しっぺ返し戦略に基づくP2Pストリーミングにおける準最適スケジューリングの分析

江草 陽太

学士学位論文, 2014

Abstract

映像や音声などのストリーミング配信において,配信サーバの負荷を減らす手法としてPeer-to-Peer (P2P)ストリーミングシステムが有効である.特に,しっぺ返し戦略を採用することによりクライアントが配信システム全体の目的に貢献するように仕向けながら配信を行うことでより効率化を図ることができる.しかしながら,このようなしっぺ返し戦略を用いたP2Pストリーミングの最適性については十分に検討されていない.そこで本研究では,しっぺ返し戦略を用いたP2Pストリーミングにおける最適なピース配信スケジューリングを,最大再生開始遅延時間を最小化する線形計画問題として定式化した.この問題を既存の線形ソルバで解き,得られた解を分析することによって,最適なピース配信スケジューリングについて検討した.

Downloads

    Text Reference

    江草 陽太, しっぺ返し戦略に基づくP2Pストリーミングにおける準最適スケジューリングの分析, Ph.D. Dissertation, 大阪大学, 学士学位論文, March 2014.

    BibTex Reference

    @phdthesis{egusa14bthesis,
        author = "江草, 陽太",
        type = "{学士学位論文}",
        title = "{しっぺ返し戦略に基づくP2Pストリーミングにおける準最適スケジューリングの分析}",
        year = "2014",
        month = "March",
        school = "大阪大学"
    }