☆講義の記録☆ 

このページは、講義などの教育業績について紹介しています。
授業評価や受講者アンケートを行ったものは、その結果を公表しています。

 1.2020年度 関西大学ビジネスコンプライアンススクール

私がコーディネーターを務めている「関西大学ビジネスコンプライアンススクール(関大BCS)」の2020年度講義が盛況のうちに終了しました。本スクールは「企業価値を創造するCSR・コンプライアンス経営」をテーマとした社会人対象の講座です。2020年10月6日の開講記念シンポジウム、及び10月21日~1月26日の全7回の講義で構成され、リーガル・リスクマネジメント研究機構(LRMI)、日本組織内弁護士協会(JILA)に共催、経営倫理実践研究センター(BERC)、日本経営倫理士協会(ACBEE)に後援をして頂きました。
当初は関西大学梅田キャンパスで開講する予定でしたが、コロナ問題のため、シンポジウムと全ての講義を、ZOOMによるオンライン参加、又はYoutubeによるLIVE視聴で行いました。
開講記念シンポジウムには約120人、全7回の講義は毎回30人前後の方にご参加頂きました。4ヶ月にわたる講義にご参加頂いたみなさま、講師の先生方、そしてご尽力頂いた関西大学梅田キャンパス職員のみなさま、特に松田さん、心から御礼を申し上げます。

(1)開講記念シンポジウム
2020年10月6日、弁護士の山口利昭氏(山口利昭法律事務所)が「Withコロナの社会に対応できるESG経営」をテーマに基調講演を行い、私が司会を務め、受講者のみなさまから募集した質問を中心に山口先生との質疑応答を行いました。約120名の方にご参加頂きました。

(2)関大BCS
2020年10月21日~2021年1月26日の間、隔週で全7回開講しました。公益通報、ハラスメント、製品事故、クライシス広報、企業防災、戦略的CSRを学び、最後にクライシス・シミュレーション・トレーニングを行いました。各回約25~30名の方にご参加頂き、また最終回のトレーニングは35名の方にご参加頂きました。

(3)詳細について
✓ 関西大学の公式ホームページに掲載された「関大BCS」は、こちら
✓ 「関大BCS」の講義内容はこちら


 2.高等教育機関において私が担当している講義

現在、大学等の高等教育機関で専任および兼任で担当している講義は以下のとおりです。

(1)関西大学 社会安全学部
✓「安全と法制度」(2010年~現在):1年生対象、毎年250~300名程度(ほぼ全学生)が受講
✓「企業倫理」(2010~13年)
  →「コンプライアンス論」(2014年に名称変更~現在):2~4年生対象、毎年100名程度が受講
✓「企業の社会的責任論」(2010~13年)
  →「安全・安心の企業法」(2014年に名称変更~現在):2~4年生対象、毎年100名程度が受講
  → 2019年より、金子啓子先生に非常勤講師としてご担当頂いています。
✓「寄附講座(企業の社会的責任と消費者教育)」(2013年~現在):200~250名程度が受講
✓オムニバス講義「社会安全学総論1」(2010年~現在): 1年生対象、約270名(全学生)が受講
✓入門演習(1年生30名)、専門演習・卒業研究(髙野ゼミ3・4年、各15名):(2010年~現在)

(2) 関西大学 大学院社会安全研究科(博士前期・後期)
✓博士前期講義「安全と法システム特論」(2010年~現在):10名程度が受講
✓博士前期オムニバス講義「社会安全学特別講義2」(2010年~現在):博士前期全員が受講
✓博士後期「安全と法システム研究」(2010年~現在):博士後期1名が受講
✓博士前期ゼミ「専攻演習(安全と法システム研究)」(2010年~現在):髙野ゼミ1名在籍
✓博士後期ゼミ「専攻演習(安全と法システム研究)」(2012年~現在):髙野ゼミ2名在籍

(3) 名古屋商科大学大学院(MBA)
名古屋商科大学大学院マネジメント研究科(MBA)の客員教授は、2021年3月で終了しました。
✓「内部統制とリスクマネジメント(Internal Control System and Risk management)」(2007年~2020年):修士課程、50~70名が受講
✓「企業法(Business Law)」(2008年~2018年):修士課程、30名程度が受講

(4) 経営倫理実践研究センター(Business Ethics Researce Center : BERC)
✓「コンプライアンス担当者の為の法令研究」(2010年~現在):会員企業50~70社程度が受講
✓「関西部会」(2011年~現在):会員企業20社程度が受講


 3.講義の評価

(1)関西大学 社会安全学部での講義

関西大学では、私の授業は大教室でもケースを使った参加型講義を行っています。私が担当している主要科目は、「安全と法制度」(2016年度、218名受講)、「コンプライアンス論」(2016年度、144名受講)などですが、2016年度授業評価アンケートの結果はそれぞれ 4.53、4.30 (5点満点、全学平均は4.05)と高い評価結果でした(※1)。
私は、大教室での大人数の講義においても、ケース・メソッドによる参加型講義を行っています。例えば2016年度、「安全と法制度」では15回の講義で177回の発言がありました。
大教室の講義は学生の「私語」が問題になることがありますが、ミューズホール(大ホール)で行っている「安全と法制度」は、マイクを使わず学生が「地声」で発言し、全体ディスカッションを行っています。本学部の学生諸君のレベルの高さを感じるとともに、素晴らしい環境で授業が行えることに感謝しています。
(※1)授業評価アンケートの19の質問項目のうち点数が付される17項目の平均値、5点満点。

※「安全と法制度」の授業風景

高野一彦の授業風景


高野一彦の授業風景



(2)名古屋商科大学大学院(MBA)での講義

名古屋商科大学大学院(NUCB)のMBA(経営学修士)で客員教授として、「Internal Control and Risk Management」、「Business Law」、「Internal Control and Crysis Management」の3講座(2014年度から2講座)で教鞭をとっており、ケース・メソッドによる講義の後、クライシス・シミュレーション・トレーニングを行い、クライシス発生時のあるべき経営判断を探究しています。2009年以降、NUCBで私が担当した21講義の受講者による授業評価は平均「4.8」(5点満点)を上回ります。例えば2016年度の「Internal Control and Risk Management」は4.69(5点満点)、「Business Law」は4.89(同左)でした。
その結果、2013年度、2014年度、2015年度、及び2016年度と4年連続で「授業評価で極めて高い評価を得て他の模範となった教員」に贈られる『ティーチング・アワード』を受賞しました。客員の私を表彰して頂いたことに感謝を申し上げるとともに、今年も社会人大学院生とのレベルの高い議論を楽しみにしています。
『ティーチング・アワード』の賞状
Weekend MBA 合同講義の様子

高野一彦の授業風景



(3)経営倫理実践研究センター 「コンプライアンス担当者の為の法令部会」での講義

経営倫理実践研究センター(BERC)では、2010年から「コンプライアンス担当者の為の法令研究会」の主査を務めています。毎回50名を超える企業の方がエントリーする同センターの人気研究会になっており、同センター講義室にて、月1回程度の研究会を行っています。
同センターによる、2015年度「BERCの活動に関するアンケート」において、「コンプライアンス担当者の為の法令研究会」の会員評価は4.45(5点満点)と高い評価を頂き、「次年度取り上げたいテーマ(研究会)」として最も多い会員の投票(65票)を頂き14研究会中トップとなりました。

※クライシス・シミュレーション・トレーニングの様子

クラトレ2013の様子



(4)非常勤講師・外来講師

昭和女子大では2010~2011年の2年間、非常勤講師として「情報技術と倫理」、「メディアリテラシー概論」を担当しました。授業評価アンケートでは、「授業理解度」は「4.7」(全学平均4.0)、「説明の明快さ」は「4.7」(同4.1)と高い評価結果でした。受講してくれた皆さん、ありがとうございました。
東京工業大学大学院アドバンストMOT(技術経営)では、2011年度に外来講師として講義を担当しました。大変レベルが高い議論が行われ、受講生評価も高かったと聞いています。

(5)招聘講演

企業や省庁、様々な団体から招聘され、数多くの講演を行ってきました。詳細は、「社会的活動」 をご参照ください。以下、招聘講演の一例を紹介いたします。

☆2011年9月16日 日本データ通信協会の研究会での講義☆
同協会が主催する「情報通信マネジメントシステム研究会」で、「コンプライアンスと情報セキュリティー」をテーマに3時間半の講義を行いました。企業のコンプライアンス部門、情報セキュリティー部門、内部統制部門などに所属している58名の方にご参加頂き、ケースメソッドによる講義を行いました。
受講者アンケートでの講義の満足度は、4.83(5点満点で換算)でした。フリーアンサーでは、ほぼ全員が「ケースを使ったディスカッションが非常に良かった」「有意義だった」と回答していました。レベルの高い活発な議論ができ、すばらしい研究会でした。

高野一彦の授業風景




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