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よくある質問とその回答-その1

〜2年生の皆さんから実際に寄せられた質問や、疑問に思っているであろうことについてお答えします〜


〜2年次の演習(プレゼミ)について〜



Q.レゼミでは具体的に何を勉強するのですか?何ができるようになるのですか?
 
 A.まずは、社会人基礎力を養成する目的で、Word、Excel、Power Point、PDFの使い方を実践的に学習します。加えて、メールの書き方も、課題及び普段のメールのやり取りを通じて指導します。レベルとしては、「社会人になって恥をかかない&少し褒められる程度」といったところです。これは低い目標設定のように思うかもしれませんが、実際のところ、「社会人になったらきっと恥をかく&叱られる」レベルのパソコンスキルしかなかったり、そのようなメールしか書けない学生さんをよく見かけます。

 次に企業のビジネスモデルやマーケティング戦略についてケーススタディを行います。これは、各ゼミ生が文献を読んでプレゼン形式で発表するというもので、各人のプレゼン能力を向上させる目的も有しています。




Q. パソコンが苦手なのですが、ついていけるでしょうか?
 
 A.  大丈夫です。現状においてどのようなレベルのパソコンスキルであっても、誰もが、社会人になっても恥をかかない程度のパソコンスキルを身につけることができます。そのための効率的な学習プログラムが用意されており、これは岩本ゼミオリジナルの「虎の巻」といえるでしょう。

 同時に、パソコンの基礎的スキルがあると思っている学生さんであっても満足できるレベルのものだと思います。




Q. 授業は何曜何限ですか?
 
 A.  木曜3限です。ただし、グループワークやパソコン指導などのために、土曜4限に補講がある場合があります。夏休みの課題及び合宿を含めて週1.5コマ程度の負荷だと考えておいてください。学部規定により、単位は1コマ分2単位しか取得できませんが、当然ながらそれだけの価値があると考えてもらって大丈夫です。




Q. バイトやサークルとの両立は可能ですか?

 A.  可能です。少なくとも、寝て食べてお風呂に入る以外、ゼミ活動に専念しないとついていけないほどの課題はありません。別の言い方をすれば、他に何らかの活動を行いながらでもついていける程度には手加減しています(笑)。

 その理由はいくつかありますが、主要な理由は、様々なバックグラウンドを持った人が集まることに意味があると考えているからです。もちろん、ゼミに学生生活の全てを捧げるという人がいても良いでしょうが、全員がそのようなマインドである必要はないと考えています。ゼミ以外にも友達がいたり、大切なものがあったりする人同士が、それぞれの価値観をゼミの仲間に伝え合うことで、自分とは別の世界の人とのコミュニケーションが生まれるはずです。こうしたゼミ内外での「異文化交流」こそが、多様な価値観が同居する現代社会で生きていく上で重要だと考えています。

 とはいえ、2回生の皆さんにとって、これまでゼミ活動に費やす時間は存在しなかったのですから、入ゼミ後は、1日24時間を何にどれだけ配分するかを再考する必要性に迫られるでしょう。つまり、ゼミ活動にどの程度自分の時間を配分するかの意思決定をしなければならないということです。それは決して岩本によって強制されるわけではなく(実際に強制しません)、みなさん自身が、ゼミで得られるものと、他の活動によって得られるものとを秤量しながら、最適な資源配分を考えるという問題に直面します。バイトやサークルから得られるものが相対的に大きければ、むしろゼミ活動は邪魔になるでしょう。逆に、ゼミ活動から得られるものが大きければ、より多くの時間をゼミ活動に費やす欲求が生じるでしょうし、そのために他の活動を犠牲にすることもあるかもしれません。少なくとも、岩本にはゼミ生の時間配分を強制的に変えさせるほどの権限はありません。




Q. 岩本ゼミは楽しんですか?それとも、きついんですか?

 A.  過去のプレゼミ生や現在のゼミ生(3、4回生、卒業生)を見ていると、それなりに大変そうですが、それ以上にとても楽しそうです。なにより、ゼミ生同士の交流が活発で、仲がよさそうです。これは、単に気が合う仲間が集まったからではなく(気が合うかどうか、共通点が多いかどうかといったことはあまり重要ではないのかもしれません)、むしろ、彼らが共に切磋琢磨し、議論を戦わせ、協力しながら問題を一つずつクリアしていっているからこそ生まれる団結心や信頼関係が根底にあるような印象を受けます。そして、そのような仲間だからこそ、飲み会をしたり、合宿や様々なレクリエーションをしたりするのが「楽しい」のでしょう。

 岩本ゼミの実態は、大教室での岩本のイメージや、学生間でささやかれている「噂」とは大きく異なるかもしれません。ゼミには最低限の決まり事しかなく、あとは各ゼミ生がまさしく「自主的・自律的」に、(岩本に対してときに文句や愚痴をこぼしながら?)活き活きと行動しているように映ります。

 岩本はゼミ生以上に楽しいことが大好きですし、ゼミ生ともっと楽しいことがしたくてうずうずしています。「楽(らく)」と「楽しい」はまったく別の意味であるように思います。楽(らく)をして得られる楽しさはすぐに消えてしまいます。もし2回生の皆さんの目に岩本ゼミの3回生が楽しそうに映ったのであれば、またそのような噂を耳にしたのならば、きっと彼らが本当の「楽しさ」を経験し、さらに楽しむために努力を続けている証拠だと思います。来年の今頃、皆さんがそのようなゼミ生になっていることを期待しています。


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