基準分布の標準偏差に基づく正規化ワッサースタイン距離を用いたデータドリフト検出手法

木下 颯斗

卒業研究, 2026

Abstract

近年,機械学習に基づくイベントの自動検出が普及しているが,入力されるデータの統計的性質が時間や環境など様々な要因により変化するデータドリフトの存在が,検出性能に影響を与える.ドリフト検出には,実現と解釈の容易さから Population Stability Index (PSI) に基づく検出手法がよく用いられるが,データの区分分け(ビニング)を前提とする点に原理的な課題がある.本研究では,ビニングを用いずに分布間の幾何学的な差異を捉えられる,ワッサースタイン距離 (Wasserstein Distance: WD)に着目し,基準データの標準偏差で除算することでそのスケール依存性を解決した正規化ワッサースタイン距離 (Normalized WD: NWD) を用いた,NWD型検出手法を提案する.多様なドリフトパターンに対するシミュレーション評価により,NWD型検出手法は従来のPSI型検出手法と比較して,ドリフト強度が弱い場合においても高いF値を実現できることを示した.

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    木下 颯斗, 基準分布の標準偏差に基づく正規化ワッサースタイン距離を用いたデータドリフト検出手法, 卒業研究, 関西大学, March 2026.

    BibTex Reference

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        author = "木下, 颯斗",
        type = "{卒業研究}",
        title = "{基準分布の標準偏差に基づく正規化ワッサースタイン距離を用いたデータドリフト検出手法}",
        year = "2026",
        month = "March",
        school = "関西大学"
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