいます.計測から診断に至る推論プロセスでは,なぜそのような結論に至ったのかが説明可能であることが求められます.特徴的な時空間パターンの整理は,データの合理的な解釈を行うのに重要です.