橋本恭之著『税制改革シミュレーション入門』税務経理協会2001年9月
定価2400円(税抜き)ISBN4-419-03779-2


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  [正誤表]
目次
はしがき 内容
第1章 今後の税制改革のあり方について 税制改革の議論を扱ううえで、最低限の知識をまとめたものである。「公平」「効率」「簡素化」という租税原則にもとづいて、我が国の税制改革の方向性について概観したものとなっている。
第2章 個人所得税の改革 我が国の所得税改革におけるフラット化について考察するための材料を提供する。具体的には、最近の税制改革が所得分配状況に及ぼした影響を計測した。また、諸外国の税制と比較も試みている。
第3章 消費税の改革 近年おこなわれてきた所得税体系から消費税体系への移行が何を目指したものかをあきらかにしたうえで、その移行がもたらす逆進性というデメリットにどのように対処すべきかを考える。
第4章 法人税の改革 最近の法人税改革の議論ではなぜか無視されることが多い、法人税の性格についての議論を整理したうえで、法人改革の方向性について考察している。
第5章 相続税の改革 一般に非常に重いと考えられている相続税負担の現状を把握することを目的としている。
第6章 地方税制改革 地方の自主財源の拡大のためには、どのような改革が必要なのかを考える。
第7章 年金改革と年金税制 税制と年金制度の間の相互依存関係を明らかにしたうえで、年金改革に連動してどのように年金課税の問題を考えるべきかの材料を提供している。
第8章 シミュレーションの方法 本書で紹介したシミュレーションを再現するための計算手法、データの作成方法について詳しく解説している。
インターネットで把握できる税制資料

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