応用倫理学研究a

■講義概要
 
 20世紀の倫理学の歴史は、前半においてはとくに英米圏でメタ倫理学への傾倒が顕著であり、しかしその背景にあった実証主義的科学観にたいする疑念から、1960年代から社会のなかに生じる具体的な倫理的問題をあつかう規範倫理学的研究が復活し、その問題領域に応じて分化して応用倫理学と呼ばれる分野が盛んになった。本授業では、応用倫理学に関わる問題をあつかった文献を読む。
■到達目標

 

   本授業の設定する到達目標は、@テクストの読解能力の伸長、A倫理学の重要概念の基礎知識の修得にある。

■講義計画 受講生のニーズを顧慮するが、基本的に、次のような文献を読む予定。

第1回 テクストの選定
第2-15回 テクストの講読

(1)ホルクハイマーとアドルノ、『啓蒙の弁証法』
 この著書自体は、応用倫理学の著作ではないが、近代社会のあり方と近代の精神である啓蒙にたいして、啓蒙がいきついた先である現代の状況から、近代の理念を考察する書物である。

(2)現代においてなお、あるいは現代においてこそ、この野蛮が生じるという意識のもとに、ホロコースト関連の文献も候補のひとつである。
■授業時間外学習  文献を事前に読み、担当部分のレジュメを作成してくること。

■成績評価
の方法
 
 定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。

  成績評価割合: 授業にとりくむ姿勢(100%)
■基準  講義概要に記した到達目標について、平常授業のなかで、受講態度の積極性、文献を倫理をたどって理解する能力、知識の習得の広がりと的確さに応じて評価する。
■教科書
 
プリント配布。
■参考書 ハーバマス   討議倫理   法政大学出版局  
ハーバマス   道徳的意識とコミュニケーション的行為   岩波書店  
カント   啓蒙とは何か   岩波書店  
ヨーナス   アウシュヴィッツ以後の神   法政大学出版局  
品川哲彦   正義と境を接するもの 責任という原理とケアの倫理   ナカニシヤ出版 
■備 考
 
 

応用倫理学研究b

■講義概要
 
 20世紀の倫理学の歴史は、前半においてはとくに英米圏でメタ倫理学への傾倒が顕著であり、しかしその背景にあった実証主義的科学観にたいする疑念から、1960年代から社会のなかに生じる具体的な倫理的問題をあつかう規範倫理学的研究が復活し、その問題領域に応じて分化して応用倫理学と呼ばれる分野が盛んになった。本授業では、応用倫理学に関わる問題をあつかった文献を読む。
■到達目標

 

   本授業の設定する到達目標は、@テクストの読解能力の伸長、A倫理学の重要概念の基礎知識の修得にある。

■講義計画  受講生のニーズを顧慮するが、基本的に、次のような文献を読む予定。

第1回 テクストの選定
第2-15回 テクストの講読

(1)ホルクハイマーとアドルノ、『啓蒙の弁証法』
 この著書自体は、応用倫理学の著作ではないが、近代社会のあり方と近代の精神である啓蒙にたいして、啓蒙がいきついた先である現代の状況から、近代の理念を考察する書物である。

(2)現代においてなお、あるいは現代においてこそ、この野蛮が生じるという意識のもとに、ホロコースト関連の文献も候補のひとつである。
■授業時間外学習  文献を事前に読み、担当部分のレジュメを作成してくること。

■成績評価
の方法
 
 定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。

  成績評価割合: 授業にとりくむ姿勢(100%)
■基準  講義概要に記した到達目標について、平常授業のなかで、受講態度の積極性、文献を倫理をたどって理解する能力、知識の習得の広がりと的確さに応じて評価する。
■教科書
 
プリント配布。
■参考書 ハーバマス   討議倫理   法政大学出版局  
ハーバマス   道徳的意識とコミュニケーション的行為   岩波書店  
カント   啓蒙とは何か   岩波書店  
ヨーナス   アウシュヴィッツ以後の神   法政大学出版局  
品川哲彦   正義と境を接するもの 責任という原理とケアの倫理   ナカニシヤ出版 
■備 考
 
 

 

 

 

 

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