プロフィール

山根繁教授
神戸市外国語大学大学院修了後,帝塚山短期大学助教授,甲南女子大学教授,米国インディアナ大学言語学部客員研究員を経て,2002年4月より関西大学教授。

山根繁/Shigeru Yamane

  • 関西大学 外国語学部 名誉教授
  • 取得学位 - 博士(外国語教育学)/ 文学修士
  • 専門分野 - 英語音声学,英語教育学

主な研究テーマは音声理論に基づいた外国語教育研究です。私の専門分野の一つは英語音声学ですので,発音力向上のためには,どの様に発音練習すれば良いかということが研究テーマであり,同時に授業のテーマにもなっています。英語を聞き取るときに,どの様な点に注意して聞くようにすれば,より効果的にリスニングが出来るかについても研究しています。自然なスピードで話される英語では,前後の音環境によって音が全く別の音に変化したり,音と音がつながったり,場合によっては音が脱落するという現象が起こります。このような英語音声の仕組みを知っているとリスニングや発音に役立ちます。

日本人の英語発音の明瞭性(Intelligibility)にも興味があります。これは簡単に言えば,どの様な英語発音が,ネイティブのみならず世界に英語話者に理解されやすいのか,あるいは通じにくいのかという研究です。英語の発音は通じればよいという人もいますが,実際には通じにくい発音というものがあります。例えば子音の発音や単語のアクセントの位置を間違えると,うまく理解してもらえないことがあります。

さらに最近は,様々な英語の音声を音響音声学的な観点から計量的に分析して,その成果を発音教育に応用しています。例えば,コンピュータの音声分析ソフトを使用すれば,学習者が発音した音声を即座に,しかも正確に視覚情報としてモニター上に提示できます。画面上に学習者の発音と,ネイティブのモデル発音を並べて強弱のリズムの取り方,イントネーションの特徴など視覚的に比較(視覚フィードバック)できるのです。

趣味は写真撮影で,国際学会に出かける度にその国の世界遺産を訪れ写真を撮っています。

所属学会

1978年7月~
外国語教育メディア学会(LET) 会員
1993年4月~2010年3月
外国語教育メディア学会(LET) 運営委員
2004年5月~2010年3月
外国語教育メディア学会(LET) 理事
2008年5月~2010年3月
外国語教育メディア学会(LET) 関西支部副支部長
1978年10月~
大学英語教育学会会員
1994年4月~
日本音声学会会員
1994年4月~
国際応用心理言語学会( ISAPL : International Society of Applied Psycholinguistics )会員
1978年4月~
ことばの科学会会員

                               
ロンドン大学(SOAS)の前庭:学生がくつろいでいました SOASの図書館:中央が吹き抜けで開架式になっています
SOAS学食内のパブ:なぜが「一番搾り」がありました 入居中のフラット:部屋third floorですが4階です
子供に人気の大道芸人:テムズ川沿いにて ウインブルドン:チケットのない人は巨大スクリーンで観戦します
INTERSPEECHの学会(8/25):リヨン(フランス)にて ベルクール広場(8/26):リヨン
BAALの学会,opening(9/5):エジンバラにて BAAL(9/5):3人で共同研究の発表をしました
エジンバラの街(9/6) エジンバラのパブ(9/6):学会の後はパブに直行です
オックスフォード・ストリート(11/30):いつも賑やかです リージェント・ストリート(11/30):イルミネーションで通りはピカピカ
ウインター・ワンダーランド(12/3):ハイドパークのクリスマスマート ウインター・ワンダーランド(12/3):ハイドパークに仮設の遊園地が出現