近年,ChatGPT,Claude,Geminiなどの大規模言語モデル(Large Language Model: LLM)が急速に普及し,文章作成や検索の代替として利用される場面が増えている.しかし,LLMの応答が常に正しいとは限らず,特に,誤った内容をもっともらしく回答する現象(ハルシネーション)が安全性や信頼性の観点で問題視されている.そこで本研究では,近年の商用LLMを対象に,日本語環境における誤情報への耐性と,誤答の傾向をJTruthfulQAを用いて検証した.その結果,Claude Sonnet 4 と Gemini 2.5 Pro は高い正答率を示し,検索ありの人間を上回る性能を達成した一方,GPT-4o はやや劣る結果となった.ジャンル別で見ると,モデルによらず明確に誤った主張を否定する力は高いが,事実を正確に扱う能力にはモデル間で差が確認された.
牧村 顕太朗, JTruthfulQA を用いた商用大規模言語モデルの信頼性評価---GPT-4o, Claude Sonnet 4, Gemini Pro 2.5---, 卒業研究, 関西大学, March 2026.
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