関西大学文学部総合人文学科
哲学倫理学専修

Kansai University Faculty of Letters Course of Philosophy and Ethics

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専修の歴史と概要

<関西大学哲学科の歴史>
 関西大学哲学科の伝統は古く、1928(昭和3)年にまでさかのぼります。少しばかり、その歴史をみてみましょう。
 1922(大正11)年 関西大学設立(前身は関西法律学校)。最初は法学部のみ、2年後に経済学部設置。
 1928(昭和3)年 哲学科が英文学科とともにできて、法学部は法文学部となりました。
 1948(昭和23)年 関西大学は新制大学(第二次世界大戦後の新しい法律のもとで大学として認められた大学という意味です)となり、文学部のなかに、哲学科、英文学科、国文学科が設置されました。
 1970(昭和45)年 哲学科のなかに、哲学、倫理学・宗教学、美学・美術史の3コースが作られました。当時の紹介記事に、「3コースは単に並列的に存在するのではなく、哲学と倫理宗教、そして芸術の三つが世界と人間との究極的本源を探求する三つの道であるとして、区別されると共に、相互に参究され対話さるべく、渾然一体の道として開かれている処に、わが哲学科の特色が存する」とあります(さすがに時代がかった文章ですね)。
 1999(平成11)年 コースを、哲学倫理学、比較宗教学、美学美術史にくみかえました。

<2004年 総合人文学科哲学専修として再出発!>
 2004(平成16)年 この間、関西大学文学部は哲学科のほかに、英文、国文、仏文、独文、中文、史学地理、教育の8学科と学科の壁を超えたインターディパートメントを擁してきましたが、2004年、文学部全体が総合人文学科の1学科となり、入学者は2年次に自分の専門としたい分野に分属する体制に改めました。これに対応して、哲学科は哲学専修(哲学倫理学、比較宗教学、美学美術史のコース)となりました。
 2006(平成18)年 それぞれの分野の特色をさらに際立たせるために、芸術学美術史専修が独立(芸術学美術史専修のホームページへ)

<2007年 現在の哲学倫理学専修の設立>
 2007(平成19)年 さらに、比較宗教学専修が独立(比較宗教学専修のホームページへ)
 哲学専修は哲学倫理学専修と名前を改めました。

<哲学倫理学専修の教育目標>
 古代から現代にいたるヨーロッパの思想の歴史と基礎概念を習得しつつ、哲学の伝統的問題(たとえば、自己と他者、精神と身体、時間・空間、存在しているのは何か、など)、倫理学(道徳哲学)の伝統的問題(たとえば、正義とは何か、善とは何か、社会や人間関係はいかにあるべきか、など)、さらには、生命倫理学、環境倫理学など応用倫理学と呼ばれる現代の倫理的諸問題にも積極的に取り組んでいます。

<哲学倫理学専修の現在>
 哲学倫理学専修では、古来の文献をしっかりと読む力をつけて、広く、新たに、根本的に考える力の育成をめざしています。と同時に、現今の諸問題に柔軟に対応できるバランスのよくとれた専修として注目され、編・転入生、他大学から本学大学院を志望し、受験する学生も増えています。

『生き残る大学 大学ランキング18分野 TOP30』(宝島社、2002年4月25日)の 「人文科学」の項目、社会学部・文学部・総合情報学部の総得点で関西大学は13位。私たちの哲学倫理学専修(当時の哲学科)は、その説明のなかで 「現代哲学と現象学のスタッフに恵まれている」 と紹介されました。

 
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