DSプログラム

プログラムの紹介

ごあいさつ

 多くの実務家が認めるように、企業の内外で生まれる膨大なデータを、いかに適切に収集・管理し、ビジネスに活用するかという課題が企業の重要な関心ごとの一つです。そこで膨大なデータ、いわゆるビッグデータから新しい価値を創り出す上で欠かせない存在、それがデータサイエンティストです。本教育プログラムでは、企業内外に蓄積されている膨大なデータを活用して新しい価値を創り出すことができる人材、データサイエンティストを育成します。

矢田勝俊  本プログラムでは、ビッグデータのビジネス活用に向けた一連のスキル習得に焦点を当てており、こうしたビジネスに関連する様々なデータを科学的に解析することができる人材を育成するため、統計数理、計算機科学、意志決定科学といった領域の学際的かつ文理融合の教育体制を提供します。今後、ビッグデータの活用が企業に定着していく中、このプログラムから輩出する人材の幅広い領域での活躍を期待しています。


矢田勝俊 関西大学商学部教授

1997年、神戸商科大学大学院経営学研究科博士後期課程修了後、大阪産業大学経営学部を経て、関西大学商学部に着任、2006年、コロンビア大学ビジネススクール客員研究員、2007年、教授、2011年、商学部副学部長、現在に至る。文部科学省「産学連携による実践型人材育成事業」DSI(Data Mining and Service Science for Innovation)プログラム統括責任者、文部科学省「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」データマイニング応用研究センター所長を兼任。博士(経営学)。PAKDD、IEEE ICDMなどデータマイニングに関する国際会議、国際ワークショップのチェア、委員を多数兼務。人工知能学会学会賞など受賞多数。


データサイエンス

 多くの実務家が認めるように、企業の内外で生まれる膨大なデータを、いかに適切に収集、管理しビジネスにかつようするかという課題が企業の重要な関心ごとの一つである。そこで膨大なデータ、いわゆるビッグデータから新しい価値を創り出す上で欠かせない存在、それがデータサイエンティストである。

 データサイエンティストとは、高度な情報通信技術を用い、企業内外に蓄積されている膨大なデータを活用して新しい価値を創出することができる人材である。そのため、高度な統計分析をはじめとするデータ分析の知識やスキルはもちろんのこと、業務オペレーションや企画開発といったビジネスに関する全般的な知識も必要とされる。企業にとって、ビッグデータの活用がビジネスチャンスをもたらし、競争優位性を確立しつつある時代、山のようなデータから新しい価値を発掘するデータサイエンティストの役割は大きく、その需要はIT業界、医療業界、流通業界など多様な業界において存在する。


DSプログラムの目的

 このプログラムの目的は、高度な情報通信技術を用い、企業内外に蓄積されている膨大なデータを活用して新しい価値を創り出すことができる人材、データサイエンティストを育成することである。データサイエンティストは、業務知識を含むデータに関する深い知見を持ち、データハンドリングやデータ分析に関する情報処理スキルを体得し、仮説提示や企画立案をコミュニケーションを通じて行える人材である。

 本プログラムでは、ビッグデータのビジネス活用に向けた一連のスキル習得に焦点を当てており、こうしたビジネスに関連する様々なデータを科学的に解析することができる人材を育成するため、統計数理、計算機科学、意志決定科学といった領域の学際的かつ文理融合の教育体制を提供する。

 今後、ビッグデータの活用が企業に定着していく中、このプログラムから輩出する人材の幅広い領域での活躍が期待できる。