私は浙江工商大学卒業後、DSIプログラムを通じて関西大学に入学し、矢田ゼミの院生になりました。当初は「実データの利用を通して、ビジネスの最前線を経験し、実践的スキルを身につける」ことができると思って矢田研究室を選びましたが、この分野について何も知らず、努力しようという思いと覚悟しか持っていませんでした。今思い返すと、確かに大変な２年間でした。データを解析するためのプログラミング能力をはじめ、解析能力、統計数理などの理系的要素と消費者の行動パターンや消費行動を理解する基礎知識も全部ゼロから勉強し始めて、人の倍以上の努力が必要でした。しかし、それでやってきたからこそ、どんなことにも負けない今の自分があるのだと思います。

現在は化粧品原料メーカーの国際戦略室に所属し、海外営業としてアジア地域を中心とした営業活動に携わっています。また新しい分野ですが、矢田ゼミで鍛えた論理的思考と、入念に準備する意識をそのまま生かして、どんどん成し遂げていけると思います。入社１ヶ月で中国語の製品パンフレットの製作を任されて、2ヶ月目には台湾出張に行くことができ、上司にも驚かれるほど、堂々と大勢のお客様の前で製品を紹介しました。

これからも、山あり谷ありの中、矢田ゼミで磨いた自分を信じて、目の前の課題に集中して、一歩一歩乗り越えていきたいと思います。