往ったり、来たり、立ったり、座ったり

 

 

 「往ったり、来たり、立ったり、座ったり」のページは、2002年からはじめたもので、気づいてみると、

 ずいぶん、ページが重くなってしまっていました。そこで、各年にわけて掲載することにしました。

 お手数ですが、下の案内から、ごらんになられる年をクリックしてください。

 

  2016年   
  2015年 

  数年来の宿題であった『倫理学の話』(ナカニシヤ出版)を刊行しました。倫理学概論の授業で話している内容を加筆修正のうえ、まとめたものです。表紙は、ベルリンのユダヤ博物館のMenasche Kadishmanのインスタレーション「落葉」で撮影したものを、この年五月に亡くなった芸術家の娘にあたるMaya Kadishmanさんの許諾を得て使わせていただきました。およそ1万枚の、鉄でできた顔面が床を覆っています。ふと振り返ると、たった1枚だけ、上からの光にあたって白く浮き上がってみえたのです。その素材は他の円板と変わらず、白くみえるのは光の効果にすぎません。だが、その視線に私は貫かれました。
 この写真を撮ることができ、しかも自著に使うことができたのは、まさに出会いという気持ちです。
  2014年

  共同研究でデュッセルドルフ大学のゲストハウスSchloß Meckeln(メケルン城)で3日間開かれた会議に参加しました。ライン川に近いHimmelgeist(この地名を直訳すれば「天の精神」)にある施設で、Prosper Ludwig von Arenberg公爵が1839年から1842年にかけて建てた建物だそうな。大学がこういう建物を所有していて、そこで会議が開かれるというところになんとも歴史を感じます。
 
 2013年

  指導している学生と遠足に行ったところ、お店で試食をしている学生の後ろに立っていたら、お店のひとに「お父さんもいかがですか」と声をかけられました。おやおや、「四人娘」の父親と思われたか……。その言い方でいえば「次女」にあたる学生が巣立ちました 。「長女」は博士後期課程に進んで研究中です。

 2012年

   指導している大学院生4名と一緒に嵐山に遠足。天龍寺のまえでの写真。大学院はめざす研究に合うところに進むべきですから、誘導することなくほとんどの入学希望者に 他の大学院を示唆していますが、これだけのひとが指導教員に選んでくれたのはありがたい話。当日は、天龍寺から龍安寺、さらに北野天満宮に行く予定でしたが、天龍寺の庭をまったりと観賞し、出ては湯葉ソフトクリームを堪能していたので、野々宮神社を回るのがせいぜい。その後、木屋町の女子会メニューのあるイタリア風小皿料理のお店で夕食。

  2011年

  2011年3月の卒業式。2010年度は学長補佐をしていたときの研究回復措置のために秋学期に授業をもたず、そのため卒業演習も担当しなかったのですが、3年生のときに倫理学演習を受講した学生と一緒に写真をとりました。その授業では、リチャード・ノーマンの『道徳の哲学者たち(第二版)』を読みました。

 

 2010年

   10月にベルリン自由大学ハンス・ヨナス・ツェントルムの所長ディートリッヒ・ベーラー教授の退任記念のシンポジウムにまいりました。右はベルリン自由大学の本部キャンパスに近いThielplatzの駅。なかなか風情があるでしょう。

 2009年

  1月に母を亡くしました。右は、母と小学生の私です。

 2008年

  3月まで、ドイツのケルン大学の客員研究員。

  右は、江戸時代の長崎を訪れ、西洋医学を伝えたシーボルトとのツーショット。オランダのライデンにあるシーボルトハウスの庭園で写しました。

 2007年

  4月から、在外研究のためにドイツのケルンに滞在。大きなくるみの木のあるケルン大学のゲストハウスを宿舎としています。右は、そのくるみの木をなわばりとしている、わがNachbar(隣人)のリス殿。 ブレッツェル(ドイツの固いパン)をたべています。

   新芽ふくくるみを傘に居を定む

 2006年

  9月に学長補佐の任期をおえ、ほっとしました。おそまきながら、この数年の研究にまとまりをつける作業にとりかかり、まあ、ひまにはならないものですね。

  右は、12月に集中講義(生命倫理講義)をおこなった東京大学。名代のいちょうが美しかった。

 2005年

  学長補佐の仕事の一環として担当していた高大連携事業のひとつ、学校インターンシップ事業が関西大学として初めて「文部科学省特色ある教育支援プログラム(特色GP)」に選定されました。いや、申請書類の作成、その後の仕事で東奔西走いたしました。

  右は、福岡でおこなわれた特色GPフォーラムで、学校インターンシップ事業の説明をしているところです。

 2004年

  学長補佐をつとめるかたわら、研究面では、ありがたいことに「ケア・正義・責任の相補的連関に関する倫理学的研究」が科学研究費(-06年)に採択されました。

  右は、研究の一環として訪れたベルリン自由大学のHans Jonas Zentrum(ハンス・ヨナス研究センター)です。

 2003年

  関西大学重点領域研究「現代の諸問題に対処しうる規範学の再構築」と、文学部内部のカリキュラム改革の仕事をしていたところへ、9月、突如、学長補佐を命じられました。以後3年間、提案した改革が必ずしもうけいれられず、塗炭の苦しみを味わい(?)ました。

  右は、そんなこととは関係ありませんが、私の好きなお寺のひとつ、広島市西区にある三滝寺で出会った、仏像をあおぎみるねこです。

 2002年

                     

 

 

 

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