近年,防災・防犯,環境や生態系の調査などの場面においてモバイルセンサネットワークの利用が期待されている.このとき,モバイルセンサ同士が自律分散的に協調動作することで,領域内を迅速かつ効率的に被覆できることが望ましい.そのために,まず各モバイルセンサは,移動コストとセンシング結果により決まる最適停止規則に基づき,適切な期間領域内を探索する.各モバイルセンサは発見したセルの重要度情報を他のモバイルセンサと共有し,ポテンシャルゲームに基づき,領域内を効率的に被覆する.シミュレーション評価により,提案手法により迅速かつ効率的な被覆を実現できることを示す.
渡部 和馬, 笹部 昌弘, 滝根 哲哉, モバイルセンサネットワークにおける迅速かつ効率的な被覆のための分散協調制御, 電子情報通信学会技術研究報告(コミュニケーションクオリティ研究会), 115(408), pp.79-84, January 2016.
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