Works/Undergrads/220012 の履歴(No.1)


Works/Undergrads#FY2025

英語整序問題における視線運動パターンと係り受け構造の関連性分析

蘆野 亮

英語の試験問題には単語補充、長文読解、図表理解など多様な形式があるが、中でも語順整序問題は、構文理解や統語的知識、文脈把握などの複数の言語能力を統合的に活用する必要があり、英語の総合的な運用能力を測定する形式として注目されている。近年の英語教育研究でも語順整序問題は学習者の書く力や構文把握力の評価指標として用いられ、和文英訳や自由英作文との比較研究からもその有効性が指摘されている。

本研究では、語順整序問題における認知的処理の分析手段として視線運動データに着目する。視線運動を調べることにより、学習者がどの単語にどの順番で注意を向けているかを定量的に分析できるので、学習者の構文把握力について詳細に検討するできると考えた。そこで、視線運動データの分析で問題文における単語間の係り受け構造と比較し、学習者の視線運動パターンと係り受け構造の相関を議論する。英語運用能力が高い学習者ほど文法構造を的確に捉えられるため、文法的に複雑な高難易度の整序問題において相関がより顕著に表れるのではないかとの仮説を立てた。