福建省

 華安土楼 2010-2-28
厦門から自動車で3時間、高速道路を経て一般道、福建省の茶畑を通って華安 大地土楼群。
周辺も全て茶畑。黄色の旗が立っている茶畑は低農薬、品質管理をしている畑。日本での烏龍茶もこのあたりが故郷なのかとも。

福建土楼は客家(はっか)土楼である。「客家」とはよそ者のことで、唐・元時代に北方民に追われ、南下してきた漢民族の住居。居住環境に相応しくない山間部で平穏に過ごすためには、一族が衣食住を共にして団結を強め、また高い壁を築いて一族を守るために「土楼」は誕生した。使用言語も「客家語」。


 東陽楼  築工 1817年(嘉慶22年)



方形土楼 正面幅45.8m 奥行26m 敷地1190平米


中庭(共用広場)は意外に小さい


2階建て 部屋数36


正面奥には祖廊

ここは一族ではなく、他人同士。


 南陽楼  築工 1817年(嘉慶22年)


二重環形土楼 直径51m 敷地3100平米


正面


外壁高 16m


3階建て+前廊


前廊(台所) 後廊(1F 倉庫 2F~ 居間・寝室)


部屋数96


中庭(大内院)側に通路


通路の仕切り扉


外壁側にも細い通路。


東陽楼・南陽楼→二宜楼