無線メッシュネットワークにおけるゲートウェイ負荷を均一化するための経路制御手法

時任 宏 笹部 昌弘 長谷川 剛 中野 博隆

In 電子情報通信学会技術研究報告(アドホックネットワーク研究会), 2008

Abstract

無線メッシュネットワークでは,複数の無線基地局(メッシュノード) を無線リンクにより相互接続することで,広範囲な無線アクセス環境を低コストかつ容易に構築できる.無線メッシュネットワークをインターネットアクセスのためのインフラとして用いる場合,有線ネットワークとの接続拠点であるゲートウェイノードにトラヒック負荷が集中するため,複数のゲートウェイノードを設置しトラヒック負荷を分散させる必要がある.このとき,各メッシュノードはゲートウェイノードの負荷や処理能力,有線ネットワークへのアクセス回線速度等を考慮して,トラヒックを転送するゲートウェイノードを選択しなければならない.本稿では,複数のゲートウェイノードを持つ無線メッシュネットワークにおいて,ゲートウェイノードにかかるトラヒック負荷を均一化する経路制御手法を提案する.シミュレーション評価の結果,従来の最短経路制御手法と同等の計算量でゲートウェイノードにかかるトラヒック負荷を均一化するとともに,経路長の増大を15%以内に抑えられることを示した.

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    時任 宏, 笹部 昌弘, 長谷川 剛, 中野 博隆, 無線メッシュネットワークにおけるゲートウェイ負荷を均一化するための経路制御手法, 電子情報通信学会技術研究報告(アドホックネットワーク研究会), 108(151), pp.73-78, July 2008.

    BibTex Reference

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