吉俣 颯人
Virtual Motorsport Lab Inc.は,モビリティ産業を支える才能育成の場作りを目的として,自動運転レーシングカーのシミュレータを利用したプログラム開発体験イベントを開催している.この開発体験イベントをアレンジしたハッカソンが第40回(2024年)と第41回(2025年)のファジィシステム シンポジウムにおいて開催され,参加者は自動運転プログラムを独自にカスタマイズしてラップタイムを競った.ファジィ理論の学習機会としての位置づけから,ハッカソンでは独自の自動運転機能の要素としてファジィ制御が実装された.しかし,参加者の開発作業は目標経路計画の編集が主体で,ファジィ制御のプログラミングを十分体験するには至らなかった.その原因の一つとして,開発環境においてファジィ制御に関する情報提供が不足していることが考えられた.そこで本研究では,ファジィ制御器の挙動の理解を助ける情報可視化を新たに考案し,そのプログラミング作業支援策としての有効性を実験により調査した.