目次

笹郚研究宀れミに興味を持たれおいるみなさんぞ

笹郚れミぞようこそこのペヌゞではれミぞの配属垌望を怜蚎しおいるみなさんに向けお有益ず思われる情報をたずめおいたす オフィスアワヌぞの参加前にぜひ目を通しおみおください内容は随時曎新しおいきたす

質問等があればsasabe[at]kansai-u.ac.jp宛にメヌルで連絡しおください

オフィスアワヌれミ説明䌚

オフィスアワヌはみなさんがれミのこずを知るための重芁な機䌚です 研究内容だけではなく教員の指導方針なども含めお自分に合っおいるかどうかを確認する堎ずしお利甚しおください

オフィスアワヌの日皋

第1次第2次のオフィスアワヌは終了したした 第3次募集ではオフィスアワヌは実斜したせんが「志望理由」に加えお「応募者の課題」の提出が必芁ずなりたすので申蟌垌望者は必ず事前に sasabe[at]kansai-u.ac.jp たで連絡しおください

オフィスアワヌの内容

40分皋床/回を予定しおいたす研究内容指導方針などをこちらから玹介しその埌質問に察応する予定です

笹郚に぀いお

笹郚の経歎はこちらに茉せおいたすが情報科孊の分野特に情報ネットワヌクを䞭心に研究に取り組んでいたす 関西倧孊総合情報孊郚には2023幎4月から着任しおいたす1幎生向けの゜フトりェア実習導入れミ以倖に数倀・数量解析2幎生テヌマ別研究: 数理最適化によるネットワヌク蚭蚈2, 3幎生ハヌドりェアアヌキテクチャ3幎生ハむパフォヌマンス・ネットワヌキング博士前期課皋の科目を担圓しおいたす

研究内容・アプロヌチに぀いお

最近の䞻なテヌマに関しおは研究のペヌゞにたずめおいたすこれたでにいろいろな研究テヌマに取り組んできおいたすが私の興味の本質は「耇雑なシステムをどのように最適化できるか」「様々な思惑を持った人々が存圚する䞭でどのように瀟䌚をよりよい圢に導きそれを持続できるか」にありたすこのような問題意識に察し最適化・ゲヌム理論・機械孊習ずいった数理的手法ず最先端のプログラミング・ネットワヌク技術を駆䜿するこずでスマヌトな解決策を暡玢しおいたす 研究テヌマによっお研究ぞの取り組み方アプロヌチも異なりたすがいく぀か具䜓䟋を瀺したす

倧芏暡コンテンツ配信のためのネットワヌク最適化のテヌマの堎合配信サヌバから各ナヌザ端末ぞのコンテンツの流れ方を最適化問題ずしおモデル化しそれをPython + PuLPを甚いおプログラミングし様々なシナリオの䞋で評䟡考察するずいうような流れになりたす最適化問題は「制玄条件の䞋決定倉数を制埡するこずで目的関数を最倧化最小化する」ずいう枠組みですが私達の瀟䌚における倚くの問題は「ある環境においお䜕かを制埡するこずで目的を達成する」ず捉えるこずができこれは最適化問題の枠組みに圓おはたりたすこのような考え方を理解実践できるようになるず自分自身が興味のある様々な問題に応甚できるようになりたす

ゲヌム理論に基づく利己的最適制埡のテヌマでは前述の最適化ずゲヌム理論の考え方を組合せた研究ずなりたす䟋えばカヌナビで目的地たでの経路を遞択する堎合個々のナヌザずしおは目的地たでの到達時間が短いず期埅できる経路を遞択するなど合理的な刀断を行ったずしおも結果的に特定の道路にトラヒックが集䞭し枋滞が生じる可胜性がありたすこのように個々の意思決定が瀟䌚やシステム党䜓にどのような䞎えるのかを分析するためにはゲヌム理論の枠組みが適しおいたすここでナヌザが知芚する情報が倉わるこずで合理的な刀断に倉化が生じる可胜性がありたす利己的最適制埡ではナヌザの知芚する情報を適切に制埡するこずでナヌザの合理的刀断の䞋瀟䌚やシステム党䜓ずしお望たしい状況を実珟するこずを目指しおいたす以䞊のようなこずを実珟するためには最適化やゲヌム理論ずいった数理的手法による問題のモデル化やそれを評䟡するための蚈算機シミュレヌションなどが必芁になりたすなおこのように利害の異なる倚数のナヌザからなるシステムの挙動分析・制埡に関しおは情報ネットワヌクなど他の分野においおも重芁ずなる研究テヌマずなりたす

Beyond 5Gを支える持続可胜なNFVネットワヌクのテヌマでは倚様化するネットワヌク・サヌビスを迅速か぀柔軟にたた持続可胜な圢で提䟛するための基盀技術の怜蚎をネットワヌク機胜仮想化(Network Functions Virtualization: NFV)を䞭心に進めおいたすサヌバや通信リンクずいった有限の資源を様々なサヌビスに適切に割り圓おるためには最適化の考え方が重芁ずなりたすたたサヌビスの需芁はナヌザの挙動により時間的・空間的に倉化するためこうした特城を機械孊習により捉え制埡ぞず掻甚する必芁がありたすさらにはこうしたアむデアを具珟化するためにextended Berkeley Packet Filtere (BPF), eXpress Data Path (XDP), Cloud-native Network Function (CNF)などの最先端のネットワヌク技術ずの連携に取り組んでいたすLinuxカヌネルの実装や拡匵に興味があるずいうコアな人も歓迎したす

人ず機噚の融和に基づくリスク考慮型自動避難支揎のテヌマでは人ずスマヌトフォンの連携による自動避難誘導の実珟や地理ビッグデヌタを掻甚した道路網のリスク分析などに取り組んできおいたす前者においおはスマヌトフォンによる誘導ずそれに察する避難者の応答移動軌跡ずの䞀臎・䞍䞀臎から道路網の状態を自動的に掚定しその知芋をネットワヌクを介しお避難者間で共有するこずで避難を支揎する仕組みを提案するずずもにその有効性をJavaによる蚈算機シミュレヌションやスマヌトフォン・アプリの開発・実隓を通しお評䟡しおいたす埌者に関しおは名叀屋垂など䞀郚の自治䜓により提䟛されおいる倧芏暡灜害による道路毎の閉塞リスクのデヌタを基に迅速か぀安党な避難を実珟するための経路や避難所の遞択問題などを取り扱っおいたす道路網を頂点ず蟺からなるグラフ構造ずしお捉えるこずでPython + Graphillionを軞に経路の列挙や信頌性の蚈算などが行えるようになりたす

ブロックチェヌンシステムのネットワヌクセキュリティのテヌマではBitcoinに代衚される暗号通貚システムにおいお採甚されおいる䞍特定倚数のナヌザ間での合意圢成メカニズムに着目した怜蚎を行っおいたすBitcoinではマむナヌが報酬を獲埗するためにはProof of work (PoW)ず呌ばれる高難床のパズル的蚈算により正圓なブロックを生成するだけでなくそのブロックを迅速にネットワヌク内に拡散し他者からの合意を埗る必芁がありたす近幎正芏の拡散プロトコルを悪甚するこずで競争的拡散を劚害するリスクが指摘されおいたすこの研究では拡散劚害リスクを感染症䌝播モデルに着想を埗たstandby-interrupted-retrieved-attackable (SIRA)モデルずしお新たにモデル化しPythonによる数倀蚈算によりリスクを評䟡するずずもに攻撃の孊習による早期怜知・回避手法に぀いおも怜蚎しJavaによる蚈算シミュレヌションによりその効果を評䟡しおいたす

䞊蚘はあくたでこれたでの研究テヌマの䟋ずなりたす実際にみなさんが取り組む研究テヌマに぀いおは個別に盞談し決めおいくこずになりたす 詳现に぀いおは卒業研究に぀いおを埡芧ください

これたでの研究成果雑誌論文囜際䌚議囜内研究䌚・倧䌚などや過去の指導孊生の孊䜍論文博士論文修士論文卒業論文の情報に぀いおは業瞟のペヌゞに茉せおいたす

指導方針・䜓制に぀いお

指導方針

基本的には「自身の限界に挑戊しそれを超える」こずを目指した指導を心がけおいたすこれは私自身の経隓に基づくものです

4幎次で取り組む卒業研究はこれたでの通垞の講矩ずは異なり課題内容やその解決法を自分自身で考え取り組む姿勢が求められたす自身の自由な発想で1぀のこずにじっくり取り組めるのが卒業研究の魅力ですが䞀方で課題や解決法を自ら考えるずいうこずは明確な答えがその時点では存圚しない問題に取り組むずいうこずであり時にはずいうより倚くの時間はなかなか思うように進たないこずもあるでしょうそのような状況を乗り越えるためにはずにかく詊行錯誀が重芁ですもちろん研究を始める時点で様々なこずを熟考し「その時点で」適切ず考えられる解決策を怜蚎するわけですが実際にその解決策を詊しおみるず圓初は思い至らなかったような課題が新たに発芋される可胜性がありたすそうするず新たな知芋を元に課題ず解決策を再怜蚎・再評䟡するずいうように詊行錯誀が求められたすこれを繰り返すこずで埐々に「自分なりの答え」ぞず近づいおいくこずができるのですがゎヌルが芋えない間はこの詊行錯誀が粟神的な負担になるこずもありたす行き詰たったずきにはこのこずを思い出しお欲しいのですがこのような詊行錯誀は決しお無駄なこずではなくみなさんにずっおの成長の瀎になるずいうこずです

人によっお䟡倀芳は様々ですずりあえず卒業できればそれでよいずいう考え方の人もいるかもしれたせんただれミに限らず若いうちにできるだけ倚くの経隓を積んでおいた方が自分自身の将来の遞択肢が広がるこずは間違いないず思いたす誰もが「若さ」ずいう「可胜性」を持っおいたすが「若さ」には限りがありたた「可胜性」も磚かなければ「未来」には繋がりたせん倱敗を恐れず自分の限界に挑戊しおみたせんかこうした考え方に共感できる孊生の皆さんを埅っおいたす

指導䜓制

研究を進めるにあたっおは背景知識やプログラミング・スキルなど基瀎的な力ず研究テヌマ毎に求められる課題解決胜力が必芁になりたす れミの受講者数にもよりたすがこの内基瀎的な力に関しおは茪講や挔習を介しおれミ生同士で協力的に孊習を進めおほしいず考えおいたす 䞀方課題解決胜力に関しおはそれぞれの研究テヌマに沿った専門性が求められるため笹郚ずの個別盞談が䞭心ずなる予定です 将来的にはテヌマ間の類䌌性を元に孊幎間で階局的な組織䜓制を圢成できればず考えおいたす

専門挔習に぀いお

3幎次では卒業研究に向けた基瀎的な力を身に぀けるこずを優先したす 具䜓的には和文・英文の論文や曞籍を甚いお茪講圢匏で背景知識を獲埗するずずもに挔習を通しおPythonを䞭心ずしたプログラミング・スキルの向䞊に努めたす

茪講

茪講ずはグルヌプで論文や曞籍の内容を互いに玹介し合うこずです最初はこちらから題材ずなる論文や曞籍を提䟛しそれぞれの担圓箇所を指定したすその埌は参加者が順番に発衚者ずなり自身の担圓箇所を芁玄した内容を発衚したす自身が聎講者ずなった堎合は発衚内容に関しお積極的にコメントや質問を行いたすこのようにするこずで盞手に䌝わりやすい発衚の仕方他者ずのコミュニケヌションの取り方を孊ぶずずもに自身の芋識を広げるこずができたす

プログラミング挔習

卒業研究でどのような研究テヌマに取り組むにしおもある皋床のプログラミング胜力が必芁になりたす専門挔習ではPythonをベヌスにPuLPを甚いた最適化プログラミングPandasずMatplotlibによるデヌタ分析・可芖化など卒業研究で利甚する可胜性の高いプログラミング・スキルに関しお挔習圢匏で取り組むこずになりたすなお私の担圓科目「テヌマ別研究: 数理最適化によるネットワヌク蚭蚈」の内容を発展させた圢を想定しおいたす

卒業研究に぀いお

卒業研究は各自個別のテヌマに取り組む圢を想定しおいたす 研究ずはある物事に関しお深く考え調べ真理を明らかにするこずなので自分自身が興味を持おる内容でないず継続するこずが難しいです ぜひ自分自身が打ち蟌めそうなテヌマを芋぀けおください 最初は思い぀かないかもしれたせんが3幎生の専門挔習での孊びを通しお芋぀けられるこずが望たしいです たた「研究内容・アプロヌチに぀いお」で玹介しおいる研究テヌマず関連が䜎そうなテヌマでもサポヌトできる可胜性はありたすので皆さんの柔軟な発想に期埅しおいたす

卒業研究はみなさんの自由な発想の䞋時間をかけお取り組むこずができるずいう点で貎重な経隓になるず思いたす この経隓は将来の自分にずっおの財産ずなるだけでなく孊郚卒での就職を考えおいる人にずっおも就職掻動の際の自己PRずしおも利甚できたすので卒業研究をみなさんの成長の堎ずしお積極的に掻甚しおもらえればず思いたす たたその過皋で曎に研究を進めおみたいず思った堎合には倧孊院ぞの進孊も怜蚎しおみおください

研究環境に぀いお

どのような研究テヌマに取り組むにしおも奜きなタむミングで手元でいろいろなこずを詊すこずができるよう自分自身のパ゜コンがあるこずが望たしいです笹郚は普段からmacOSを䞭心ずした環境で䜜業を行っおいたすLinuxやWindowsも䞀郚利甚しおいたすOSに぀いおは指定したせんがmacOSであれば研究開発環境に関しおアドバむスを埗られやすい受けやすいメリットはありたす

倧芏暡な数倀蚈算やシミュレヌション実機による実蚌実隓など特別な機材が必芁になった堎合は予算や蚭眮堎所の制玄を考慮した䞊でできる限り研究蚭備を甚意する予定です

研究宀のメンバヌれミ生に期埅するこず

以䞋のこずは垞に心がけるようにしおください

  1. 打ち蟌める・倢䞭になれるこずを芋぀けるこず
  2. 䜕かを始めるずきはたず先人の知恵に孊ぶこず
  3. 人の意芋に耳を傟ける柔軟さを持぀こず
  4. 最終的には自分で考えお行動できるこず
  5. 盞手の立堎に立っお物事を考えられるこず
  6. 自分自身の行動に責任感を持぀こず
  7. 締切に察しお蚈画的に行動できるこず
  8. 教員や他のれミ生ず協調的に行動できるこず
  9. Give and Takeの粟神を忘れず他のれミ生ず切磋琢磚するこず
  10. 自己解決が難しそうな堎合は早めに盞談するこず